映画の中に引き込まれそうな映画
渡辺謙、レオの国宝発言に「俺は寺に入るんかい!」『インセプション』舞台挨拶
2010年07月20日 配信
7月17日『インセプション』の先行上映が行われ、なんばパークスシネマ(大阪市中央区)では渡辺謙さんが登壇して舞台挨拶が行われた。
『インセプション』は、「ダークナイト」「バッドマン ビギンズ」のクリストファー・ノーランが脚本・監督。ある目的を達成するため、他人の夢の中に入り込み、夢を操作、思考をコントロールする話。渡辺謙さんは、日本企業のオーナー役で、撮影は東京、ロンドン、パリ、ロス、カルガリー、モロッコの世界6カ国で行われ、その内の5カ国のロケに参加、全編を通して出演している。
脳内のジェットコースターみたいな映画、ハリウッドに進出して10年目位、7作目になるけど、着物、刀、軍人でもない。現代人の役は今回が初めて。クリスとは「バッドバン ビギンズ」で初めて仕事、もう一度呼んでもらってうれしいです。また違った意味の窓が開いたかなって、思っています。
脚本・監督のクリストファー・ノーランは、ロンドン生まれ。幼い頃から父親の8ミリカメラで映画を作りはじめていたという。『ダークナイト』(2008年)は映像表現を高く評価され、興行面でも10億ドルを超えるなど成功を収めている。
デジタル化、CG化が盛んだけど、今回の映画は基本役者はブルースクリーンはほとんど使ってなくてアナログで撮っている。今は3D映画も流行っているけど、クリスが続けてきた人の心に入ってゆくっていう深い表現、映像がそういう力があるんだぞっていうことを証明できたのではないかって思ってます。
主演のレオナルド・ディカプリオが渡辺謙の演技に「日本の宝だ、国宝になるべき」と大絶賛した様子が伝えられた。
俺は寺に入るんかい!(笑)。でもこの作品に僕が関わったことを評価してくれたんだと思い、そういってもらえるのは嬉しい。若手にしては凄い根性ありますよ。撮影では、レオもいっぱいいっぱいになって来ると、変な歌を歌い出すんですよ(笑)、それが時々あって・・・。それくらいタフな撮影でしたね。現実にこんなことがあったら、怖くて生きてられない。絶対にしたくないですね。僕がこの映画を初めて観たときは、悪夢にうなされました。僕がクリスファー・ノーランにインセプションされたんです。今度は、みなさんの脳にクリスがインセプションしてくると思います。是非観て下さい!
『インセプション』は、7月23日(金)より、東京・丸の内ピカデリー、大阪・梅田ピカデリーほか全国公開される。
7月17日 なんばパークスシネマ(大阪市中央区)
取材/写真・文 羽渕比呂司(エルネット)
http://c.filesend.to/plans/cinema/news.php?dalist=20100720-1
しばらく映画の中に入り込んでいて
現実に戻った時は、いろいろ考えさせられた。
「本当に、現実に戻ったのかな。」って。
俳優も映画の影響を受けるみたいですね。
渡辺謙も変な夢を見たんだ!
レオも、変な歌を歌って
ストレスを発散していたんだ。いやはや、大変な役でしたもんね。
本当に、映画の中のコブの立場にいたら、普通の人間なら
とっくの昔に狂っていると思う。
現実と夢の区別がつかなくなった人は
危険なことになるから、
精神が弱い人は、ゲームの世界や仮想空間で
長時間は、遊ばない方がいいと思うのです。