育児放棄した親をすぐに見つける取り組みが必要
ママ~、ママ~、はやく
かえってきて、、、。
おなかがへったよお。
のどがかわいたよお。
れいぞうこがからっぽだよお。
あ~ん、あ~ん。
ママ~、、、。
ママ、、、。
はやく、かえってきて、、、。
おみず、ちょうだい、、、。
、、、、。
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室内だけでなく玄関ドアにも細工 殺人容疑で母再逮捕へ 2幼児遺棄
配信元:
2010/08/04 07:53更新
大阪市西区のワンルームマンションで幼い姉弟2人が母親に閉じこめられ、遺体で見つかった虐待事件で、大阪府警に死体遺棄容疑で逮捕された下村早苗容疑者(23)が、2人が脱出できないよう居室の室内ドアだけでなく、玄関ドアにも細工した疑いがあることが3日、捜査関係者への取材で分かった。姉弟が二重に閉じこめられた状況などから、府警は、下村容疑者に未必の殺意があったと判断、自力で生きていけない小さな子供を置き去りにした不作為による殺人容疑での再逮捕に向け、詰めの捜査を急ぐ。
捜査関係者によると、玄関ドアの内側に粘着テープの切れ端が付着しており、下村容疑者がドアガードとレバーに粘着テープを巻き付けるなど、子供たちがドアを開けて外へ出られないような細工をした疑いがあるという。
供述によると、下村容疑者は6月下旬ごろ、居室から玄関へ通じる室内ドアにも外側から粘着テープを張り、長女、桜子ちゃん(3)と長男、楓ちゃん(1)を居室部分に閉じこめ、置き去りにして外出したことが判明。約1カ月後の7月29日に部屋へ戻り、2人の死亡を確認したにもかかわらず、放置して部屋を離れていた。
下村容疑者は「ご飯をあげたり、お風呂に入れたりするのが嫌になり、子供なんかいなければよかったのにと思うようになった」と供述。「すべてから逃げ出したくなり、子供2人を残して部屋を出た。ご飯や水を与えなければ、小さな子供だけでは死んでしまうのは分かっていた」と述べていた。
下村容疑者は昨年5月、元夫と離婚し、名古屋の託児所付き飲食店に勤務した後、今年1月ごろから大阪・ミナミの風俗店で働き、現場のマンションで子供2人と暮らしていた。
捜査1課によると、下村容疑者は「(現場の)部屋に住み始めた1月ごろから子供なんていなければよかったと思うようになった」と容疑を認めている。
捜査1課は、下村容疑者が子育ての悩みから育児放棄(ネグレクト)し、2人を部屋に置き去りにするなどの虐待を加えたとみて捜査。動機や2人が死亡した経緯をさらに調べるとともに、遺体を司法解剖して詳しい死因を調べる。
逮捕容疑は6月下旬ごろ、マンションの部屋で、長女、桜子(さくらこ)ちゃん(3)と長男、楓(かえで)ちゃん(1)が死亡しているのに気付いていながら、遺体を放置し遺棄した疑い。
捜査1課によると、閉めきった部屋の中で、裸で発見された2人は寄り添うように倒れていたといい、冷蔵庫の中も空だった。下村容疑者は6月下旬ごろに部屋を出た後、友人宅を転々とするなどして生活していた。出勤したのは7月24日が最後だった。
東海学院大の長谷川博一教授(臨床心理学)の話 今回のケースでは児童相談所が強制立ち入りをしていれば救えた命だったかもしれない。児童虐待防止法では個人が特定できないと立ち入りはできないが、虐待が強く疑われ、住所も分かっていれば、立ち入りできる特例を認めるべきだ。立ち入りをしても虐待の立証ができなかった場合を考え、躊躇(ちゅうちょ)してしまう現状がある。立証できない場合に児童相談所が責任を問われることのないよう法改正し、積極的に立ち入りできるようにするべきだろう。
