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役に立つ記事だった。

フェースブックがあなたの人生をぶち壊す
ニューズウィーク日本版7月22日(木) 18時 2分配信 / 海外 - 海外総合
借金取りに追われ、就職できず、鬱になりやすい?──ユーザー5億人を突破した世界最大のSNSに潜む10の落とし穴

ケート・デイリー

 7月21日、フェースブックの登録者数が5億人を突破した。この節目は重要だが、無意味でもある。世界最大のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の巨大さを世界に思い起こさせるニュースではあるが、そもそもそんなことを思い出す必要はないのだから。

 フェースブックが多くのアメリカ人の日常生活の一部になっているのは間違いないが、日常生活にどんな影響を及ぼしているかはまだ未知数。もちろん、健康を増進したり、人付き合いから写真の共有まで生活のあらゆる側面を便利にしてくれることはわかっている。

 だが、その一方でユーザーの個人情報がフェースブックの提携企業に流出しているという疑惑をはじめ、さまざまな負の側面もある。フェースブックが私たちの生活にもたらしかねない10の弊害を挙げた。

1)生みの親が見つかる

 いいニュースの場合もあるが、そうでないこともある。プリンス・サガラは元夫が10年以上前に連れ去った子供たちをフェースブックで見つけた。サガラは子供たちに連絡を取り、親権を手に入れたが、父親に育てられた子供たちは彼女との関わりを拒んでいる。

 15歳になった息子をフェースブックで発見した女が、我が子を性的に虐待し、懲役9~30年の判決を受けたというひどい話もある。
 
2)債権者に監視される

 債権者はフェースブックを使って借り主の動向をウォッチしつつ、担保に取れそうな資産がないか目を光らせている。彼らはまずフェースブックを読み込んで、あなたにカネを貸して大丈夫か判断する。返済が滞ると、あなたの書き込みをモニタリングし、資産がないかチェックできる。

3)保険会社に支払いを拒まれる

 鬱病を患い、労災補償を受けていた女性が、フェースブックに笑顔の写真を投稿したために保険金の支払いを中断された。写真から判断して、職場に復帰できる状態だというのが保険会社の言い分。今では多くの弁護士が、フェースブックに情報を公開しすぎないようアドバイスしている。

4)離婚の際に不利になる

 離婚弁護士にとってフェースブックは非常に便利なツールだ。クライアントの配偶者のページをチェックして、不倫や嘘の証拠を見つける(離婚申し立ての5件に1件で、フェースブックが証拠として提出されているという報告もある)。子供と一緒に過ごす代わりに、フェースブック上のバーチャル農場ゲーム「ファームビル」で遊んでいたことを元夫に知られてしまい、親権を失った女性もいるという。

5)鬱になりやすい

 ストニーブルック大学(ニューヨーク州)の研究者らがティーンネイジャーの少女を調べたところ、一日の大半を友人との人生相談に費やしている少女のほうが鬱になりやすい傾向があることがわかった。他人のゴシップや自分の悩みについて考えすぎると、気分が落ち込むのだろう。SNSのユーザーは友人と常につながっており、不健康なおしゃべりに没頭しやすいと、研究者は示唆している。

6)就職できない

 イギリスのある調査では、アンケートに回答した企業経営者の半数が、就職希望者の未熟な面をフェースブック上で発見した場合、採用を見合わせると回答した(酒におぼれたエピソードや不法行為の写真、文法の間違いなど)。

7)家族に秘密がばれる

 口の軽い友人があなたの秘密をコメント欄に書き込んでしまうかもしれない。また、マサチューセッツ工科大学の学生が開発したアルゴリズムを使うと、同性愛者の友人の数を分析することで、どのフェースブックユーザーが同性愛者かを見分けられるという。

8)ストーカーや虐待者に自分の状況が伝わりやすい

 正直に言おう。フェースブックがなかったとしても、あなたに暴力を振るうパートナーは別の理由を見つけて怒りを爆発させるだろう。だがフェースブックがあるために、関係を断ち切った後も監視されやすくなったのは確かだ。

 例えば、夫から逃げ出した女性が、フェースブックのステータスを「パートナーなし」に切り替えたために殺害されるという事件があった。プロフィールを見た夫が妻の自宅に押し入って刺殺したのだ。

