イスラエルからのニュース(久しぶりに紹介します。) | 日本のお姉さん

イスラエルからのニュース(久しぶりに紹介します。)

2010年1月24日(日)
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*イスラエル政府が、ハイチ大地震による孤児の養子受け入れを検討中。
「建国の際に助けられたお返しをする時だ」と社会福祉相。(Y,H,P)

*ペレド無任所相が「ヒズボラとの軍事闘争は不可避」と発言。しかし、
首相は「戦争を起こすつもりはない」と語った。土曜日にはレバノン
北部に長距離ミサイル発射台が置かれたとの報道
も。(Y,H,P)

*イスラエルがガザ戦争調査報告書への反論を国連に提出する予定。イ
スラエルは報告書を「一方的で偏ったもの」と主張
する。(Y,H,P)

*昨年末のアメリカでのテロ未遂事件を受けて、イギリスが自国のテロ
警戒度を2番目に高いレベルに引き上げた。(Y,P)

*和平交渉がこう着する中、米ミッチェル特使がバラク国防相とネタニ
ヤフ首相を訪問。アッバス議長は西岸地区の建設完全凍結を求めてい
るが、首相は「イスラエルは必要条件を満たした」と語る。(Y,P)

*イランから亡命の反体制派学生が、イスラエルの学生組合と連絡を取
り合い、共闘体制を組んでいることが判明。2月11日に世界の数ヵ
所でイランの現体制に対する同時デモを行うことを計画中。(Y)

*イラクの秘密警察がユダヤ人から没収し、イラク戦争時に米軍の手に
渡っていた貴重なユダヤ古文書類を返還するようイラク政府が要求。
同国にユダヤ人はほぼ皆無で、要求の意図を疑問視する声も。(Y)

3千年前から存在するオリーブ山の墓地がデータベースに登録され、
埋葬された故人の情報がウェブ上で閲覧可能に。ダビデの町への関心
を深め、故人を偲ぶことが目的。(P)

2010年1月25日(月)
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*ベルギーの国際開発相のガザ訪問をイスラエル側が拒否。大臣が訪問
すればハマスに合法性を与えるため。
シャリート兵士解放に向けた圧
力をハマスにかけるための措置だと政府は説明した。(Y,H,P)

ヨーロッパでの反ユダヤ主義が戦後最高頂に達していると、ユダヤ機
関が報告。
2009年の反ユダヤ的な事件は、フランスで年前半に6
31件、イギリスでは一年間で600件に上っている。(Y,H,P)

*イスラエル国内で3万人から5万人の雇用を創出すると内閣が発表。
不法労働者への対策を強化する。国内には約25万5千人の外国人労
働者が就労し、うち半数が不法労働者
と見られている。(Y,H,P)

*西岸地区の4つの入植地に住宅を建設すると首相が公約。この4地域
は「永遠に疑う余地の無いイスラエルの一部だ」と語った。(Y,P)

*イスラエルの30家族がハイチ大地震の災害孤児を養子として受け入
れると申し出た。しかし、国際養子の手続きの条件は厳しい。(P)

*シリアのアサド大統領とリビアの指導者カダフィ大佐がトリポリで会
談。3月のアラブサミットに向けて意見を交換した。「イスラエルに
対してアラブは団結すべきだ」との点で意見が一致。(P)

*EU議長国スペインの外相がトルコのEU加盟に前向きな姿勢を表明。
「トルコの加盟には不利益よりも利益が多い」と語った。(H)

*エジプト大統領が、ガザとの境界に関し、「シナイ半島での一連のテ
ロ事件の後、密輸トンネル防止壁が必要になった」と語った。(Y)

2010年1月26日(火)
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イランの核開発が軍事目的だとの証拠を、ドイツの情報機関が得たも
よう。
イスラエルのリーバーマン外相は「石油もガスも豊富なイラン
が核開発をするのは、平和目的ではない」と指摘した。(P,H,Y)

*米国のミッチェル特使の提案を受け、パレスチナ自治政府はイスラエ
ルとの事務レベルの交渉再開を検討中。ネタニヤフ首相は特使の提案
を「興味深い」と評価したが、詳細は明らかにしなかった。(P,H)

*アウシュビッツ収容所の解放65周年の記念行事で、ネタニヤフ首相
がポーランドを訪問。しかし、ポーランドの有力司教は「ユダヤ人は
ホロコーストをプロパガンダの道具にした」と語った。(P,H,Y)

*ペレス大統領が三日間の予定でドイツを訪問。両国間には過去の困難
な記憶があるが、未来への希望もあると大統領は語った。(P)

*イランの港の改修工事を請け負っていたドイツの建設会社が、イスラ
エル政府の圧力を受け、契約を解除。昨年に地中海でだ捕された武器
密輸船も、この港から出航した
ことがわかっている。(H)

*2005年のガザ撤退反対闘争で軽微な罪に問われた400人の犯罪
歴を抹消すると国会で決議。対象者の多くは当時未成年者。(H,Y)

*レバノンのベイルートを離陸したエジプト航空機が、地中海に墜落。
90人の乗客乗員の捜索が続いており、23人の遺体が発見された。
レバノンのスレイマン大統領は、テロではなく事故だと強調。(Y)

*イスラエルの世論調査で、旧ソ連地区やエチオピアからの移民者が犯
罪の増加をもたらしているとの意見が過半数に。しかし、犯罪者の中
に占める移民者の率は人口比と同じだと警察は発表した。(H,Y)

[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト  http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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ドイツの建設会社に圧力をかけて

イランの港の改修工事の契約を解除させるイスラエルは

自分の意見がちゃんと言える立派な国だ。

イスラエルは、何が嫌なのかきちんと分かっているし

外国企業を納得させるような説得ができるのだ。