なんだかトヨタがかわいそうになってくる。
<トヨタ>答弁にいら立ち、低姿勢に好感も…米公聴会
2月25日13時31分配信 毎日新聞
【ワシントン米川直己】トヨタ自動車の豊田章男社長は24日の米下院の公聴会でトップ自ら謝罪と反省を繰り返すことで、大規模リコール(回収・無償修理)問題の収拾の糸口にすることを狙った。議会側は豊田社長の低姿勢ぶりは好感したものの、肝心の欠陥隠しの有無などでもあいまいな答弁には、いら立ちを隠さず、トップ登場が米国でのトヨタ不信一掃につながったとは言い難い状況だ。
豊田社長は証言で、アクセルよりブレーキの機能を優先する「ブレーキ・オーバーライド・システム」の全車種への搭載や、イベントデータレコーダー(事故情報などを記録するための車載装置)の情報開示を明言。
議会側が要求してきた多くの措置を採用する方針をアピールし、アイサ議員(共和)ら強硬派議員の懐柔を探った。リコール対象車のユーザーが愛車を使えない期間、レンタカーやタクシー代を提供する考えまで示し、信頼回復にはコストを惜しまない姿勢も強調した。
ただ、欠陥隠し疑惑の焦点である、顧客からの急加速に関する苦情を認識した時期について「社長就任前で正確には分からない」と答弁。議会側が問題視してきたトップの問題解決能力やリーダーシップを疑わせるもので、米消費者の不安を広げさせかねない。
今回の豊田社長の公聴会証言に向けて、トヨタは生産拠点のあるケンタッキーなどの州知事らとも協力し、議会の有力者に20万人近い雇用創出などトヨタの米経済への貢献ぶりを宣伝するロビー活動を展開。社長登場で一気に問題解決の糸口とすることも期待していたが、トヨタ関係者も「社長のメッセージがどこまで伝わったか分からない」というように、トヨタ追及ムードは根強く、24日の公聴会はトヨタの米国での信頼回復の道の険しさも浮き彫りにした。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100225-00000050-mai-bus_all
トヨタは誠実対応を=鳩山首相
2月24日19時50分配信 時事通信