ただ、撮影隊は町長や地元の漁業組合に撮影依頼をしたとは聞いている。しかし断られた
「『ザ・コーヴ』第2弾を作りたい」
2010年7月11日(日)14:00
大橋希
7月3日に日本公開が始まった米ドキュメンタリー映画『ザ・コーヴ』(ルイ・シホヨス監督)。和歌山県太地町のイルカ漁を批判する内容が「反日プロパガンダ」だとして上映中止を求める活動が起こり、一時は公開が危ぶまれた。
出演者の1人で「映画の顔」にもなっているリック・オバリー(70)は60年代、アメリカの人気テレビ番組『わんぱくフリッパー』でイルカの調教師兼俳優を務め、その後イルカ保護の活動に転じた人物。来日したオバリーに話を聞いた。
――映画に出演することになったいきさつは?
私と一緒に動いて、カメラを回してもいいかと監督が電話をかけてきた。2005年のことだ。最近知ったのだが、彼は電話を切った後、映画の製作方法を学ぶ3日間の講座を取ったらしい。映画監督を目指す若い人たちが非常に心強く思うエピソードなんじゃないかな。誰でも映画を撮れる、ってね。
この映画はアカデミー賞も受賞したし、世界中で最も多くの賞を取ったドキュメンタリー映画という世界記録も打ち立てた。受賞に際しては、エンターテインメント作品としての価値が評価された。だからこそ、日本人にも見る権利があると思う。
――映画の製作が決まってから、初めて太地町を訪れたのか。
いいや。その数年前から、私は太地町に何度も足を運んでいた。通常の活動の一環だ。
――イルカの「虐殺」を止めるために定期的に訪れていたのか。
そう。記録を取るためにだ。私が撮影した映像フィルムを誰にでも無料で提供し、啓蒙活動のようなことをしていた。入り江で起こっていることを初めて目にした時、これをどうやって止めればいいかという話を日本の仲間とした。彼らは「ガイアツ」をうまく利用するべきではないかと言い、私もそれは一つのアイデアだと思った。入り江で起きていることを暴露すれば、世界の人々が動いてくれるかもしれない、と。
同時に、イルカ肉を購入し、それを分析検査にかけることも始めた。そのすべてでかなり高い数値の水銀汚染がみられ、中には公的基準値の2000倍くらいのものもあった。
山下(順一郎)さん、漁野(尚登)さんという2人の太地町議会議員にその話をしたが、最初は納得してもらえなかった。でも彼ら自身で肉を買って検査に出し、私の指摘が正しいことを確認してくれた。そして彼らは町の学校給食でイルカ肉を使うことをやめるよう働きかけた。でも、一般の人々に対してはイルカ肉を売り続けている。それはちょっとおかしいのではないかと私は思い、この問題を動物愛護だけでなく「人権問題」としてとらえるようになった。話題作
「『ザ・コーヴ』第2弾を作りたい」
"The Cove Revisited"
――地元の人々の撮影妨害を受けて、最終的にイルカ漁の様子を「盗み撮り」しているが、撮影許可をめぐり太地町側ときちんと交渉はしたのか。
まず言っておきたいが、私はあくまで出演者の1人であり、製作側の人間ではない。映画の企画にはまったく関わっていないし、隠し撮りをするという決定とも無関係だ。ただ、撮影隊は町長や地元の漁業組合に撮影依頼をしたとは聞いている。しかし断られたということだ。
太地町には約3500人の住民がいるが、二十数人の漁師と食肉処理場で働いている人以外、大多数の住民はイルカ漁とまったく関係がない。町自体も非常に平和な場所で、夜も家のカギをかけない、車のカギは入れっぱなしで、自転車のカギもかけない。一握りの人たちがやっていることで町全体が非難されたり、日本人全員が悪人であるかのように勘違いされてしまうのは非常に残念。日本人は平和的で礼儀正しい人々だ。
確かに世界の人々は、「彼ら(they)はあんなにひどいことをしている」と言う。その「they」という言葉の使い方を、私はすごく不満に思っている。
――でも、そうした誤解を招いた責任がこの作品にはあるのでは。
それはその通りだ。ただ、この映画は1人の西洋人、1人の映画監督の視点で作られている。そうした文脈の中で見る必要がある。
私は『ザ・コーヴ、再訪』という映画を作ってもらいたくて、日本人のプロデューサー、監督、脚本家をずっと探している。日本人の視点から見た『ザ・コーヴ』第2弾で、そこでは太地町長や町議の話を取り上げる。『ザ・コーヴ』の監督はもう次の映画製作に移っているが、私はこれからも太地の問題に取り組んでいく。
――イルカ漁に反対する理由は? その知能の高さか?
