シャングリラだって後からつけた地名だもんね。 | 日本のお姉さん

シャングリラだって後からつけた地名だもんね。

中国が景勝地を「アバター」にちなんで改名、批判浴び撤回

2010年 01月 29日北京 28日 ロイター] 中国国営メディアは28日、湖南省張家界にある景勝地について、当局が世界的に大ヒット中のハリウッド映画「アバター」にちなんだ改名を取り止めたと報じた。

 張家界市当局のウェブサイト(www.zjj.gov.cn)によると、同市では映画「アバター」に出てくる「ハレルヤ・マウンテン」は「南天一柱」がモデルだとして、25日に公式なセレモニーを行って、その名を「アバター・ハレルヤ山」に変更。


 しかし新華社の報道によると、張家界市当局はその後、改名の事実を否定しているという。記事によると、今回の改名をめぐってはインターネット上で、「金銭目的で盲目的な西洋文化崇拝だ」などと国民から批判の声が上がっていた。http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-13628620100129?rpc=122

シャングリラ(シャングリ・ラ、英語: Shangri-La)は、イギリスの作家ジェームズ・ヒルトン1933年に出版した小説『失われた地平線』に登場する理想郷(ユートピア)の名称。ここから転じて、一般的に理想郷と同義として扱われている。

小説の設定では、ヒマラヤ山脈の西の果てを崑崙山脈のほうへ向かった、チベットの未知の地域にある。カラカル(Karakal)という名の8,500メートル以上の高峰があり、そのふもとの霧の漂う調和に満ちた谷間に、シャングリラという僧院が建っている。シャングリラに住む人々は普通の人々よりはるかに長生きし、老いる速さは非常に遅い。元は18世紀初頭にペローという名のカトリックの宣教師が建てた僧院であったが、やがてラマ僧らも集まり、図書館やセントラルヒーティングなど西洋の最新式の設備が整えられ世界各国の知識も蒐集する研究の地となった。

この小説により「シャングリラ」という言葉は有名になり、1930年代後半以後、ヒマラヤ奥地のミステリアスな永遠の楽園、東洋の桃源郷などにも似た外界から隔絶された地上の楽園、というような語と同義になった。また東洋(オリエント)へのエキゾチシズムを駆り立てる語にもなった。

チベットの古い聖典には、「Nghe-Beyul Khimpalung」という名で、シャングリラのような聖地が7つ登場する。そのうちの一つは、ネパール奥地のマカルーの麓の Makalu-Barun 国立公園の近くのどこかにあるとされる[1]

「Shangri-La」(シャングリ=ラ)という言葉の語源はおそらく、標準チベット語の「ཞང་」(Shang, シャン、ツァン地方の一地域でタシルンポ寺の北)[2] 、「རི」(ri, リー、「山」の意)、「ལ」(ラ、「山の峠」)に由来し、「シャンの山の峠」を意味する。

インド北部から中国西部、とりわけチベットやヒマラヤの高原では、観光用のキャッチフレーズにシャングリラという名が頻繁に登場する。

2001年には、雲南省デチェン蔵族自治州の中甸県(ちゅうでんけん)がシャングリラ県(香格里拉県)へと名称を変更した。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%A9

中甸県(ちゅうでんけん)は、麻薬栽培のメッカらしい。