9)名誉毀損で訴えられる

 フェースブックの書き込みをめぐる名誉毀損訴訟は数多い。アメリカよりも名誉毀損が認められやすいイギリスでは、中傷に満ちた偽のプロフィールをでっち上げた元クラスメートから、2万2000ポンドの慰謝料を勝ち取ったビジネスマンがいた。

 米ミシガン州のレッカーサービス企業は、同社が駐車違反をしていない車をレッカー移動させていたという偽の書き込みをした学生を訴えた。今のところ、実際に名誉毀損が認定されるケースは少ないようだが、気になる話ではある。

10)子供が誘拐される

 イギリスでティーンエイジャーの少女が、フェースブック上で同世代のふりをしていた性犯罪者の男に殺害される事件が発生。フェースブックのイギリス版は「パニックボタン」の機能を追加し、ネット上のいじめなどの迷惑行為を当局に直接通報できるようにした。だが、イギリス以外の国のフェースブックでは、そうした機能はまだ用意されていない。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article ?


宮崎駿、iPadをこきおろす
あのスタジオジブリが毎月発行している『熱風』という無料誌がある。その7月号がiPadを特集しているのだが、宮崎駿監督がiPadをこきおろしたインタビュー記事が、ネットで結構な反響を呼んでいる。都内の書店でも発行元のスタジオジブリでも雑誌は在庫切れ状態。なぜか日本の主要メディアは黙殺しているが(理由はだいたい想像がつく)、海外でも驚きが広がり始めている。
 なにせ、言葉が強烈だ。

宮崎 

あなたが手にしている、そのゲーム機のようなものと、妙な手つきでさすっている仕草は気色わるいだけで、ぼくには何の関心も感動もありません。嫌悪感ならあります。その内に電車の中でその妙な手つきで自慰行為のようにさすっている人間が増えるんでしょうね。電車の中がマンガを読む人間だらけだった時も、ケイタイだらけになった時も、ウンザリして来ました。 

宮崎 

あのね、誰にでも手に入るものは、たいしたものじゃないという事なんですよ。本当に大切なものは、iナントカじゃ手に入らないんです。 

 一刻も早くiナントカを手に入れて、全能感を手に入れたがっている人は、おそらく沢山いるでしょう。あのね、六〇年代にラジカセ(でっかいものです)にとびついて、何処へ行くにも誇らしげにぶらさげている人達がいました。今は年金受給者になっているでしょうが、そのひとたちとあなたは同じです。新製品にとびついて、手に入れると得意になるただの消費者にすぎません。
 あなたは消費者になってはいけない。生産する者になりなさい。 
 
 宮崎監督は「本当に大切なものは、iナントカじゃ手に入らない」のに、今や全世界が「iナントカ」に浮かれる現状に苛立っている。インタビューはおそらくはクリエーターである聞き手と宮崎監督というクリエーター同士の対話の形をとっているが、「生産する者になりなさい」という呼びかけ(というか叫び)は「消費者」にも向けられている。
「道具には、鉛筆と紙と、わずかな絵具があれば充分です」という言葉が示すとおり、宮崎監督が言いたいのは、あくまで道具は道具に過ぎないということ。「iナントカ」は一見全能のように見えるが、とどのつまりは「上前だけをはねる道具」に過ぎない――。日々心身を削って「本当に大切なもの」を作り続けるクリエーターの立場からすれば、「iナントカ」に消費者の関心とエネルギーが吸い寄せられるのはよほど腹が立つのだろう。
 怒りまくる宮崎監督をよそに、「上前だけをはねる道具」のiPad、そしてインターネットは淘汰もされず、むしろその勢力を拡大している。本質的に人間にとって有害あるいは不必要なものなら、いずれかの時点で淘汰されてもよさそうなものだが、そうはなっていない。
 情報のフラット化というメリットは、創造力の減少というデメリットをおぎなって余りある――少なくとも世界は今、そう判断しているらしい。ただ未来永劫このままでいいのか。われわれの眼に見えない「危機」が世界の宮崎には見えている......のかもしれない。
――編集部・長岡義博
http://www.newsweekjapan.jp/newsroom/2010/07/ipad.php


