パクッていると思うよ。
朝日新聞に、パクられた?
2008-02-04 | 日記 Ⅰ
2008年1月31日付「朝日新聞」
『あらたにす発足―言論の戦いを見てほしい』の社説より。
『もし当時、全国の人たちが「平民新聞」と「万朝報」などの論調を読み比べることができていたら、どんな反応が起きていただろうか。
こんなことを考えたのは、きょう、朝日新聞、読売新聞、日本経済新聞によるインターネット共同事業「あらたにす」が始まったからだ。これは3紙の主な記事や社説を一目で比べることができ、それぞれのニュースサイトにも簡単に接続できるサービスである。』
これは以前から私が、【世界の新聞「101紙」の視点】というメルマガで試みようとしていることである。
そして実際、2年数ヶ月にわたり、このメルマガを配信し続けている。
もちろん、朝日新聞の規模とはケタ違いなのだが。
『これは新聞の側にも大きな緊張感をもたらす。3紙による共同の試みを、日本の新聞がいっそう個性を磨き上げ、競い合う出発点にしたい。』
そういう意味では、私のメルマガが「出発点」だと自負しているのだが、「大朝日様」からご覧になればこのメルマガなど、塵芥(ちりあくた)も同然、無視されたとしても仕方ないだろう。
朝日新聞の発行部数800万部に比べ、弊誌は僅かに6000部。
その差は歴然としている。
『現代の新聞の主張にも、驚くほど違っていることが少なくない。例えば、読売は自ら改憲案をつくって憲法改正の旗を振るが、朝日は現行憲法、特に9条を活用することを基本と考えている。イラク戦争、靖国問題などでも、多くの新聞がさまざまな論を張ってきた。』
『比べて読めば、それぞれの主張が立体的に浮かび上がる。どちらに説得力があるかは読者が判断する。』
私がブログ等で掲載している、メルマガの紹介文。
「1つの事象でも、それに様々な角度から光を当てることによって、より「実体」が浮かびあがってくるものと思います。
各新聞を読み比べることにより、あなたが物事の本質を捕える一助となり得たら、また「何かを考えるきっかけ」となり得たら、と思います。
各紙がどの出来事に注目しているのか、また、それをどのように捉えているのか…。
そのあたりを読み比べてみて下さい。」
2006年4月22日付、メルマガ掲載文より。
「特に価値観の異なる新聞社のものを併せ読むと、さらに全体像が立体的に浮かび上がってくるような印象があります。」
2007年5月11日付、メルマガ掲載文より。
「切り口の異なる各社説に目を通すと、より「立体的に」感じられるように思います。」
2007年11月20日付、メルマガ掲載文より。
「一方の主張だけを読むよりも、双方の意見に目を通したほうが、なんとなくこの件が「立体的」に見えてはこないだろうか。」
2008年1月1日付、メルマガ掲載文より。
「双方の考え方・価値観・言い分などは、読者の方々に紹介しました。あとは、読者の方々がどう考えるかだと思います。」
…以上、私がこれまで発言してきた、或いは、今現在も公表している文言である。
よもや天下の朝日新聞が、私の存在が無にも等しいのをいいことに、文言をパクったなどということはないのだろうが、似てはいないだろうか。
まあ、同じ目的を果たすために辿り着いた表現ということなのだろうから、似通ってしまうのは当然なのかもしれないが。
ちなみにメルマガ創刊にあたっては、「朝日新聞社・知的財産センター」に、メルマガの主旨を含めた問い合わせをし([問No.20052078])、確認・了承を得ている。
http://blog.goo.ne.jp/rew-toho/d/20080204
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独断と偏見はご容赦!
