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会消火器テロで29歳男逮捕 連続事件関与も追及
7月4日14時25分配信 産経新聞

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消火器を使った教会襲撃事件で、任意同行される池田康政容疑者=4日午前6時11分、大阪府豊能町 (安元雄太撮影)(写真:産経新聞)
 大阪、兵庫、京都、滋賀のキリスト教会や関連施設に消火器が相次いで投げ込まれ、窓ガラスが割れるなどした事件で、大阪府警捜査1課は4日、器物損壊の疑いで、大阪府豊能町、無職、池田康政容疑者(29)を逮捕した。

 逮捕容疑は今年4月27日早朝、大阪市旭区今市の教会の玄関に消火器を投げ込んだり、ドアを壊したとしている。

 捜査1課によると、池田容疑者は容疑を認めているという。

 この事件では、現場付近の商店街の防犯カメラに、消火器を投げつけた後、ミニバイクで逃走する黒っぽいダウンジャケット姿の犯人が写っていた。映像や声明文を分析した結果、体格などの特徴がよく似た池田容疑者が浮上した。

 捜査1課は、池田容疑者が大阪市旭区以外の事件にも関与した疑いがあるとみて捜査を進める。

 一方、1月以降、大阪、兵庫、奈良の複数の教会に犯行声明文が郵送されていた。昨年11月に襲われた大阪市西成区の教会には、A4判7枚のワープロ打ちの声明文が牧師あてに封書で届いた。

 「消火器を投げ込んでいる犯人です」と名乗り、動機について「親族や友人に不幸や災難が続き、神に止めてくれと頼んだが、止まらなかった。いくら頼んでも止めてくれそうになかったので、教会を攻撃すれば止まると思った」と説明。

 牧師に「多大な迷惑をおかけし本当に申し訳なく、深く反省している」と謝罪、「信者の皆さんに事件の理由が分かるよう、手紙を渡して不安を取り除いてほしい」と頼んでいた。ほかの教会に届いた声明文も同様の内容とみられる。

 一連の事件は平成20年夏ごろから、少なくとも72件発生。被害はプロテスタント系の施設に集中しており、教会のほか、関連の学校や保育園が狙われたケースもある。消火器は近くのマンションから盗まれたりしており、いずれも深夜から未明にかけて投げ込まれていた。被害は昨年暮れから一時、止まっていたが、4月以降、大阪や兵庫で再び被害が相次いだため、両府県警が共同で捜査していた。