神武即位の「2月11日」を紀元節と定めた。
独断と偏見はご容赦!
【最近の社説の、ここに注目】
11日付「産経新聞」
『建国記念の日 神話が生きる国誇りたい』の社説。
『新しい国づくりの地を東方に求め日向国を出た神日本磐余彦命(かむやまといわれひこのみこと)は、瀬戸内海を進んで難波、熊野へと至る。』
『そして大和を平定すると橿原(奈良県)を都に定め、「天地四方に住むすべての者が、一つ屋根の下の大家族のように仲良く暮らそう」という理念に従って天下を治めることとなった。』
『これが「日本書紀」に描かれた初代神武天皇の即位の物語である。』
『明治の新政府は、天皇を中心とした近代国家の建設をめざし、神武即位の「2月11日」を紀元節と定めた。紀元節は先の大戦後に廃止させられたが昭和42年、「建国記念の日」として復活した。今年で44回目を迎える。』
『世界を見渡してみても、大半の国々は植民地から独立した記念日や、革命の記念日をもって「建国の日」としている。血なまぐさい戦いと引き換えに国家が造りあげられ、王朝の興亡によって歴史は断絶している。』
『日本のように連綿と歴史が続き、神話的な物語に基づいて国の誕生を祝うという例は、むしろ例外なのである。』
『神話というのは、そっくり史実ではあり得ない。戦前のような、神格化された天皇に対する反省ももちろんある。しかし、記紀につづられた神話は、民族の生活や信仰、世界観が凝縮されたもので、単なる作り話ではない。』
『そういった意味で、日本の「建国」からは、古代日本人のものの見方や国づくりに関する考え方を読み取ることができる。神話は民族の貴重な遺産なのである。』
『残念なことに、平成17年以降は、政府の主催や後援による記念式典が開かれていない。(中略)今後は、政府が率先して記念式典などを開催することを望みたい。』
『建国当初の国家がそのまま現在につながり、神武天皇以来125代の長きにわたって皇統も継承されてきた。この歴史に、国民はもっと誇りを持ってよいのではないか。』
『その誇りがひいては、日本の国を愛し、日本の伝統文化や国語を大切にする心を養うことにもつながるだろう。』
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『世界を見渡してみても、大半の国々は植民地から独立した記念日や、革命の記念日をもって「建国の日」としている。血なまぐさい戦いと引き換えに国家が造りあげられ、王朝の興亡によって歴史は断絶している』
『日本のように連綿と歴史が続き、神話的な物語に基づいて国の誕生を祝うという例は、むしろ例外なのである』
このあたりの一節に共感する。
『神話というのは、そっくり史実ではあり得ない。戦前のような、神格化された天皇に対する反省ももちろんある。しかし、記紀につづられた神話は、民族の生活や信仰、世界観が凝縮されたもので、単なる作り話ではない』
イザナギとイザナミが橋(天の浮橋)の上から棒(天の沼矛)を突き刺しかき混ぜ、引き抜いた棒の先からしたたり落ちたものが固まって島ができた…。
小学生時分の担任教師がこうした神話の話をした際、「大昔から話が伝わってゆくうちに、伝言ゲームのように変わっていってしまった」という意味のことをおっしゃった。
『史実ではあり得ない』と言ってしまえばそれまでだが、なかなかうまい表現だと思う。
『政府が率先して記念式典などを開催することを望みたい』とまでは思わないが、『神話は民族の貴重な遺産なのである』。
最近の子どもが日本の神話に触れる機会があるのかわからないが、日本人として生まれたからには、一度は聞いておくべきことではないだろうか。
伝え方にもよるだろうが、ストーリーも面白いものと思う。
スサノオがヤマタノオロチを倒すところなど、「ドラゴンクエスト」みたいで子どもも結構、興味を持って聞きそうだ。
(ちょっと違うか?)
(桐鳳)
【編集後記】
これまで何度も書いてきましたが、2月11日は「建国記念の日」であって、「建国記念日」ではありません。
「の」の字があるかないかの違いだけですが、制定するにあたって、いろいろあったようです。
ニュアンスに違いを感じますでしょうか。
(桐鳳)
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
あなたに素敵なことがいっぱいありますよう…。
◎世界の新聞「101紙」の視点
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日本の神話には、昔の歴史の真実が隠されていると
わたしは思っている。朝鮮半島と日本がひと家族で
支配されていた話などから
昔の天皇家は朝鮮から日本にわたってきたのかなと
思うけど、今の朝鮮半島に住んでいる人種とは
また違う人種なのではないかな~。
同じだったとしても、日本に来て住みついたのなら
日本人でいいじゃん。
日本人のDNAを調べると4割は朝鮮系らしいし、
南方のポリネシア系やら、クマソ系やらアイヌ系やら
混ざっていて一緒に日本に住んでいるから
日本人ということでいいじゃん。でも、自分が
朝鮮人だと思って日本に住んでいる人はあくまでも
外国人です。選挙権など、とんでもない。
日本人は、いろいろ混血しているから、
民族として優秀なのかも。
北海道にはロシアの血が混じっている人も
いるらしい。おもしろいなと思う。
「イザナギとイザナミが橋(天の浮橋)の上から
棒(天の沼矛)を突き刺しかき混ぜ」というのは、
ヤリで次々と島々を支配していったという意味なのでは
ないかな。イナバの白ウサギのはなしも
ウサギ組とサメ組の騙し合いがあって
ウサギ組が負けたという歴史のはなしが
本物のうさぎとサメのはなしに化けたのかも。
戦争が始まる前に、ある日本人が神話を天皇に都合よく
作り変えたという説もあるけど、昔のことだから、
よくわかりません。あきらかにおとぎ話なのだけど、
真実が変化して物語になってしまっていると
言ってもいいと思う。
トロイの木馬のはなしもおとぎ話だと思われていたが
本当のことだったと後で分かった。