10月2日のニュースですが、 | 日本のお姉さん

10月2日のニュースですが、

新核施設の査察容認=次回協議、月内で合意-米高官が異例の直接会談・イラン
 【ジュネーブ時事】米英仏など国連安全保障理事会常任理事国にドイツを加えた6カ国とイランは1日、同国の核開発問題をめぐる会合をジュネーブで開いた。協議終了後、欧州連合(EU)のソラナ共通外交・安全保障上級代表は、イランが新たなウラン濃縮施設について国際原子力機関(IAEA)の査察を容認したと言明した。イランはまた、月内に6カ国側と再度、会合を開くことに同意し、対話継続へ前向きな姿勢を示した。
 ただ、米欧にはイランが時間稼ぎを図ることへの警戒感も強く、オバマ米大統領は「具体的な行動」をイランに要求。制裁強化もちらつかせながら、核査察などへの全面協力を促した。
 6カ国とイランの核協議は2008年7月以来、1年2カ月ぶりで、オバマ米政権発足後では初。
 米国務省のウッド副報道官によると、全体会合とは別に、バーンズ米国務次官(政治担当)とイランの核交渉責任者のジャリリ氏が直接会談を行った。1980年に断交した米、イラン両国の高官が実質的な協議に臨んだのは極めて異例。
 ソラナ上級代表は記者会見で、「イランが新たなウラン濃縮施設をめぐり、IAEAの(査察)専門家を近く招待する方針を表明した」と明らかにし、「査察官が今後2週間以内に受け入れられることを期待する」と述べた。
 協議では、イラン国内の低濃縮ウランを仏ロで濃縮処理し、テヘランの研究炉に戻すIAEAの提案も議論。イラン側は基本的に、この提案に同意する考えを示した。
 その一方、ジャリリ氏は「核拡散防止条約(NPT)体制の下で認められた権利を放棄しない」とも発言。原子力の平和利用が各国に認められた権利との従来の立場を崩さず、今後も核開発を続ける意向をにじませた。(2009/10/02-08:53)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009100100563&j1
イラン新濃縮施設か=米研究所が衛星写真公表
 【ワシントン時事】米シンクタンク、科学国際安全保障研究所(ISIS)は28日までに、イランが首都テヘラン近郊のコム近くで建設している第2のウラン濃縮施設とみられる最新の衛星写真を公表した。
 写真は、米ジオアイ社が26日に撮影。コムの北東約30キロの軍事施設内にあり、山間部の地下施設に通じるトンネルの入り口などが確認できるという。(2009/09/29-10:33)

http://www.jiji.com/jc/zc?k=200909/2009092900226&rel=j&g=int
イランの濃縮施設「完成まで数カ月」=核兵器年1、2個製造可能-米高官
 【ピッツバーグ時事】米政府高官は25日、イランがコム近郊に建設中の新たなウラン濃縮施設について、完成までに「少なくとも数カ月」はかかるとの見通しを示した。施設は遠心分離機約3000基を収容可能で、平和利用目的の低濃縮ウランを製造する施設としては小さ過ぎる一方、年に核兵器1、2個分の兵器級ウランを製造する場合は適度な大きさだという。
 同高官はまた、米英仏3カ国の情報機関が施設の存在を数年前から把握していたことを明らかにするとともに、これに気付いたイランが国際原子力機関(IAEA)に書簡を送ったのを受け、事実を公表することを決めたと明らかにした。
 イランは2002年にも、ナタンツにウラン濃縮施設を建設していることが暴露された後、IAEAに申告し、査察を受け入れている。
 3カ国は国連安保理常任理事国とドイツの6カ国の枠組みで10月1日にイランと協議を行うのを前に、施設に関して収集した情報をロシア、中国、ドイツにも説明しているという。西側の情報機関がロシアや中国と情報を共有するのは極めて異例。(2009/09/26-09:15)

http://www.jiji.com/jc/zc?k=200909/2009092600131&rel=j&g=int