頂門の一針の一部
◎「小沢法案」に暗雲…国会改革、外国人選挙権
民主党の小沢幹事長の資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件が、小沢氏の肝いりで推進してきた国会改革や永住外国人に地方選挙権を付与する法案の行方に影を落としている。
与党内にはもともと慎重論があっただけに、事件の推移を見守る空気が強まっている。
「この件が片づかないとな。片づけば、選挙も含め死ぬ気でやる」
小沢氏は28日、永住外国人選挙権付与法案に積極的な同党の川上義博参院議員と国会内で会った際、悔しげにこう語ったという。逮捕された石川知裕衆院議員は2月4日に拘置満期を迎える。その後の展開を見極めなければ、積極的には動けないというわけだ。
永住外国人への地方選挙権付与は民主党内で賛否が分かれ、国民新党は強く反対している。それでも政府が政府提出法案として今国会に提出することを検討しているのは、小沢氏が強く働きかけてきたからだ。
しかし、鳩山首相は27日、国民新党の賛同を法案提出の条件とすることを記者団に表明した。国民新党が賛成に転じる見通しは立たず、提出に向けた機運はしぼみつつある。
政府提出となる場合に所管大臣となる原口総務相も、30日の読売テレビの番組で「拙速を避けることが大事だ」と慎重な検討を求めた。党幹部は「小沢氏が刑事責任を問われるかどうかなどがはっきりするまで、法案の扱いを棚上げしようという空気が強まっている」と指摘する。
官僚が答弁する政府参考人制度の廃止を柱とする国会改革も、消極的だった社民党に対し、小沢氏自ら説得に乗り出して推進してきた経緯がある。
小沢氏は早急に与野党協議を開始したい考えだが、他党の動きは鈍い。民主党は衆院の議会制度協議会(衆院議長の私的諮問機関)の開催をたびたび求めているものの、石川容疑者の逮捕後は動きが止まり、開催の
めどは立っていない。
一方、民主党は28日、「政治資金対策チーム」(主査・海江田万里衆院議員)の初会合を開き、企業・団体献金の全面禁止を盛り込んだ政治資金規正法改正案を今国会で成立させる方針を確認した。
民主党は昨年の衆院選政権公約(マニフェスト)で、小沢氏が主導する形で企業・団体献金の全面禁止を掲げた。小沢氏の秘書が逮捕、起訴された西松建設の違法献金事件に対する世論の批判をかわす狙いがあった
が、党内では「癒着を防ぐためには、公共事業受注企業などからの献金を禁止すれば十分だ」との慎重論が根強い。
このため、社民党や野党などから民主党に対し、「政治とカネ」に関する対応が遅いとの批判も強まっている。1月31日11時4分配信 読売新聞
◎「今度こそ決着つける」小沢立件に向け検察首脳会議開催
民主党の小沢一郎幹事長(67)の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、来週早々にも検察首脳会議が開かれる方針であることが分かった。
小沢氏の元私設秘書で衆院議員、石川知裕容疑者(36)らが2月4日、勾留期限を迎えるが、検察当局はこれに合わせて、小沢氏本人についても、「逮捕」か「在宅起訴」「不起訴」といった最終判断を下すとみられる。
検察首脳会議とは、政治家や高級官僚などがかかわる重大事件について、法務省や検察庁の首脳たちが集まり、最終的な立件方針を決定する会議のこと。通常、検事総長や最高検次長検事、東京高検検事長、特捜部長
などが出席する。
「戦(いくさ)の前に、幹部同士が結束を固める儀式的な意味合いもある。このため、最終的な結論は全会一致が原則といわれている」(司法ジャーナリスト)
現時点で、小沢氏については、(1)石川容疑者らの共犯として政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑で「逮捕」か「在宅起訴」(2)加えて、所得税法違反(脱税)など別件での捜査継続(3)嫌疑不十分で「不起訴」-などが指摘されている。
首脳会議の結論は不透明だが、特捜部周辺からは「今回こそ、決着を付ける。このままウヤムヤにしたら『政治決着したのではないか』と勘ぐられ、今後の特捜捜査に悪影響を与える」といった声が聞こえてくる。
これに対し、小沢氏は最近、与党幹部らとの会食で、「私は潔白だ。少し時間がかかるが、証明するために頑張る。検察と国民の皆さんの理解は得られる。近々に決着するだろう」と自信満々に語っている。
