鳩山氏「増える虚偽記載」の巻(博士の独り言)写真を見に行ってください。
鳩山氏「増える虚偽記載」の巻
2009/10/08(木) http://specialnotes.blog77.fc2.com/ (博士の独り言)
現れた「元公設第一秘書」
増え続ける鳩山氏の「虚偽記載」
鳩山首相の資金団体、小口献金も虚偽記載
鳩山首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」の偽装献金問題で、同会の会計担当の元公設第1秘書(解任)が鳩山首相側の内部調査に対し、寄付者を記載する必要がない政治資金収支報告書の5万円以下の献金についても、「鳩山首相の個人資産を充てた」と虚偽記入を認めていることがわかった。読売新聞記事(切り抜き)10月8日朝刊(1面)より参照のため抜粋引用/写真は、「あいつが一人でやった」と切り捨てられた男は、埼玉県内で隠遁していた」と報じる写真誌「Friday」10月23日号(8日発売)の誌面(P20)より参照のため引用
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さらに膨らむ虚偽記載
昨日(7日)は、産経新聞(1面)が、「首相「故人献金」 未訂正分も虚偽記載 16年分、公表額より増加へ」と報じた紙面には、云く、「鳩山由紀夫首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」による政治資金収支報告書の虚偽記載問題で、同団体が訂正手続きをとっていない平成16年分の報告書にも、故人や実際に献金していない人の名前が記載されていたことが6日、分かった。産経新聞の取材に対し、寄付者として記載された複数の人が証言した」とあった。事実とすれば、鳩山氏のこれまでの“釈明”や政治資金収支報告書“訂正”再提出は、一体、何であったのか、と問わざるを得ない。
産経新聞記事(切り抜き)10月7日朝刊(1面)
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単なる杜撰(ずさん)か、あるいは、留めどもない虚偽の上塗りなのか。同紙面は、「政治資金規正法の虚偽記載罪の時効は5年で、16年分の時効は来年3月。それまでに立件された場合、虚偽記載額が鳩山氏側の公表した約2177万円より増える可能性がある」、と指摘している。事の次第は、一国の首長の政治資金に関する事柄だ。これうなれば、鳩山氏当人による詳細な説明が不可欠であろう。何を遠慮しておられるのだろうか。
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小口献金でも「虚偽記載」が露呈
また、上記の紙面は、「産経新聞が16年の収支報告書に寄付者として名前が記載された人に取材したところ、複数の人が「献金していないのに勝手に名前を記載された」と証言した。 鳩山氏側は17~20年分について、虚偽の寄付者名を削除し、同団体への貸付金として収支報告書を訂正したが、16年分以前については「資料がない」(弁護士)などとして詳しい調査を行わず、訂正していない。ただ、16年分以前についても虚偽記載は「ありうる」(同)としている」とある。露呈する虚偽記載額は増え続ける一方である。
片や、「小口献金も虚偽記載」と報じる紙面もある。下記の紙面に、云く、「鳩山首相側は元秘書から聞き取った内容を東京地検特捜部に説明している。特捜部は、既に亡くなっていた人や実際には献金していない人を「寄付者」と偽った問題に加え、小口献金についても、政治資金規正法違反(虚偽記入)容疑で捜査するとみられる」とある。
読売新聞記事(切り抜き)10月8日朝刊(1面)
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小口献金の方は、そもそも、16年分を含めれば、個人献金の総額は、16~20年の4年間で総額約1億3100万円に上る、とされ、同記事には、「2004(平成15年)~08(同20年)年の5年間に計約1億8000万円が計上されている」としている。事実とすれば、その虚偽記載の割合にもよるが、これまでに判明した虚偽献金の総計に合わせれば、ついに虚偽献金の総額は1億円の大台をうかがう可能性さえ感じさせる。いずれにせよ、看過でき得ない金額である。