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大阪市西区で幼児2人が遺体で見つかった事件。ごみが散乱する室内に全裸で横たわり、一部白骨化するなど長期間放置されていた。死体遺棄容疑で逮捕された母親の下村早苗容疑者は同僚にネグレクト(育児放棄)を認め、「ほったらかしているから、死んでいるかも」と言い残したという。大阪市も5回にわたって家庭訪問したが、異常を発見できなかった。
「子育てをどうしたらいいか分からない。死にたい」。関係者によると、下村容疑者は勤務先の風俗店従業員に育児の悩みを相談し、約1週間前から欠勤していた。遺体発見の直前に、この従業員が電話を入れると「ごみだらけやから(部屋は)見に行かんといて」と告げ、子供が死んでいることをほのめかした。
現場の部屋は「ごみ屋敷同然」といい、ベランダには大量のごみが積み上げられていた。ひどい異臭で、窓も開けられない状態だったという。
また、悲鳴に近い子供の泣き声が、昼夜を問わず廊下に響いていた。2軒隣に住む女性(27)は「尋常じゃなく眠れないくらいだったが、6月ごろからやんでいた。もしかしたら虐待かな、と管理会社に連絡した」と打ち明け、「本当にショックです。どうにかしてあげたかった」と話した。
育児放棄した親をすぐに見つけて
日本政府が保護するようにしないと、
これからも、同じようなことが
起こると思います。
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冷蔵庫内に姉弟の手の跡 涼しさと食べ物求め… 2幼児遺棄
8月4日8時37分配信 産経新聞
大阪市西区のワンルームマンションで幼い姉弟2人が母親に居室に閉じ込められ、遺体で見つかった虐待事件で、空っぽの冷蔵庫の扉に子供たちが触ったような跡が残っていたことが3日、捜査関係者への取材で分かった。冷蔵庫が単身者向けの小さなタイプだったことも判明。大阪府警は、姉弟が食べ物を探したり、部屋の冷房が効かないため涼しさを求めたりしたのではないかとみている。
府警は同日、死体遺棄容疑で逮捕した姉弟の母親、下村早苗容疑者(23)の部屋から、段ボール十数箱分のごみなどを押収し、現場検証を終えた。押収物はコンビニ弁当やカップめんの容器、スナック菓子、パンなどの包装類や生ごみ、おむつなどだった。
捜査関係者によると、冷蔵庫は、姉弟の遺体が見つかった居室部分にあり、冷蔵室と冷凍室が分かれた高さ約1メートルの単身者向け。中身は空っぽで、開いた扉に子供が手で触ったような跡が残っていたという。
2人は死亡前の数日間は何も食べておらず、遺体発見時、エアコンは停止していた。空腹から食べ物や水を探したり、冷気を求めたりして、冷蔵庫の扉を触ったとみられる。
ほかの生活用品はベッドとテレビ。簡易キッチンには包丁やまな板、鍋などの調理器具や食器類が一切なかった。下村容疑者は炊事をせず、仕事前や仕事帰りに立ち寄ったコンビニで買った菓子を子供に食べさせたと供述しているという。
一方、児童相談所の職員が4、5月に家庭訪問した際、連絡を求めて集合ポストに残した手紙が簡易キッチンで見つかった。水道も4月中旬以降ほとんど使われておらず、浴室にせっけんやシャンプーもなかったことから、育児放棄は4月ごろから深刻化したとみられる
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100804-00000521-san-soci http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/423913/
幼児2遺体を部屋に放置、母親「死んでいるかも」
30日午前1時20分ごろ、大阪市西区南堀江のワンルームマンションで「3階の部屋から異臭がする」と、部屋に住む女性の同僚の男性(30)から110番通報があった。駆けつけた警察官が、部屋で女児と男児の2遺体を発見。大阪府警捜査1課と西署は死体遺棄の疑いで、母親で住所不定、風俗店従業員、下村早苗(しもむら・さなえ)容疑者(23)を逮捕した。