はい、はい。全く知らない間に秘書が勝手にやったのよね。
献金知らない、火の車…小林千代美議員ちぐはぐ説明
3月13日14時52分配信 読売新聞
3月13日14時52分配信 読売新聞
北海道教職員組合(北教組)から計1600万円の違法な政治資金を受け取ったとして、陣営幹部らが札幌地検に逮捕された民主党の小林千代美衆院議員(41)(北海道5区)。
これまで小林氏は、違法な資金提供を「全く知らない」と述べる一方、陣営の台所事情について「火の車だった」と資金難を知っていたことを認め、ちぐはぐな説明を続けている。個人資産も、一般からの献金もほとんどないまま、1年近く続いた衆院選の準備。本人が陣営の資金繰りをどこまで把握していたかが、今後の捜査のポイントになる。
「4回選挙をやったが、私は、お金を持っている候補ではなく、選挙のたびに火の車でした」
北教組の幹部3人とともに、陣営の資金管理を統括していた自治労北海道「財政局長」の木村美智留容疑者(46)が、政治資金規正法違反容疑で逮捕されてから5日後の今月6日。小林氏は地元・北海道江別市の事務所で開いた記者会見で、「お金が足りないという認識があったのか?」と問われてそう答えたが、「火の車なのに、どうやって戦っているという認識だったのか」と追及されると、「限られた資金の中でどう戦うかは選対の努力次第」とかわし、最後まで詳しい説明をしなかった。
製パン会社の労組幹部だった小林氏は2000年の衆院選で、自民党の町村信孝・元官房長官の地盤だった北海道5区に初出馬して落選。03年は比例復活当選したものの、05年は約4万9000票もの大差で敗れ、昨年8月の衆院選で当選するまで“浪人生活”を送っていた。
浪人期間中(06~08年)の政治資金収支報告書を見ると、小林議員の資金管理団体は、寄付が少ない年で16万円、多い年でも、民主党道連からの100万円を含め121万円程度。小林氏本人が代表を務める政党支部も、寄付は年460万~583万円にとどまり、民主党本部や道連からの交付金(年718万~1507万円)に頼り切っている状況だった。
個人資産も先月公開された衆院議員の資産等報告書によると、本人の資産と明確に言えるのは普通自動車1台のみ。土地や建物のほか定期の預貯金や株などもなく、借入金もない代わり、政党支部や自分の資金管理団体などへの貸付金もゼロで、選挙のため個人資産をつぎ込んだ形跡もない。
衆院選が間近とみられていた08年6月に「小林ちよみ合同選挙対策委員会」が発足して以来、陣営の資金繰りを担当していた木村容疑者は逮捕前、「解散が延び延びになって選挙が行われず、事務所の維持が厳しくなった」などと語り、北教組側に資金難を訴えたことが、違法な献金のきっかけだったと打ち明けている。
それでも記者会見で「全く知らない」と答えている小林氏に対し、民主党の同僚議員からも「進んで事実関係を明らかにしてほしい」という声が出ている。
これまで小林氏は、違法な資金提供を「全く知らない」と述べる一方、陣営の台所事情について「火の車だった」と資金難を知っていたことを認め、ちぐはぐな説明を続けている。個人資産も、一般からの献金もほとんどないまま、1年近く続いた衆院選の準備。本人が陣営の資金繰りをどこまで把握していたかが、今後の捜査のポイントになる。
「4回選挙をやったが、私は、お金を持っている候補ではなく、選挙のたびに火の車でした」
北教組の幹部3人とともに、陣営の資金管理を統括していた自治労北海道「財政局長」の木村美智留容疑者(46)が、政治資金規正法違反容疑で逮捕されてから5日後の今月6日。小林氏は地元・北海道江別市の事務所で開いた記者会見で、「お金が足りないという認識があったのか?」と問われてそう答えたが、「火の車なのに、どうやって戦っているという認識だったのか」と追及されると、「限られた資金の中でどう戦うかは選対の努力次第」とかわし、最後まで詳しい説明をしなかった。
