君が代を歌わない左翼=菅直人氏が 民主党新代表に
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成22年(2010)6月4日(金曜日)
通巻2981号
君が代を歌わない男が日本の政治を担う恐ろしさ
極左活動家から「市民」運動、所詮は左翼小児病患者=菅直人
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民主党は参議院選挙で惨敗の予定だった。鳩山辞任直前までの世論調査は、一人区でかろうじて3名、全体でも29議席という予測が多かった。
この劣勢を盛り返すにはイメージをかえる作戦に出るしかない。鳩山は最後にようやく決断をした。
おそらく首相としてはじめて自分が下した決断が「職を辞する」判断だったのだろう。そのうえ彼は「次の選挙にも出ない」という決意をしめし、国民をひどく安堵させた。宇宙人はもう懲り懲りだから。
今夜、発足予定の菅直人政権は、その顔ぶれによって印象の濃淡はでるだろうが、5-6ポイントほど支持率を回復させるだろう。
万が一、樽床伸二が指名されても、彼は松下政経塾あがりの若さが売り物とはいえ、地方分権万歳の国家解体指向組だから同様なものだろう。
若干の支持率回復となると、その分はこれまでの世論調査で「独走」してきた「みんなの党」の票が食われるだけである。
もともと「みんなの党」が伸びても、彼らは地方分権、日本解体をもくろむ点では第二民主党であり、全体を俯瞰すればほとんど変化はない。
問題は菅直人である。
彼は左翼活動家あがり、いまも政治的思想は左翼、しかも経済財政政策はまったくわからない。
市場は菅が「円安を主張しているから」として、やや歓迎気味だが、短期眼での判断でしかトレーダーは動かない。
およそ世界を見渡して常識でもなく、普通の国では起こりえないことが日本でおころうとしている。
すなわち政権を担おうとする政治家が自国の国歌を歌わないという異常な信念を持つ男を首班にしてよいのか?
菅直人は或る信念を持って君が代を歌わない政治家である。
野党諸兄、国会での最初の質問は、リトマス試験紙替わりに、菅直人に君が代を歌わせることではないのか。
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民主党新代表に菅氏…291票獲得
6月4日12時24分配信 読売新聞
党所属国会議員423人(衆院307人、参院116人)のうち、422人が投票。有効投票は420票で、菅氏が291票、樽床伸二衆院環境委員長(50)は129票だった。
新代表に選出された菅氏は「ノーサイドを宣言したい」と呼びかけ、樽床氏と握手を交わした。
また、「今の難しい政治、参院選に一致結束してあたりたい。この国を立て直すことが第一の仕事である。民主党を全員参加の党にしたい。参院選は私が先頭になって取り組みたい」と決意を述べた。
菅氏の任期は、鳩山氏の残任期間の9月末まで。
菅氏は4日午後に衆参両院で行われる首相指名選挙で新首相の指名を受ける運びだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100604-00000514-yom-pol