フランスは、核実験を当時フランス領だったアルジェリアの砂漠レガヌで行った。 | 日本のお姉さん

フランスは、核実験を当時フランス領だったアルジェリアの砂漠レガヌで行った。

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rfi より

1960年2月13日フランスは、初めての核実験を当時フランス領だったアルジェリアの砂漠レガヌで行った。その後計17回の核実験を南で行うことになる。今日、後遺症が環境への悪影響が報告されている。
被害者は語る。

被害者の中でも高齢のブデラル・ベルカエミは、癌を患っていて、証拠となる文書から、彼の病気は放射線が原因の病気のリストに載る
べきだと主張している。「わたしはアルジェリア政府とフランス政府に損害賠償を求める。わたしの権利は正当なものだ。わたしは放射
能のある地域に連れていかれた。」

ジェラール・ルオーは、レガヌの汚染を考えざるを得ない。まるで生き残ったモルモットだ。彼は1960年から1961年にかけて汚染地域に
いた。「病院を作って、そこでフランス人専門家がアルジェリア人を養成し、これらの引き起こした結果に対処すべきだと思う。対して
役に立たない損害賠償の法律の代わりに、我々被害者を救えるのはそうすることだ。

今のところ、アルジェリアの専門家もフランスの専門家もなにも発表していない。

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アルジェリアは、アフリカ年と言われる1960年に独立したのではなく、1962年に激しい戦争の後に独立しました。
この独立戦争を扱った「アルジェの戦い」は、ほとんどが素人の配役によってアルジェリアで作成されました。
わたしは去年この白黒の雨がかかった映像を見たのですが、こうやって爆弾を仕掛けるのかと、妙に納得していました。

フランスの核実験は1966年まで続き、専門家によれば57回だということです。

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