参院選と外国人参政権問題
頂門の一針についていたコメント↓
6)参院選と外国人参政権問題
昨年8月の総選挙で民主党が大勝しました。マニフェストでそれまでの「外国人参政権を早期に実現」の記載をわざと隠して選挙に臨んだ民主党では、この大勝を受けて支援の民団(在日本大韓民国民団)などの要請に対応して、推進派の山岡賢次(衆・栃木4)国対委員長(当時)や川上義博(参・鳥取)議員が小沢一郎(衆・岩手4)幹事長(当時)と相談しながら法案の提出を画策しましたが、党内の反対派の反発や与党の国民新党の反対に加えて鳩山政権の「普天間代替問題」や「政治と資金の問題」の迷走などで見送られました。
こんどは参院選挙です。民主党はマニフェストで再び「外国人参政権」の記載を隠して選挙に臨もうとしていますが、 仙石由人官房長官は17日午後の記者会見で、永住外国人への地方参政権付与と選択的夫婦別姓制度の導入について「民主党としてはなるべく早く実現させたいとの立場だ。内閣も基本的にはそういう考え方だ」と述べ、参院選後の臨時国会を念頭に、実現を図る考えを示しました。
(http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010061700777
)
もし参院選でも民主党が議席を拡大し、外国人参政権の推進に同調する公明党、共産党、社民党がそれなりの議席を確保すれば、衆議院で増大した小沢派などの民主党の推進勢力とあいまって一気に法案を成立させようとする動きが出てくる惧れがあります。
もともと参院での劣勢を補うための国民新党との連立も、参院選で勝利すればもう問題でなくなります。
鳩山さんと違って菅さんは老獪です。日米同盟の確認や消費税の増税など表面上は自民党との対立軸を曖昧にして、その実は世論調査にみられる民主党支持の好転を最大限に生かして参院選にのぞむ戦略です。
抜け目なくアーリントンには詣でるが、靖国はそっちのけ。かって「米国海兵隊基地と人員が沖縄から撤退してこそ、東アジアの安全が維持できる」といいながら、首相になると臆面なく「日本の外交は日米関係を機軸に、安定しない東アジア情勢に対処」するという二枚腰と二枚舌とは、菅さん本性を物語っています。
(http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20100417-619443.html
)
(http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20100609/Searchina_20100609041.html
)
そして、国民の多くが頼りにせざるをえない新聞・テレビのメディアも、近頃は当てにならなくなりました。「総理にふさわしい人物はだれ?」
などの上滑りの報道で鳩山首相の実現をもてはやしたマスメディアは、その実はお金持ちの鳩山さんの政治資質の貧困を見抜くことができませんでした。政治がお粗末な報道もお粗末です。
不思議なことは、事あるごとに日本を非難してやまずに日本に頭を下げささないと気がすまない中国と韓国ですが、その国からの渡来人がなぜか熱心に外国人参政権を求めているのです。
そして、その人たちに応援してもらった国会議員が見返りに外国人参政権の実現に奔走する。ところが、日本が大好きな台湾の人たちは、それを望んでおらず、かえって日本が日本でなくなると心配しているのです。まことに「おかしな構図」でありませんか。
かつて一部インテリに日本のクオリティペーパーといわれた朝日新聞(現在はどうなのかしりません。)が、この外国人参政権についてかなり有名な社説をだしました。これを参考に紹介します。鳩山さんと考え方が通じるものが読み取れます。
外国人選挙権―まちづくりを共に担う(朝日新聞社説2009・11・ 23 )
http://www.asyura2.com/09/gaikokujin01/msg/212.html
(品川、阿生居士)