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政権は短命か
あくまで写真誌が記す観測も交えた情報に過ぎないが、動向をご覧になる上で何らかのご参考としていただけるのかもしれない。先ず、勝場氏への本格的な事情聴取は「国会閉会後の12月に行われるという見方が有力」としている。また、虚偽献金(不実記載)捜査の流れについて、「「特捜部は「個人献金」の資金源に注目しており、首相個人、母・安子氏の資産となれば、贈与税などの税法上の問題が浮上し、国税庁も関心を寄せることになる」(全国紙社会部記者)」」と記している。いわば、不実記載の実態をより掘り下げることによって、言首相の脱税行為が明らかになれば、逮捕・起訴につながる。単に、「秘書が1人でやった」との“釈明”それ自体も偽証の罪を問われることになるのかもしれない。
写真誌「Friday」誌面(切り抜き)10月23日号(P21より)
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動静に敏感な小沢一郎氏(民主党幹事長)は、これをどう観ているか。誌面には、「「小沢氏は「鳩山では政権が持たない」と周辺に漏らし。ポスト鳩山擁立に向けて動き出しました(全国紙政治部記者)」と記している。その小沢氏についても、「検察当局は「釈放が近い西松建設の前社長に日参している」(同)」と見られ、本丸に向かう準備を整えている」(以上、誌面)とある。事実とすれば、一旦は、代表を辞任し、しかし、その後に党内での支配を強めている小沢一郎氏も決して安泰ではないだろう。さまざまな情報が錯綜(さくそう)し、本件に関心を抱く有権者にとっては、東京地検特捜部の動きも亀の歩みのようにさえ映り、動向の予測は容易ではない。だが、1つ指摘できることは、これらは、あくまで、民主党政権下で進められる捜査であり、すなわち、「国策」捜査ではあり得ないことだ。
もう1つ指摘できることは、少なくとも、鳩山氏の資産充当が揺るぎない事実であることだ。これをどう判断するのか。これについて、さらに、新たに虚偽記載が露呈した「小口献金」についても、「会計担当の公設第一秘書(解任)が鳩山首相側の内部調査に対し、寄付者を記載する必要がない政治資金収支報告書の5万円以下の献金についても、「鳩山首相の個人資産を充てた」と虚偽記入を認めていることがわかった」(表題紙面)とある。このリークが事実とすれば、語っているのは勝場氏ということになり、小口献金の方も不実記載の捜査対象となることになるが。次は何が露呈するのか。早期辞職を。
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【筆者記】
違法献金や虚偽献金などの瑕疵(かし)は一切無い政治家が散散に痛めつけられ、虚偽が次々と露呈する政治家をが時代の寵児であるかに報じられて来た。本当におかしな話ではないか。もっと掘り下げたいところだが、別途、冊子作成のため手狭の状況にある。みなさまから、国思うポジションの維持へ応援をいただいているおかげで、冊子へ多くの心温まる惜辞を頂戴することができた。みなさまの真心は、空からご覧になっているであろう中川昭一氏へきっと通ずるに違いない。心より感謝申し上げる。以上、記事を参照し、先ずは小考を報告する。
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読者のみなさまにはお忙しい中、ご訪問をいただき感謝します。ここに、新たに記事をアップさせていただけたことを有り難く思います。「国思う人は国士であり、若き国士は国の未来の財(たから)である」。少年時代に、国思う議員殿からいただいたこの言葉を、特に、この夏、日の丸を掲げ、日本を守るために毅然と立ち上がった若いみなさまと共有させていただきたい。一日一日を大切に、みなさまと共に考え、真実を共有できればと願っています。事実を指摘する批判は「悪口」ではなく、真実を掘り出し、その共有のために不可 欠です。また、真実の共有はすべての第一歩です。正論は真実から生まれ、良識の声は必ず力になる。辛抱強く支えてくださるみなさまに心より感謝します。
