奇妙でおかしな話。北朝鮮に運ばれる動物たちは災難だ。
「ノアの箱船」は北朝鮮へ ジンバブエが希少動物移送計画
配信元:
2010/05/26 13:51更新
アフリカ南部の独裁国ジンバブエが、国内に生息する野生の希少動物を北朝鮮に移送する計画を進めている。北朝鮮の金(キム)正日(ジヨンイル)総書記(68)と親密な関係にあるロバート・ムガベ大統領(86)の命令を受け、捕獲チームが24時間態勢で動物を集めているという。ジンバブエ当局はこの計画を「現代版ノアの箱船」と自賛しているが、動物保護団体は「北朝鮮の動物園は劣悪な環境。逆に命の危険にさらされる」と一斉に批難している。
英紙ガーディアンなどによると、野生動物の捕獲作戦が進められているのはジンバブエ最大規模のワンゲ国立公園。対象にはキリンやシマウマ、サイ、ハイエナ、サルのほか、生後18カ月のゾウも含まれる。
ガーディアンはジンバブエの動物保護団体の話として、「ワンゲ国立公園では、動物を種類別にそれぞれ一つがいずつ捕獲する作業が行われている。
すでに観光客の公園内への立ち入りが中止され、移送される動物たちは検疫手続きを受けているという。
これに対して、英国の動物保護団体「ボーンフリー」はウェエブサイト上で抗議声明を発表した。そのなかで、「計画には自然保護上のメリットはまったくない。対象となる動物は重大な脅威にさらされることになる」と批判。特に幼いゾウが飛行機で長距離移動を強いられることについて、「ゾウは通常4歳まで乳離れしない。この時期に親と引き離されれば、身体的、心理的発達に深刻な影響が及ぶ」として計画撤回を求めている。
米CNNによると、ジンバブエの自然保護団体のリーダーも「北朝鮮の動物園は国際基準をはるかに下回っているのではないか」と、受け入れ態勢に懸念を表明している。実際、ムガベ大統領が1980年代に北朝鮮に送った一つがいのサイは数カ月もたたないうちに死亡した。
ムガベ大統領による独裁が長く続いたジンバブエは、北朝鮮から自国部隊の軍事訓練を受けるなど、同盟国として緊密な関係を維持。昨年9月には、北朝鮮の金永南(ヨンナム)・最高人民会議常任委員長(82)がジンバブエを訪問し、両国の協力関係拡大について意見を交わしている。
サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に出場する北朝鮮代表の直前合宿が行われるのもジンバブエの首都ハラレだ。
今回の野生動物の移送計画も、協力関係拡大の一環なのか。哀れなのは、2人の独裁者に翻弄(ほんろう)される動物たちだ。ジンバブエ当局は北朝鮮に専門家を派遣し、動物園の設備など受け入れ態勢を調べたところ「満足のいく状態だった」と説明しているが、動物保護団体はその言葉をまったく信用していない。
配信元:
2010/05/26 13:51更新
アフリカ南部の独裁国ジンバブエが、国内に生息する野生の希少動物を北朝鮮に移送する計画を進めている。北朝鮮の金(キム)正日(ジヨンイル)総書記(68)と親密な関係にあるロバート・ムガベ大統領(86)の命令を受け、捕獲チームが24時間態勢で動物を集めているという。ジンバブエ当局はこの計画を「現代版ノアの箱船」と自賛しているが、動物保護団体は「北朝鮮の動物園は劣悪な環境。逆に命の危険にさらされる」と一斉に批難している。
英紙ガーディアンなどによると、野生動物の捕獲作戦が進められているのはジンバブエ最大規模のワンゲ国立公園。対象にはキリンやシマウマ、サイ、ハイエナ、サルのほか、生後18カ月のゾウも含まれる。
ガーディアンはジンバブエの動物保護団体の話として、「ワンゲ国立公園では、動物を種類別にそれぞれ一つがいずつ捕獲する作業が行われている。
すでに観光客の公園内への立ち入りが中止され、移送される動物たちは検疫手続きを受けているという。
これに対して、英国の動物保護団体「ボーンフリー」はウェエブサイト上で抗議声明を発表した。そのなかで、「計画には自然保護上のメリットはまったくない。対象となる動物は重大な脅威にさらされることになる」と批判。特に幼いゾウが飛行機で長距離移動を強いられることについて、「ゾウは通常4歳まで乳離れしない。この時期に親と引き離されれば、身体的、心理的発達に深刻な影響が及ぶ」として計画撤回を求めている。
米CNNによると、ジンバブエの自然保護団体のリーダーも「北朝鮮の動物園は国際基準をはるかに下回っているのではないか」と、受け入れ態勢に懸念を表明している。実際、ムガベ大統領が1980年代に北朝鮮に送った一つがいのサイは数カ月もたたないうちに死亡した。
ムガベ大統領による独裁が長く続いたジンバブエは、北朝鮮から自国部隊の軍事訓練を受けるなど、同盟国として緊密な関係を維持。昨年9月には、北朝鮮の金永南(ヨンナム)・最高人民会議常任委員長(82)がジンバブエを訪問し、両国の協力関係拡大について意見を交わしている。
サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に出場する北朝鮮代表の直前合宿が行われるのもジンバブエの首都ハラレだ。
今回の野生動物の移送計画も、協力関係拡大の一環なのか。哀れなのは、2人の独裁者に翻弄(ほんろう)される動物たちだ。ジンバブエ当局は北朝鮮に専門家を派遣し、動物園の設備など受け入れ態勢を調べたところ「満足のいく状態だった」と説明しているが、動物保護団体はその言葉をまったく信用していない。
独裁者たちって、頭がおかしい人が多いのかな。
独裁者になったら、その後、おかしくなるのだろうか?
最初からおかしいから、独裁者になったのだろうか?
かわいそうなのは、動物たちだ。
朝鮮半島は、冬場は、タオルを振り回したら
棒のようにカチンコチンに凍るような場所なんです。
人間も餓えているのに、動物にやるエサはあるのか?