この半世紀、熱帯林の17%が失われた。
途上国支援に1620億円 首相表明、合意目指す 生物多様性
産経新聞 10月27日(水)21時44分配信
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名古屋国際会議場で始まったCOP10の開会式(中央は議長の松本龍環境相)=18日午前10時34分、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場(沢野貴信撮影)(写真:産経新聞)
名古屋市で開催中の生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)は27日、閣僚級会合が開かれた。菅直人首相は、発展途上国の自然保護を支援する基金「いのちの共生イニシアチブ」として3年間で総額20億ドル(約1620億円)を拠出することを明らかにした。欧州連合(EU)も100万ユーロ(約1億1300万円)の拠出を表明。先進国側が途上国の歩み寄りを引き出そうと働きかけているが、29日までに合意できるかどうか時間との戦いになっている。
[フォト]生物多様性条約会議 メディアを閉め出した中で何が起こっているのか
会議では生態系保全のために具体的数字を盛り込みたい先進国と途上国が対立。遺伝資源を利用した製品の利益配分をめぐる国際ルール(名古屋議定書)作りの議論は主要論点を残したままだ。このため各国の環境大臣が声明を発表する公式会合とは別に、閣僚の非公式会議が午後から開かれた。
停滞している議論を打開するため先進国側は次々と支援を明らかにした。世界銀行などが拠出する資金メカニズム「GEF」は新規に4千万ドル(約33億円)を、英国も1億ポンド(130億円)の拠出を表明。ただ、日本のイニシアチブは松本龍環境相が表明した10億円の基金や政府開発援助(ODA)などを含んでいるほか、EUやGEFは一部、議定書や世界目標がまとまることが前提になっている。
これに対して、アフリカ・ルワンダのカマンジ環境相は「支援は歓迎するが条件をつけるのは納得がいかない」と指摘。コンゴ民主共和国のヘンリ環境相は「生物多様性保全にはお金がかかる。先進国は資金援助の約束を果たしてほしい」と主張した。遺伝資源の利益配分をめぐって、アフリカ諸国は新規の資金メカニズムを作るように求める姿勢を崩しておらず、どこまで途上国の歩み寄りを引き出せるか見通しは不透明だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101027-00000638-san-soci
絶滅危惧種約1000種増=10年版レッドリスト
時事通信10月27日(水)21時56分配信
国際自然保護連合(IUCN)は27日、絶滅の恐れがある世界の動植物の現状を示した2010年版「レッドリスト」を、名古屋市で開催中の生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の会場で公表した。絶滅危惧(きぐ)種は09年版より約1000種、増加している。
10年版によると、調査対象となった動植物5万5926種のうち、約3分の1に当たる1万8351種が絶滅の危機にあるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101027-00000160-jij-pol
アマゾンで新種、10年で1200種以上発見
読売新聞 10月26日(火)23時8分配信
世界自然保護基金(WWF)は26日「南米アマゾンで過去10年間に1200種以上の新種が発見された」とする報告書をまとめ、名古屋市で開催中の生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)で発表した。
3日に1種の新種が発見された計算で、WWFは「アマゾンは生物多様性の宝庫だ」として保全を訴える。
報告書によると、1999~2009年の10年間に科学者によって確認された新種は1220種。同時期に他地域で見つかった新種の総数よりも多い。内訳は、植物637種と、脊椎(せきつい)動物583種(魚類257種、両生類216種、爬虫(はちゅう)類55種、鳥類16種、哺乳(ほにゅう)類39種)で、熱帯雨林の低地に生息するマーモセットの仲間や赤、青のまだら模様が特徴のカエルなどが含まれる。
WWFによると、アマゾンには、世界の野生生物種の10%が生息。この半世紀、熱帯林の17%が失われた。
最終更新:10月26日(火)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101026-00001159-yom-soci
アマゾンの植物には、癌の治療薬になりそうな
物質を含むものなどがいっぱいあると
聞いたことがある。
世界の遺産にして、世界中の国が少しずつ
お金を出してアマゾンを守れればいいけど、、、。
アフリカ・ルワンダには、何があるんだろう!?