『一体誰だっ。こんな奴に投票したのは!』と言いたい思いが湧く。 | 日本のお姉さん

『一体誰だっ。こんな奴に投票したのは!』と言いたい思いが湧く。

さるさる日記(国民年金の花柳な生活)ブログより。↓

http://www5.diary.ne.jp/i_log.cgi?user=514369&log=now

2009/10/07 (水)
延長  《平野博文官房長官は7日、首相官邸に長島昭久防衛政務官を呼び、インド洋での自衛隊の補給支援活動をめぐり、長島氏が「国会承認をつける形で法律の枠組みを変え、続けるべきだ」と主張したことについて、「関係閣僚で検討中なので、個別具体的な発言は慎んで頂きたい」と注意した。長島氏は「お騒がせ致しました。以後気をつけます」と答えたという。》

 朝日新聞夕刊の小さい記事だが、産経はスルーしている。鳩山内閣の混乱と不一致は今に始まった事ではない。しかし、こういうニュースを見ると小学校の学芸会が行われている様な錯覚を起こす。確かに「インド洋の給油活動」は民主党のノドに刺さった魚の骨だ。

 民主党は法の期限が切れる来年1月以降は延長しない事を表明しているが、政権交代すると直ぐに米、英などが給油活動の継続を要請して来た。民主党の中にも良識派はいる。長島議員もその一人で、一昨日都内で行われた講演会で「法を改正して国会の事前承認を義務付けたうえで給油活動を継続すべきだ」と主張したのである。

 これに対し、北沢防衛相は「延長という選択肢はありえない」とキッパリ否定している。余りにも明確な発言なので取り付くシマがない。だが、こんな大臣で日本の「防衛」は出来るのかという疑念と、更に付け加えれば『一体誰だっ。こんな奴に投票したのは!』と言いたい思いが湧く。

 アフガンでの活動は国連加盟国の国際的な義務である。給油活動を止めるならそれに代わる貢献が必要だ。岡田外相は「アフガンで反政府勢力の兵士の社会復帰に向けた雇用創出、職業訓練、就職支援などに力点を置く」構想を述べている。勿論、それも良いだろう。しかし、給油活動に代わるものとしては少しピントが外れている。

 第一、直ぐに実施出来るというものではない。陸自を送る事も、まして非武装のNGOを大量に送り込むのは極めて危険だ。その点「給油」は生命の危険がなく、「貢献」が目に見える活動なのである。折角の良いものを捨てて、態々火中の栗を拾うのは余りにも愚かだ。

 給油活動には我が国のシーレーンを守るという隠れた意義がある。インド洋に存在を認められるのは大きな国益で、本当はこちらの方が重要なのだ。折角の権利を手放してしまうと再び進出の必要に迫られた時、侵略等とあらぬ誹謗を受ける事になる。今でも海自の活躍を妬ましく思っている国はあるだろう。