記憶の浜辺 | 日本のお姉さん

記憶の浜辺

記憶の浜辺


白い砂浜に打ち寄せる波

風がないせいなのか

青い空に浮かぶ動かない雲

足元の白い砂はよく見れば

貝殻のかけらでできている

貝殻のひとつひとつは、思い出でできている

悲しい思い出も苦しみも

楽しかった思い出さえも、打ち寄せる波に

いつしか削られて細かな砂に変わっていく

記憶の浜辺はおだやかな明るい場所だ

わたしは、白い砂に囲まれて歩いている

足の裏にさらさらした細かな砂の感覚と

ときおり、ちくりとくるものを感じながら

ゆっくりと歩いている

立ち止まって貝殻を見つめることはしない

三つ四つポケットに入れた特別なもの以外は


静かにそして着実に砂のように消えていき


わたしの心の一部となる


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毎晩、暑くて寝苦しいので
よく夢を見るようになった
夢は脳が自分で自分を納得させるために
現実社会で起こった出来事に
何かのつじつまを合わせるために
見るのだという
夢を見ないように装置を頭に付けられた犬は
気が狂ってすぐに死んでしまったそう

実験用の犬の末路は哀れだ

休暇をもらって弟の家に行ったら
ちょっと嫌そうな顔をした

突然行ったからかしら
10万円あげたら喜ぶかしら
機嫌を直してくれるかしら

せっかく休暇をもらったのに
喜んで迎えてくれないなんて
残りの日々を
どうやって過ごせばいいんでしょう

とほうにくれていたら
目が覚めた
さびしい夢を見た

長い間、弟に会っていない
会いに行けば喜んでくれるという
自信があるから
人は、友を訪ねるのかしら

今は何も自信がない
孤独な人よりも、大家族で過ごしているはずの
お年寄りの方が自殺の率が
高いという
大勢の中の孤独は特に心に響くものなのか

いつも一人で歩いてきた
これからも、一人でかまわない
だけど、弟に嫌な顔をされた夢を見て
自分は何を恐れているのか
分かった気がした

突然、遊びに行っても
予告して行っても
喜んで迎えてくれる友達が
欲しいんでしょ
本当は

疑りながら生きるのはイヤ
今晩は、「ご飯を食べにおいで。」と
言ってくれる友の家に行く予定
そして、「親父食いするなあ!」と
怒られて、
バカなことを言い合って
笑って過ごして終いには
「眠たくなる前に、はよ、帰り!」と言われたい


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ルサンチマン


ルサンチマンという言葉をネットで調べた
フランス語で強者に対しての
弱い者の憤りや怨恨、憎悪、非難の感情をいうらしい


わたしの言葉は
ルサンチマンの発露なのか


吐息のように悪を吐く


ホントにクリスチャン?と友は呆れる


ゴメン、ホントに申し訳ない
神さま、ごめんなさい
でも、お祈りはきいてください
神さま、日本をお守りください
そして宮崎の酪農農家の方々を
悲しみから癒してあげてください

そして土に埋められたたくさんの牛の体が
速やかにきれいな土に帰っていくように


同じことが
もう
起きないように


オバカな政府が
賢くなるように


日本がいい国になるように
日本の政治家をお導きください

何よりも日本国民が
長い眠りから目覚めて
どこの国にも侮られない国にして
いきますように