南シナ海のChina 覇権と日本支配(この記事は、重要です。)
日本の進路★0751★100609★南シナ海のChina 覇権と日本支配
「日本の進路」 日本戦略の研究会 No.0751 2010/06/09
★ 表題: 南シナ海~マラッカ海峡を巡る海上覇権の争いで、China の優位性確立へ、日本のシーレーンは風前の灯火、China による日本支配の恐れ
鈴木良吾 sqll5@yahoo.co.jp
南シナ海~マラッカ海峡の海上覇権は、米海軍第七艦隊(本拠地は神奈川県横須賀市)が、長期間にわたって確保して来ました。日本のシーレーン(中東からの石油輸入・その他の交易航路)の保全(安全性確保)は、第七艦隊によってなされて来たと申せます。
(注1) 南シナ海: 台湾・広州(香港等)・海南島・フィリピン・ベトナム・ブルネイ(ボルネオ島の北部)に囲まれた広大な海域で、西沙諸島・南沙
諸島を含む。
(注2) マラッカ海峡: マレー半島とスマトラ島に挟まれた狭い海峡ながら、石油シーレーンを含み、アジアと中東を結ぶ極めて重要な交易路。米国としての利用価値は低い
ところが、最近では、北京共産党政権のChina 海軍が、原子力船等の艦艇及び装備を、急速且つ大幅に増強し、南シナ海~マラッカ海峡における力量が、米海軍を凌駕せんとする勢いであります。
私共が別ルートで入手した情報でも、TVQ(日経系)の「日高義樹のワシントンリポート」(2010年6月6日)による米海軍第七艦隊幹部の発言でも、南シナ海~マラッカ海峡において、「米軍は、China 海軍との対決(覇権争い)を避ける」意向へと傾斜しています。
日本の民主党政権の連中は、北京共産党政権に対して、相変わらず、経済優先・政治と安保放置という「媚中」姿勢を続けています。その典型例が、丹羽宇一郎氏(伊藤忠商事元社長)を、新しく「China 大使」に起用する方向性であります。
China ・Chinese ・北京共産党政権の魂胆は、日本を事実上配下に組み敷いて、China の属国とする(言いなりに支配する)事であります。
前項の具体的な手法として、次のような段階が想定されますが、China 軍が、日本をいきなり攻撃して来る可能性は、非常に低いです。
1、中東からの石油シーレーンは、China としても、極めて重要です。マラッカ海峡→南シナ海を通過して日本へ至る「海域」を、China 軍が警備(海賊等からの安全を確保)してやる代わりに、大きな代償を求めて来ます。例えば、尖閣諸島海域のガス田独り占め?、警備代として輸入石油の△△%を無償で提供せよ?等々・・・。
2、China は、当初は緩やか(ソフト)でも、日米軍事同盟が事実上崩壊していると確認し、日本の自衛隊に戦意(応戦する意欲気概)がないと分かれば、対日要求を次々と拡大して来ます。
2-1、例えば、China の大陸棚権益をネタにして、「沖縄の領有権」を主張します。China へ進出している日本企業に対して過大な要求(労働者の賃金を高騰させる・法 外な課徴金を課す等)を突きつけ、日本経済の力量をも完全に奪おうとするでしょう。
例示として、同じ漢民族系が多い台湾の実業家が、北京共産党政権の罠に嵌って、進むも引くも地獄の目に遭い困窮しています。
3、Chinese (China 人民)を日本に対して、種々の理由(観光・ビジネス・就業・移住・帰化移民)を付して、大量に(数十万→数百万→数千万人→億人単位で)送り込み、日本での参政権(投票権)及び被選挙権(議員となる資格)を獲得し、日本の政治をChina の意志で左右して来ます。
3-1、民主党等が考えている外国人参政権は、China 側に必ず悪用されます。
かかる「乗っ取り」例は、チベット・内モンゴル・旧満州(地元住民の数倍に達する北京共産党政権支配下の漢民族を移住させて地域の支配権を奪取)で顕著と言わざるを得ません。
日本国家と日本民族は、目先の利得に惑わされずに、当面の苦しみに耐えて、人口がChina のように多くなくとも、他国の軍に頼らず(依存しないで)、自力更生・自活する道を探るべきであります。
スイスは、小国ながら、国民皆兵(国家存亡の危機には、一般国民も銃で応戦する)の気概を持ち、戦闘に突入せずに、自国の安全保障を達成しています。
日本は、北欧諸国の福祉の夢を追わずに、「スイスの良い点」を参考・模範とすべきであります。
(日本の進路、No.0751、南シナ海~マラッカ海峡を巡る海上覇権の争いで、China の優位性確立へ、日本のシーレーンは風前の灯火、China による日本支配の恐れ、完)
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