20代、30代、40代で“やめる”べきこと
日経ウーマンオンライン(日経ウーマン)7月15日(木) <20代>若さに甘えず力を磨いて。仕事で未熟な分、マナーを大切に

「20代前半までは『女性だから』『若いから』という言い訳をしても、会社によっては許される雰囲気がある。でもそれは仕事で一人前だと認められていないから。20代後半からは甘えを捨てて実力を磨き、会社に必要な人材になっていくことが大切」と、ジャーナリストの福沢恵子さんは指摘する。「20代のうちは大きな仕事を任されることが少ないけれど、諦めずに努力を続ければ30代で実力を発揮できるはず」(福沢さん)

 ウイズ・リミテッド日本支社代表の西出博子さんは、「ギャル言葉や汚い文字、ノースリーブやストッキングをはかない服装はマナー違反。仕事で未熟な20代だからこそ、オフィスでは言葉遣いや服装のマナーをきちんと守って“武装”するべき」とアドバイスする。

読者の考える「やめるべきこと」

<仕事編>
ギャル言葉
きちんと話せない大人は恥ずかしいから(28歳・人材・営業事務)

汚い文字
就職したら、相手に伝わらない文字やお子様文字はやめたほうがいい(46歳・サービス・経理)

怖いもの知らずな態度
昔は偉い人にもすごい態度をとっていた。今振り返ると恐ろしい(32歳・保険・一般事務)

女性を武器にすること
若いから、女性だからといって通用するのは限りがある。
社会で認められる知識や技術を磨くべき(36歳・機械・一般事務)

甘えること
甘えが習慣になっては一生自分が損するだけ(24歳・商社・営業事務)

自分のためだけに仕事をすること
後輩や部下の手本となれる存在を目指すべき(28歳・銀行・営業)

自分探しを兼ねた職探し
何の仕事でもいいから腰を落ち着けて一生懸命働くべき。
稼いだお金を使えば自分の価値も分かると思う(30歳・医療・薬剤師)

異業種を転々とすること
30代で方向性を定めるためにも、異業種への転職を繰り返すのは
20代までにしたほうがいいと思う(30歳・休職中)

嫌なことから逃げたり、泣いて愚痴を言うこと
これを30代でやってたら恥ずかしいと思う(27歳・広告・営業)

躊躇すること
若いうちに挑戦し、挫折を経験したほうがいい(36歳・機械・貿易事務)

<プライベート編>
ムダな恋愛
20代はいろいろな経験をしてもいいけど、30歳までにはムダな恋愛は終わらせるべき(30歳・メーカー・販売)

体を冷やす服装
子どもを産むためにも、若いうちから体を冷やす服装は控えたほうがいいと思う(37歳・電機・一般事務)

30歳までに結婚しなきゃと思うこと
結婚は焦ってするものではないから(39歳・精密機器・一般事務)

電車内での化粧
みっともないし、周りで見ている人が不快になっていることに気付いてほしい(29歳・教育)

紫外線を浴びること
後になってシミが増える!(34歳・放送・企画)

腐れ縁の恋愛
この人でいいの? と疑問に思うなら結婚はやめたほうがいいと思う(31歳・サービス・経理)

夢見がちな考え
大人にならなきゃいけないと思う(24歳・食料品・秘書)

浪費
今のご時世、賢く使い、賢く貯める習慣を若いうちからつけたほうがいい(34歳・情報・SE)

暴飲暴食
若いうちは深酒しても翌日に引きずらないが、30代でそのツケが必ず出てくる(38歳・出版・ライター)


<30代>素直さ・謙虚さを忘れずに。人と比べるのは卒業しよう

「30代が仕事で求められるのは、先の展開を読んで積極的に動き、きちんと成果を出す力。受け身な姿勢は卒業しないと『20代で何を学んできたの』と言われかねません」(西出さん)。一方、経験を積み自信が出てくるためか、「プライドが高くなりすぎる人も目立ちます。自分が成長し続けるために、謙虚さは失わずにいたいですね」(西出さん)。福沢さんも「虚勢を張るのは20代まで。30代は等身大の自分で勝負できるようになって」とアドバイスする。