【最近の社説の、ここに注目】
11日付「毎日新聞」
『論調観測 ギョーザと死刑 にじみ出た「中国」観とは』の社説。
『中国をめぐる二つのできごとが紙面をにぎわせた。』
『ギョーザ中毒事件で、中国警察当局は(中略)、中国人容疑者の逮捕を発表した。数日後、中国政府は、麻薬密輸罪での日本人の死刑執行を日本政府に通告し、今月4人の刑が執行された。』
『ギョーザ事件の“一応の”解決から間髪おかずの死刑通告について「日本側が反対しづらいタイミングを狙ったとの見方も」(31日朝日)と、関連性を
示唆する記事もあった。』
『ギョーザ事件は28日社説で各紙が取り上げた。その論調には、中国をどう見るのかの距離感が反映されたようだ。』
『毎日は、逮捕まで2年以上かかった背景に、有毒なメラミンが粉ミルクに混入した問題が中国内で同時期に起き、その責任をめぐる指導部の権力闘争があった可能性を指摘した。』
『日経、読売もメラミン問題に触れたが、中国がそれを機に食への取り組みを強化したとの文脈で紹介しており、視点は異なった。』
『朝日は、容疑者が臨時工員だった点に焦点を当て、中国の経済成長のゆがみが事件に影を落としていると指摘した。』
『産経は、中国側の責任を強調するに当たり、東シナ海ガス田開発問題に言及した。あえてギョーザ事件と結びつけるのは、独特な取り上げ方と言える。』
『ちなみに、週刊新潮、文春両誌はそろって容疑者の「替え玉」「スケープゴート」説を紹介した。一般紙も逮捕をめぐる謎を指摘する。』
『「死刑問題」は、ギョーザ事件以上に中国への信頼性や好悪が浮き彫りになった。』
『東京は2日社説で「中国異質論を助長する」との見出しを掲げ批判した。
法治や人権、自由などの価値観が他国と異なるため摩擦を起こすと説く。10日社説でも再度、批判した。』
『産経、読売は3日社説で、司法手続きの面から疑問や懸念を投げかけた。』
『読売が「日本国民の対中感情に微妙な影響を与える」と抑えたトーンなのに対し、産経は、グーグルやチベット問題も引き合いに「一党独裁体制の劇的転換しかないだろう」と結論づけた。』
『毎日は、1人目執行後の7日社説で取り上げた。』
『執行を残念としながら、同じ死刑存置国の日本に対する国際社会の目も教訓としたいとの内容だ。ほぼ中国批判一辺倒の他社とは若干、トーンが異なる。』
『一方、朝日は10日までに取り上げていない。』
『司法の話であり、政治がテーマではない。だが、産経の中国観の突出ぶりが目立った。』
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先週の日曜日から毎日新聞社説で、「論調観測」というのが始まったようだ。
詳しい説明はないようだが、1週間の各紙社説を「観測」するというもののようだ。
ところで、弊誌の主旨は「社説を基準点とした定点観測」というもの。
これは弊誌ホームページにも記載しているし、以前からメルマガ誌上でも何度か書いたことがある。
毎日紙の「論調観測」。
なんだかとても似ていないだろうか。
東京新聞を「観測」しているというのも、しっくりこない。
本来、観測するなら主要5紙でいいはずだ。
「パクリ」といっては言い過ぎだろうが、「ちょっと参考にはしてませんか?」
などとも言いたくなる。
そういえば以前、今は更新をやめてしまったブログに「朝日新聞に、パクられた?」という記事を掲載したことがある。
http://blog.goo.ne.jp/rew-toho/d/20080204
よもや日本3大紙の社説執筆者が、弊誌をマネするなどということはなかろう。
だとするならば、私の考え方・試みが、そうした方々の先をゆくものだったということになるわけだ。
ちょっと優越感に浸ってもいいだろうか。
もっとも、こちらは記事を引用させていただいている身なので、あまりエラそうなことを言えないのも事実なのだが。
(桐鳳)
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いやいや、パクッてますって。
あ、わたしも勝手にコピペしてるか~。ゴメン。
みなさん、メルマガを読んであげてね!
by日本のお姉さん
◎世界の新聞「101紙」の視点
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