金儲けのためなら鉄骨をぬいてもイイアル!
昆明空港の“陸橋倒壊”で証言「利益のため鉄骨抜いていた」 |
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作業員によると、建設にあたり鉄骨は数量や位置だけでなく、固定方法も厳格に定められているが、現場責任者は訓練を受けていない者にも作業をさせていた。 工事は「ピラミッド型請負制」で進められていた。全体をいくつかのブロックに分け、それぞれの部分を別々に請け負わせる。さらに各ブロックを細分して、下位の請負人に担当させる。段階ごとに料金が抜かれるので、最下層の現場責任者は「ごまかし」をしないと、利益が出せない状態だったという。 作業員によると、外観だけは基準に合致している陸橋だったが、鉄骨は数も少なく、事実上、一部がはずれている状態だった。事故発生時は何トンものコンクリートを流し込む作業をしていた。振動機も動かしていた。安定しない鉄骨が動き出し、一気に構造全体が崩壊したとみられるという。 同事故では7人の死亡が確認された。負傷者は34人で、うち8人は重傷。 昆明の新空港は雲南省と東南アジア各国を結ぶハブ空港として、2010年内の開業を目指していた。着工は09年5月で、予定を上回る速度で作業が進められていた。「世紀の工事、1000年の偉業、中国一流の創造」がスローガン。(編集担当:如月隼人) http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0105&f=national_0105_003.shtml |