陸と人間、海とイルカは同じような関係だと思う。彼らは魚ではない。恒温動物だし、酸素を吸う。人間の脳より大きな脳を持っていて、人間のように自己認識ができる。人間は鏡に写った自分を自分と理解するが、イルカにもそのぐらいの知能がある。
太地に行き、あのひどく残虐な漁を目の当たりにすると、イルカを殺す漁師以上にイルカの売買を行う人々や調教師に怒りを感じる。もしかしたら漁師たちは、自分たちがやっていることを理解していないのかもしれない。「鯨」という漢字に魚偏がついていることで、「大きな魚だ」という意識があるのだろう。
調教師たちはもっとイルカのことをわかっている。彼らはイルカに名前をつけ、毎日、目と目を合わせてコミュニケーションを取っている。調教師は暴力的なイルカ捕獲作業にも関わっていて、ある意味で漁師よりもっとたちが悪いと思う。
http://news.goo.ne.jp/article/newsweek/entertainment/newsweek-2010070929563.html
『ザ・コーヴ』アメリカでは絶賛する声が98パーセント!イギリスでは批判!「映画を観たほうがちゃんと攻撃できるのに!」
映画『ザ・コーヴ』より
映画評論家の町山智浩氏が23日、映画『ザ・コーヴ』上映中の渋谷、シアター・イメージフォーラムで行われたトークショーに出席。「『ザ・コーヴ』はなぜアカデミー賞を受賞できたのか?」をテーマに、本作に対するアメリカでの評価や日本での抗議活動について語った。本作は第82回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞している。
アメリカ在住の映画評論家として幅広く活躍する町山氏は、「受賞した理由は分からないけど(笑)、アメリカでは絶賛する声が98パーセント。ただ、ほかの候補作がどれも地味だった、というのが一番の理由かもしれない」と分析。一方、イギリスのガーディアン紙が「政治的に偏りすぎている」と本作を批判しているなど、ヨーロッパでは賛否が分かれている状況を紹介した。さらに、「アメリカではヒットしていないから、製作費は回収できていないはず。儲け度外視のボランティア映画として、ここまで注目されれば大成功なのではないか」と語った。
度重なる抗議活動や街宣予告によって、一時は日本公開が中止になりそうだった映画『ザ・コーヴ』。こうした事態については、「イルカ漁の歴史や、イルカが持つ知能の定義など、ツッコミどころもたくさんあるから、映画を観ずに抗議するのは間違っている。映画を観たほうが『ここがおかしい』って、ちゃんと攻撃できるのに!」と提言。ちなみにトークショー前には、クジラ料理専門店で食事をしてきたといい、「今日食べた刺身がすごくおいしかった。子どものころ、給食で食べたクジラはまずかったのに……」と町山節で客席を笑いに包んでいた。
シアター・イメージフォーラムの従業員に話を聞くと、映画『ザ・コーヴ』の客層はほぼ男女半々で、ほかの上映作品に比べて若い観客が多いそう。上映から3週間経つ現在でも、土日はかなり混雑しているとのことだった。
映画『ザ・コーヴ』はシアター・イメージフォーラムほかにて公開中
http://movie.goo.ne.jp/contents/news/NFCN0025757/index.html
彼の言い方を使えば、
牛もブタも魚ではないから
食べてはいけないだろう。恒温動物だし、酸素を吸う。
人間の脳ぐらいの大きな脳を持っていて、
人間のように自己認識ができる。
イルカが好きだから
食べてはいけないと言っているのだとしか
思えない。それに、太子町では、イルカを給食に出して
いないのに、イルカの肉を給食に使っていると
ナレーターに入れていたらしい。
自分は出演者であって、映画を撮ったのは他人だと言って
上手に言い訳をしている。
ガイアツに弱い日本人を映画というガイアツで変えようとしている。
TVドラマ「わんぱくフリッパー」で、調教師として働いていた時に
何匹もイルカをストレスで死なせてしまった罪悪感で
動いている人。西洋人は、昔はクジラをアブラを採るために絶滅させた。
今は、アブラはいらないから、
日本人もクジラを保護しないといけないと言う。
イルカは、かわいいから
日本人もイルカを食べる伝統漁はするなと言う。
そして、日本にガイアツをかけて、従わせる。
あくまでも、日本人は野蛮人で、伝統の漁や食材は
すべて間違っているからやめろと言う。
「かわいいから」「かしこいから」という理由なら
牛だって可愛いですし、頭もいいですよ。
オーストラリアの場合、カンガルーは増えすぎると困るので
時々、大量に集めて殺している。
カンガルーを車で引き殺したら、お腹に赤ちゃんがいる場合、
赤ちゃんの首をひねって殺すように殺し方の
マニュアルが作成されている。
日本だって、シカが増えすぎて困っている。
イギリスでは、狩りの対象だけど。
日本の奈良市では、市民がかわいがっている保護動物だ。
ミンククジラも増えすぎで、シロナガスクジラのエサが
なくなって、そのせいでシロナガスクジラの数が減って
きているのだが、クジラはとにかく
どのクジラも殺してはいけないらしい。
「歌を歌ってかわいいから」「かしこいから」
とにかく、世界は西洋人を中心に回っているので、
日本人は、自分の漁の文化や食文化は
彼らの気に入らないことは、全部捨てなければならないらしい。
チュウゴク人も、猫は食べるな。
「かわいいから」「あたまがいいから」
「日本のお姉さんが猫が好きだから。」
犬も食べるな。
チュウゴク人は人間の胎児も食べるな。
「共食いだから」「大人の都合で殺された人間の死体だから」
「文化人は、人間を食べないから」
「人間のいのちは、動物と違って神さまが創られたものだから」
世界共通の「これはダメ」「これはヨシ」というような
法律なんか、無いのだから他国の文化には、文句を
言わないでほしいな。
日本のシカだって、増えすぎて農作物をあらしたり、山の貴重な
高山植物を食い荒らして全滅させているので、
そろそろ、シカを食べる文化をもっと全面に出してもよいと思う。
でも、和歌山の太子町は、あちこちの国に映画が配信されて
やりずらくなっただろうな。
たぶん、
イルカ漁はガイアツに負けて止めることになるのだと思う。
日本は、ガイアツに弱いから~。
日本政府は、「日本の文化に口を出すな。」とバシッと外国に対して言えないのか。
民主党は、韓国に気を使って、防衛白書の発表を遅らせた。