 また30代は、シングルで働き続けるか結婚・出産をするかなど、人によって異なるライフスタイルを選ぶ時期。「人と比べたり、他人が考える“幸せ”の価値観に流されないで、自分なりの生き方を見つけてほしい」(福沢さん)


読者の考える「やめるべきこと」

<仕事編>
虚勢を張ること
素の自分で勝負できるようになりたい(26歳・メーカー・人事)

あれもこれもと欲張ること
自分の得意なものを見極めて専門性を高めていきたい(31歳・出版・専門職)

職を転々とすること
派遣契約の打ち切りなど仕方がない場合もあるけれど、キャリアを伸ばすことにシフトしていきたい(28歳・求職中)

受け身な姿勢
若い人を引っ張ると同時に、40~50代から頼られる手助け役になるべき(29歳・小売・総務)

自分に合わない仕事や暮らし
体調を壊すだけ。イヤだと思いながらの生活は不毛(36歳・建設・専門職)

<プライベート編>
不倫
未来が見えない。30代だと結婚や出産の問題もあるから早めにやめるべき(32歳・医療・薬剤師)

実家暮らし
実家で暮らして親の文句を言うのは、30代だとちょっとかっこ悪い(30歳・医療・薬剤師)

ムダな間食、ドカ食い
やせにくくなりプチ不調が出てくる時期。食生活を改めて見つめ直したい(30歳・メーカー・販売)

夜更かし
肌荒れがなかなか治らなくなる(32歳・金融・一般事務)

不健康な生活
無理が利かなくなる。いい40代を過ごすための基盤をここで作りたい(31歳・サービス・経理)

他人への干渉
結婚したりシングルだったり、人生が分かれるとき。
そこに干渉してケチをつけるのはやめたほうがいい(37歳・電機・一般事務)


<40代>後輩との違いを受け入れて上手に仕事を割り振ろう

 責任ある仕事が増える40代だが、体力的な無理は禁物。「20~30代と同じ量をこなそうとせず、上手に割り振って人を育てましょう」(福沢さん)。後輩や部下の指導では、自分と同じやり方や経験を要求してしまいがちだが、「今は厳しくしすぎるとパワハラと言われるリスクも。異なる世代は違う考え方をするのだと柔軟に考えてみて」(西出さん)。職場で孤立しないよう、普段から良好なネットワークを築いておくことも大切。


読者の考える「やめるべきこと」

<仕事編>
役職や後輩育成から逃げること
ずっと下の立場でいいという人は、後輩から見るとロールモデルになりにくい(30歳・医療・薬剤師)

仕事を抱え込むこと
下の人間にも花を持たせ、きちんと見届けていてほしい(34歳・放送・企画)

20代と張り合うこと
40代なりの魅力を持っている人が素敵(31歳・サービス)

諦めること
責任ある仕事を任される時期。無理はいけないが、やらずに諦めないほうがいい(46歳・サービス・経理)

<プライベート編>
人と比べること
「自分」というスタイルやブランドが確立される年齢。他人と比べても美しくない(36歳・銀行・営業)

迷惑なわがまま
40代以上の女性が周囲を困らせるのは、見ていてみっともない(24歳・商社・営業事務)

片思い
理想ばかりを追うより、そばにいる人や自分を思ってくれる人を選ぶべきでは(34歳・福祉・経理)

運動不足
体力が低下してくる。日常的な運動で体力作りを心がけたい(39歳・情報・秘書)

この人たちに聞きました
福沢 恵子 さん
ジャーナリスト・日本女子大学客員教授
早稲田大学政治経済学部卒業後、新聞記者を経て90年にフリージャーナリストとして独立。07年より日本女子大学リカレント教育・再就職システム客員教授(キャリア開発論)。『ミリオネーゼの恋愛ルール』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など著書多数

西出 博子 さん
ウイズ・リミテッド日本支社代表
美道家。国会議員秘書などを経て、マナー講師として独立。企業の人材育成コンサルティング・研修などを行う。『お仕事のマナーとコツ』(学習研究社)など著書多数。ニンテンドーDSマナーソフトやNHKドラマ「白洲次郎」のマナー指導・監修も務める
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100715-00000002-woman-bus_all