製パン会社の労組幹部だった小林氏は2000年の衆院選で、自民党の町村信孝・元官房長官の地盤だった北海道5区に初出馬して落選。03年は比例復活当選したものの、05年は約4万9000票もの大差で敗れ、昨年8月の衆院選で当選するまで“浪人生活”を送っていた。
浪人期間中(06~08年)の政治資金収支報告書を見ると、小林議員の資金管理団体は、寄付が少ない年で16万円、多い年でも、民主党道連からの100万円を含め121万円程度。小林氏本人が代表を務める政党支部も、寄付は年460万~583万円にとどまり、民主党本部や道連からの交付金(年718万~1507万円)に頼り切っている状況だった。
個人資産も先月公開された衆院議員の資産等報告書によると、本人の資産と明確に言えるのは普通自動車1台のみ。土地や建物のほか定期の預貯金や株などもなく、借入金もない代わり、政党支部や自分の資金管理団体などへの貸付金もゼロで、選挙のため個人資産をつぎ込んだ形跡もない。
衆院選が間近とみられていた08年6月に「小林ちよみ合同選挙対策委員会」が発足して以来、陣営の資金繰りを担当していた木村容疑者は逮捕前、「解散が延び延びになって選挙が行われず、事務所の維持が厳しくなった」などと語り、北教組側に資金難を訴えたことが、違法な献金のきっかけだったと打ち明けている。
それでも記者会見で「全く知らない」と答えている小林氏に対し、民主党の同僚議員からも「進んで事実関係を明らかにしてほしい」という声が出ている。
<違法献金>小林議員から参考人聴取 札幌地検
3月13日15時0分配信 毎日新聞
民主党の小林千代美衆院議員(北海道5区)の陣営が北海道教職員組合(北教組)から総額1600万円の違法な献金を受けたとされる政治資金規正法違反事件で、札幌地検は13日、東京都内で、小林議員を参考人として事情聴取した模様だ。札幌地検は、小林議員が北教組からの献金の受領を認識していたのかなどについて聞いたとみられ、小林議員は受領は知らなかったなどと説明したとみられる。
同事件では、小林陣営の会計責任者、木村美智留容疑者(46)が08年12月~09年7月の4回、当時の北教組委員長や委員長代理の長田秀樹容疑者(50)から計1600万円を受け取ったとされ、計4人が逮捕されている。
小林議員は6日の記者会見で、北教組からの資金提供について「まったく知らなかった。(木村容疑者からも)聞いていなかった」と説明。9日には「(事情聴取の要請があれば)受けます」と話していた。
同事件では、小林陣営の会計責任者、木村美智留容疑者(46)が08年12月~09年7月の4回、当時の北教組委員長や委員長代理の長田秀樹容疑者(50)から計1600万円を受け取ったとされ、計4人が逮捕されている。
小林議員は6日の記者会見で、北教組からの資金提供について「まったく知らなかった。(木村容疑者からも)聞いていなかった」と説明。9日には「(事情聴取の要請があれば)受けます」と話していた。
小林議員、13日にも参考人聴取=違法献金の認識問う-札幌地検
3月13日11時48分配信 時事通信
民主党の小林千代美衆院議員(41)=北海道5区=陣営が北海道教職員組合(北教組)から選挙資金1600万円を受領したとされる事件で、小林氏が13日にも、参考人として札幌地検の事情聴取を受けることが関係者への取材で分かった。
聴取は東京都内で行われるもようで、地検は違法献金について、議員本人にどの程度の認識があったかなどを確認するとみられる。
事件では、政治資金規正法違反(企業・団体献金の禁止)容疑で、北教組幹部3人と小林氏陣営で会計担当だった木村美智留容疑者(46)の計4人が逮捕されている。
木村容疑者は、逮捕前の取材に「わたし1人で担当していた」と小林氏の関与を否定。小林氏も「報道内容は全く存じ上げない」と取材に答え、聴取要請には応じる姿勢を示していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100313-00000061-jij-soci