こうした中、石川容疑者が特捜部の調べに対し、小沢氏の公設第1秘書、大久保隆規容疑者(48)に提出前の収支報告書を見せ、内容について了承を受けたと供述していることが、分かった。
関係者によると、石川容疑者は「できあがった収支報告書を大久保容疑者に見せて、了承してもらった」と供述。逮捕容疑に関わる小沢氏から貸し付けを受けたとする土地代の4億円を記載していないことも報告し、了承されたと話しているという。
石川容疑者は、陸山会の2004年分の収支報告書に、同会の土地購入代などに充てられた4億円の収入を記載しなかったとして逮捕された。これまでに、石川容疑者は一覧表を作成して小沢氏に収支概要などを説明していたことが判明している。
一方、大久保容疑者は虚偽記載の報告を受けたことを否認し、収支報告書も「見ていない」と供述。報告書に添付する会計責任者の宣誓書についても、「自分は署名していない」と供述しているという。
特捜部vs小沢氏の最終戦争は大詰めを迎えた。
「夕刊フジ」2010.01.30
◎<陸山会事件>水谷に5000万円出金伝票
小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る事件で、中堅ゼネコン「水谷建設」(三重県桑名市)の社内に、05年4月に5000万円を出金したことを示す伝票が残されていたことが分かった。
水谷建設元幹部らはこの時期、小沢氏の公設第1秘書、大久保隆規容疑者(48)=政治資金規正法違反容疑で逮捕=に東京都内のホテルで5000万円を渡したと供述しているが、東京地検特捜部は授受を裏付ける物証の一つとみて、出金伝票を既に入手した模様だ。
また、この授受に同席したとされる人物が特捜部の調べに「水谷建設元幹部が大久保秘書に紙袋を渡すのを見た」と証言していることも新たに判明した。
特捜部のこれまでの調べに対し、水谷建設元幹部は、04年10月に東京都内のホテルで、小沢氏の私設秘書だった民主党衆院議員、石川知裕容疑者(36)=同=に5000万円を、05年4月には同じホテルで大久保秘書に5000万円を渡したと供述したとされる。
この計1億円は大久保秘書の要求に基づくもので、国発注の胆沢(いさわ)ダム(岩手県)の下請け工事受注の謝礼と説明しているという。
関係者によると、05年の出金伝票は水谷建設の経理関係の部署で見つかった。また、紙袋の授受を目撃したのは水谷建設とは別の建設業者という。
特捜部は出金伝票に基づき5000万円が用意され紙袋に入れて渡されたとみている模様だ。
大久保秘書は特捜部の調べに「身に覚えがない」、石川議員も「絶対にない」と全面否定。小沢氏も23日、事情聴取後の会見で「不正な裏金など一切もらってないし、私の事務所の者ももらっていないと確信している」と話している。 1月31日2時33分配信 毎日新聞
◎東京地検、鹿島会長を参考人聴取
小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体の土地購入を巡る事件で、東京地検特捜部が、大手ゼネコン「鹿島」(東京都港区)の会長(75)から参考人として事情聴取していたことが、関係者の話で分かった。
鹿島の共同企業体(JV)は小沢事務所が受注業者の選定に影響力を持っていたとされる国土交通省発注の胆沢(いさわ)ダム(岩手県奥州市)の関連工事を受注しており、特捜部は13日、事件の関連先として、鹿島本社を捜索していた。 1月31日9時14分配信 読売新聞
◎アニサキスで男性が食中毒
茨城県保健福祉部に30日入った連絡によると、笠間ゴルフクラブ(古賀誠四郎社長)が運営する笠間市池野辺の富士カントリー笠間倶楽部のレストランで、寿司を食べた水戸市内の自営業男性(35)が同日までに、激しい腹痛を訴えた。水戸保健所は寄生虫アニサキスによる食中毒と断定し、レストランを同日から2日間、営業停止処分とした。
県食の安全対策室によると、男性は20日正午ごろから、同ゴルフ場内クラブハウスのレストランでイナダの刺身やヤリイカ、ハマチの寿司などを食べた。男性は同日午後11時ごろから激しい腹痛を訴えて水戸市内の医療機関を受診し、開腹手術を受けて入院した。男性は快方に向かっている。
県内でアニサキスによる食中毒が判明したのは2006年9月、石岡市内の女性が感染して以来。このときは原因不明だった。
アニサキスは体長2~3センチで、サバやイカ、アンコウ、サケなど海の魚に寄生。寄生した魚を生で食べるとまれに胃や腸壁に侵入し、激しい腹痛や嘔吐(おうと)などの症状を起こす。
