ついに、ペットロスに。 | 日本のお姉さん

ついに、ペットロスに。

9月に、病気のA猫ちゃんがなくなり、11月1日の夜に

最後に残っていた猫のてまりちゃんがなくなってしまい

ついに、飼っていた猫が5匹ともいなくなってしまった。

A猫ちゃんは、失踪してしまったので、死に際に

立ち会えなかったけど、てまりちゃんは、ずっと側に

いることができた。11月3日の夜は寂しくて

なかなか眠ることができなかった。

携帯電話のカメラで撮った猫たちの画像を見て

名前を呼んでは泣いて、完全にペットロス状態。

映画で、死んでしまった連れあいのビデオを見て

泣いている人をみたら、「かっこ悪い、、、。」と

思っていたけど、自分もそうなっていた。

お昼にいつも食べに行くレストランに行ったら

「猫ちゃんたちは元気ですか?」と聞かれて

答えるのが辛かった。

18年間、猫と一緒に生きてきたから、猫がいない生活が

すごく寂しいと感じている。てまりちゃんが1匹残っていた

だけでも、ずいぶんわたしは助かっていたのだと感じた。

てまりちゃんは、生まれつき口内炎でずっと

ステロイドで炎症を抑えていたので、最近副作用が

出てきたのか、体調が悪くて貧血気味で

病院通いをしていたのだが、わたしが留守の時に

小窓から外に出て、雨に打たれたらしい。

8時半に家に帰るとてまりちゃんがいない。

ベランダを開けてみると、てまりちゃんがうつむいて

小さくなって待っていた。

「てまりちゃん。」と呼んでも返事をしない。

もう一度、呼んだら、はっとしたように上を向いて

「にゃあああ ぁん!」と鳴いた。

「どうしたの?おいで。」と言っても

家の中に入る元気も無くて動けない様子だったので、

びっくりして抱きかかえると、体がびしょぬれで

氷のように冷たい。

一生懸命温めたけど、そのまま逝ってしまった。

温め方が間違っていたから、てまりちゃんは

助からなかったのかもしれないけど、

現実として、てまりちゃんは元の姿には

戻れなかった。自分がてまりちゃんを死なせて

しまったと思って、自分を責めた。患者さんを

助けることができなかった医者の気持ちが少しわかった。

友達が、「どうしててまりちゃんは死んだの?」と

メールをしてきたが、まだ答えられずにいる。

てまりちゃんは、体調が悪いのに、

小窓から出て行ったんだよ。そして、自分でジャンプして

小窓から家の中に戻ることができなかったので、ずっと

ベランダでわたしが帰るのを待ってたんだ。

雨が降っていたから、濡れちゃって低体温になって

しまったんだ。普通は、それだけでは死ななかったと

思うけど、温め方を間違えたと思うし、てまりちゃんは

口内炎が酷くて普段から脱水してたし、たぶん、一日中

水も飲んでいなかっただろうし、もちろん

ごはんも食べていなかったし、口内炎の痛み止めの

ために打っていたステロイドの影響で胃腸が弱ってて

貧血だったのに低体温になったので急激な温度の

変化に耐えられなかった。

そう説明するしかない。

もっと、ゆっくり温めたら、てまりちゃんは助かったの

ではないかと思っている。


本格的にペットロスになったようで、

何もかも嫌になってパソコンを立ち上げはするけど、

ニュースも見る気になれず、ブログも書けず。

でも、今日は、ちょっと元気になってきたほう。

猫のいない生活は本当に寂しいけど、猫無しで

生きている人がほとんどだし、頑張ってみようと思う。

患者さんを死なせてしまって、

「もしかしたら、自分の治療が間違っていたから

死んでしまったのかもしれない。」と

人知れず悩んでいる医者に言いたい。

「たとえ、そうだったとしても、一生懸命、患者を

蘇生させようと頑張った気持は正しいし、失敗の経験も

うまくいった経験も、全部、次の患者に生かせば

いいじゃん。間違った処置をしても、もともと元気だったら

回復できたかもしれないじゃん。もともと、弱っていたから

正しい処置をしても助かったかどうかわからない。

だから、自分を責めないで。元気出して次の患者を

助けてあげてね。」

自分が医者だったら、そう言ってもらいたい。

てまりちゃんを死なせてしまったかもしれないわたしは、

誰かに、そう言ってもらいたい。