決定の主体は彼にあるという発言だ。 前田 正晶 （頂門の一針）

大幹事長様の参院選挙勝利作戦は着々と進行している。

彼は3回も検察の喚問に応じて「自らの潔白を証明した」のである。3回も。間違っているのは検察と誤報を流し続けるマスコミであることを、天下に示したのである。

政治倫理審査会にも「公開でも非公開でも出る用意あり」と余裕を示した。だが、証人喚問に応じることは「考えていない」と言ってのけた。
決定の主体は彼にあるという発言だ。

この公開問題にしても、決めるのは長年飼い慣らしてきた忠実無比な部下・山岡国対委員長である。親分のご機嫌を損ねるような決定をできる訳はないからご安心だろう。矢張り、行くところ敵なしとお思いだろう。

来るべき選挙の候補者にはマスコミが何を言うと、野党は同じような出身の候補者を擁立している以上、自分を批判・非難・攻撃できる根拠はないのであると、これまた自信たっぷりに見える。しかも、地方に行けば「頑張れと」声をかけられると言う。

谷亮子の如き言語道断の者を連れてきたのはご当人である以上、柔道を続けることはハナからお許しだったのだろう。それがマスコミの格好の話題となって宣伝価値が出て、かえって民主党票に結びつくくらいは計算なさっていたのかも知れないと思いたくなってきた。

このように、大幹事長様は普天間問題も、口蹄疫対策も何かも手下にやらせて、世上言われている通りご自身は選挙に勝つことだけに専念されて、世論調査の鼻を明かせることに一意専心できるのであろう。

私が恐ろしいと思うことは、我が国の今後の国内問題、外交問題、景気対策等々、全てがこのお方の自信たっぷりの選挙対策次第に思えることである。すなわち、ここまでで勝てるという計算が成り立っているのではないか、小鳩両人が辞めなくとも。

すなわち、彼が目指している勝利の先にあるものが「外国人参政権」であり、「夫婦別姓」であり、「鳩山総理留任ないしは菅直人総理大臣」であり、「高速道路無料化」等々であるのではなかろうか。何時も間違っているマスコミ報道によれば、多くの国民の皆様はこれらに賛成なさっていないにも拘わらずである。

こんな二人に「国の命運をお任せしたのは誰だったのか。私はここまで述べた予測が誤りであって欲しいと願っている。(前田　正晶)