茨城新聞朝刊 2010/01/31(日)
ベストアンサーに選ばれた回答
確かに鯖やマスなどを生で食べる方につき物のリスクと言えるでしょうね。アニサキスは胃壁などに食いつくのでかなりの激痛らしいですよ。その場合は内視鏡で検査し、そのまま取り出すようです。かなりの(酷い場合は七転八倒)痛みがあれば病院に行かなければ駄目です。
虫下しはあまり多用しないほうがいいと思います。かなり昔ですが虫下しを飲んで寝た身内が虫が下(肛門)に下らず苦しがって上に上がって来て呼吸器閉鎖で亡くなったことがありました。
主宰者より:記憶では、森繁久弥さんも遭ったことがある。生魚でも海の物は大丈夫というのは嘘。アニサキスは目視できるから、刺身や寿司はよく見てから食べた方がいい。
反 響
1)平井氏ブログも愛読。 そ、上手に息抜きしながら・・。日常を続ける喜びを共にしようと思っております。(東風)
2)ありがとうございます 花粉症 10日ほど前から来ています 山を歩いてきたからでしょうか 杉は早々と花粉を開いています 鼻のまわりがごそごそし始めてきてます がまんと言い聞かせてます
すべてががまんなのでそう苦ではなくなりつつあるのは歳のせいでしょうか
何が起ころうともどうせたいしたことはないさ という時代です すべてが読み込み済みという変な風潮にはまいります なにも伝わらない「いのち」を唱えてもまるで他人事です 公園やら地下道やらじっと動かぬ人の群れ その裸足に一枚の靴下すらはかせられない
背中にかけた新聞紙を毛布に替えられない。。。
演出家に救いを求め なにやら地方へ出かけるわざとらしさ指折り数えても母親から貰った金額を確かめられない頭でどうするか
それに掣肘を加えることもできない新聞記者 生ぬるい随筆風記事で書いたつもりの主筆 がまんの限界と文句をいっても通じませんね 退陣状況すら書けない腰抜け 否わからないのですから我慢我慢です〔一〕
3)30日のことだったが、鳩山総理は「給食費を納入していない家庭には児童手当を支給しない」と言いだして、「実際に出来るかどうか解らない」とまで言ってしまった。
この辺りが総理の問題点である。彼は政権交代を叫んでそれを果たした党の代表である。この児童手当問題だけではなく、ほとんどあらゆる場面・局面での総理の発言に対して、一国の総理大臣としては疑問符を付けざるを得ない。
この児童手当問題でも「支給しない」までは総理大臣として発言しても良いだろうが、「出来るかどうか云々」は不要である。それは担当する所管省庁の現場の問題であって、総理が踏み込む領域ではあるまい。
彼はしゃべり過ぎであると同時に、不要且つ不用意なことを言い過ぎる。
「出来るかどうか」までを云々されては現場はたまったものではない。
アメリカの会社組織にあっては、いきなり高い地位に抜擢された者でも、MBAを引っ提げて突然マネージャーに就任した者でも、1年も前からその地位にあったかの如くに、指導者ないしは管理者としてそれに相応しいことを堂々と言ってみせる。彼らはその日に備えていたのかと思わせてくれる
鳩山総理もそうあって貰いたかった。彼は大きな会社組織の中で働くか行動したことがないという点を割り引いても、その地位についた場合の言動と行動を知らなすぎるのではないだろうか。準備と勉強不足ではなかっただろうか。
上に立つ者の発言が、今回の小澤幹事長の不動産購入問題とそれに伴う秘書の逮捕、幹事長に留任(何で「続投」などという野球用語を使うのか)させるか否か等に関して、ぶれすぎている。
確固たる信念があれば「現時点では注視するに止める」とか「成り行き次第では退任して貰う」とか「辞めさせる考えはない」等のどれか一つだけで貫いて貰いたいものだった。
彼にはこのような総理大臣としての自覚、信念の欠如、不要な発言の多さが、支持率低下の大きな原因の一つをなしているという認識がないのであろう。尤も、有権者ないしは民主党支持者も不適格者を選んでしまったことを反省すべきだろうが。(前田正晶)
4)実際の経営者には、経営学の本より、『ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則』日経BP社のほうが、参考になると思います。(まこと)
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