台湾にいる川上犬の子孫と飼い主の行方を知っている方は長野県の川上犬保存会までヨロシク。 | 日本のお姉さん

台湾にいる川上犬の子孫と飼い主の行方を知っている方は長野県の川上犬保存会までヨロシク。

台湾で活躍した日本の犬を知っていますか

川上犬は、あくまで長野県の天然記念物。川上村を出てしまったら、天然記念物ではなくなってしまいます。

5月28日、3頭の子犬が生まれたということがニュースになっていた、長野県の川上村という山村を原産とする希少種の小型犬、「川上犬」。

その川上犬が、「台湾で活躍している」という情報を得た。
彼らが、いったいなぜ台湾に? どんな活躍をしているのか? 川上犬保存会に問い合わせたところ、まず返ってきたのはこんな答えだった。
「実際のところ、『現在、活躍している』とはいえないんです。台湾の犬の消息がはっきりつかめなくなっているので……」

経緯などについて聞いてみると、彼らが台湾に行ったきっかけは、今から15~16年前。

「台湾は水力発電なんですが、水力発電所の急流の川に人間が近づいて滑り、命を落とすということがかつてはけっこうありました。そこで、水路がある場所は、『ガレ場』といって、足を切ってしまいそうな鋭利な石や岩がゴロゴロしているところに、『水路番』としてシェパードなどの洋犬を置くようになったんです。ただし、彼らは足の裏がやわらかいため、ガレ場で足を怪我してしまうことが多く、そこで目をつけたのが、川上犬でした」

川上犬はもともとカモシカ猟に使われるためにニホンオオカミと交配された犬とされているだけに、足の裏の皮が丈夫で厚い。たまたま台湾の人と交流のあった長野県・大町市在住の人が、そこに目をつけ、台湾の水路番としてオスとメス2~3頭を連れて行ったのだそうだ。
彼らは交配し、10頭近くが現地で活躍していたそうだが、近親交配を防ぐために、「第二陣」として違う血統を連れて行ったのが、今から10年ほど前。
ところが、その後の状況を調査しようと思った矢先、突然の悲劇が襲ったのだという。

「1999年の9月23日から台湾に調査に行く予定だったのですが、その直前の9月21日に突然の台湾大地震(921大地震)に見舞われてしまい、それ以来、飼育していた方々と連絡がとれなくなってしまったというのが実情です。本当はその犬たちの消息を訪ねていきたいのですが……。外国ということでいろいろ難しい点があること、また、大町在住の方と台湾の飼育者の方との個人的なつながりだっただけに、どちらも連絡がとれなくなったことで、完全に消息が絶たれてしまいました……」

川上犬保存会では、こうした事情をかつてはHP上に記していたそうだが、昨年9月にHPを作り変えたことで、その情報も消失している。

消息が途絶えてしまった彼らが、無事今でも生き残っていることを願うばかりだ。
(田幸和歌子)http://www.excite.co.jp/News/bit/00091211985706.html


川上犬は、子供が産まれたら保護会に渡さないといけないらしい。

大事に保護されているんですね。

台湾の川上犬と飼育者は、地震のあと、どうなってしまったのでしょう。

生きていたらいいんだけど。
台湾のどのあたりなのか、書いていないのが中途半端な記事。

台湾の水力発電所のあたりに柴犬風なクリーム色の短毛の小型の犬がいたら、川上犬かもしれない。

足の裏の皮が丈夫で厚いというのが気に入りました。