チュウゴク、日本人死刑囚4人に死刑執行
中国、邦人3人の死刑を執行
4月9日10時37分配信 産経新聞
6日には、赤野光信死刑囚に1972年の日中国交正常化以降初めて刑が執行されていた。これで、執行猶予が付かない死刑が確定していた日本人計4人すべてに対し刑が執行されたことになる。
2010/03/30 23:47更新
【北京=伊藤正】中国が赤野光信死刑囚への刑執行を決めた。昨年12月の英国人死刑囚への執行では、中英間の外交問題になり、国際世論の反発も買ったが、中国政府は、外国人による密輸事件を含め麻薬犯罪が急増している状況に、強い姿勢を示す必要があったとみられる。
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記事本文の続き 中国では死刑執行は最高人民法院(最高裁)の承認を経て行われるが、対外関係に影響する外国人の処刑は、法院を指導する中国共産党中央の決定にほかならず、慎重な判断をした結果とみてよい。
昨年処刑された英国人は、ヘロイン約4キロ、赤野死刑囚は覚醒剤約2・5キロの密輸で起訴され、有罪になった。中国人であれば、死刑確定後、直ちに執行されていたはずだ。赤野死刑囚の場合、確定から1年が経過していた。
昨年、自国民への刑執行を通告を受けた英政府は、10回にわたり死刑囚の精神障害などを挙げ中国側と助命交渉をしたが、中国側は国内法を盾に拒否。欧州連合(EU)も反発したが、中国は意に介さなかった。
こうした中国の強硬姿勢には、大国化により国際世論を軽視する傲慢(ごうまん)さが欧米では指摘された。その面は確かにあるが、より大きな要素は、中国国内で麻薬犯罪が急増し、その対策に厳罰で臨んでいる事情がある。
中国統計年鑑によると、2008年に摘発された麻薬犯罪は約27万件に上るが、これは氷山の一角といわれている。この中には外国人が絡んだ密輸事件も数多く、麻薬密輸で逮捕される外国人は年間平均数十人から百人超と中国メディアは伝えている。
摘発された外国人の国籍は十数カ国に及ぶが、その中で中国当局は、日中の犯罪組織がからんだ日本人の運び屋の摘発に力を入れてきた。赤野死刑囚だけでなく死刑判決が確定している他の3邦人も組織的な運び屋グループとされている。
大量の麻薬の密輸で死刑判決を受けながら、外国人の刑執行がないことを中国のネット世論は強く批判してきた。例えば、昨年の英国人の処刑については、あるサイトのアンケートに97%が支持を表明した。
赤野死刑囚の執行通告に日本政府が助命を要請しても、中国が応じる可能性はほぼない。しかし、中国の決定に沈黙していれば、残る3邦人の死刑も相次いで執行される公算が大きい。それは、国際社会から批判されている中国の「死刑乱発」を黙認することにもなる。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/374813/
中国、邦人処刑報道を抑制 対日関係への悪影響避ける?
2010/04/07 13:14
赤野光信死刑囚の刑が6日に執行された事実について、中国では7日付の英字紙チャイナ・デーリーと環球時報が伝えたほかは目立った報道はなかった。
日本側が死刑執行に懸念を表明しており、日中関係への悪影響を避ける狙いから中国 当局が報道を抑制するよう指示したためとみられる。
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記事本文の続き チャイナ・デーリーは自社記事で執行の事実を報道。環球時報は日本の報道を引用し、日本側の反応を中心に伝えた。死刑執行のあった6日、国営通信の新華社は英文で伝えただけで、国内向けの中国語では報じていなかった。(共同)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/377545/
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一般のチュウゴク人には、あまり知らされていないみたい。
チュウゴク人が大喜びしそうだから?