中川氏への惜辞集につき 2
2009/10/08(木) 00:17:52 [おしらせ]
惜辞集につき
急逝された中川昭一氏を惜しみ、惜辞を冊子にまとめさせていただき、ご家族へお送りしたい旨、先稿でお知らせしましたところ、多くの惜辞を頂戴しつつあり、みなさまに感謝いたします。冊子には、ページ数にして200頁を超える見通しですが、早朝(6時頃)までの分を何とか収録させていただこうと思います。
また、その後にいただいく惜辞についても、別途、新たな冊子の作成を考えております。以上は、あくまで、弔慰、あるいは祝意や感謝は、可能な限りは、ご本人やご家族に直接お届けする。それが日本人の流儀と考え、その心を発露とする自発的なものですので、この旨、ご理解賜れば幸いです。
ご自宅へ、国思うみなさまのお心を余すところなく無事お届け出来るよう、ご協力と応援をお願いいたします。国思う上で、粛々と可能なことを考えて努力をする。この主旨は不変です。中川昭一氏の国思う心を良識の日本国民が引き継ぎ、毅然とした日本を築いてまいりましょう。
平成21年10月8日 未明
博士の独り言
学会票依存症を治療せよ
2009/10/07(水) 17:56:12 [国内時事]
「自民党再生」はこうあるべき
【読者便り】 読者の猪さんより、折々に貴重なメッセージを頂戴している。今朝いただいたコメントを小稿に紹介し、併せて、小考を報告する。博士の独り言/写真は、「自民党は学会票依存症を治療せよ」と記す矢野絢也氏のコラムを新潮誌面(10月15日号 P110)より参照のため引用
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猪さんからいただいたコメント
猪さんから折々に頂戴するコメントには、常に国を思い、日本を守るには如何にあるべきか、との政治を考える基本を大切にしておられる様子が伺える。教えていただくことが多く、ブログの無休更新を続けて良かった、と日々新たに感謝できるのも、ひとえに、猪さんをはじめ、国思う多くのみなさまと接することが出来ることにある。
その猪さんが、自民党が「再生」するとすればこうあるべき、と記される今朝のコメントに云く、「(前略)自民党もいい加減に「党是」をよく読むべきでしょう。今回の選挙でも「再生自民党」に意見を下さいと言う文書が推薦書に同封されてきましたが、政治家が歴史を知らない事から反省すべき、そして自民党の使命が何で有ったかを反省すべき、加えて国民に自民党政権が作り出した「近隣諸国条項」「村山談話」「河野談話」の総括をし、国民に謝罪する事から第一歩を踏み出さない限り、自民党の再生など「おこがましい」と返答しておきました」といただいた。
以前から、多くのみなさまが予測しておられたことだが、現下の新政権の足取りがどうも怪しい。外交スタンスにも、他国の侵蝕を自ら進んで許すかのような安易さが充満している。新政権発足後、未だ「1か月」すらも経ていないにもかかわらず、経済面でも「鳩山不況の到来」など、とそぞろ指摘され始めている。官僚組織に対してもそもそもが音痴であるために、選前の威勢(虚勢)を早くも喪失しつつある。それにもかかわらず、「地方参政権付与」や「戸籍制度見直し」などの、数多の闇法案の法制化には異様に前向きである。このままでは、以前の細川内閣のように短期の内に終わるのではないか、との危惧が、当の民主党支持者の中にも出始めている様子も耳にするようになった。
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最も早期に政権を担える政党とは
さて、これらの予兆が示す通り、現政権がもしも国民の付託を失うことになれば、先ずは、誰が、どの政党が政権を取って替われるのか、と。こう問えば、現実的に、さしあたって自由民主党の存在しか無いはずだ。一般に、保守政治家が自民党を割って出て新党を結成せよ、という考えがある。あるいは、政界再編によって保守政治家が大合同すればよい、とする観測もある。いずれももっともなコンセプトであり、あって然るべき事柄に違いない。これらを否定するつもりはまったく無い。
だが、現状からすれば、新党が政権政党にまで成長するにはやはり相応の歳月を要し、新政権の自壊が早期に起こった場合に即応困難である。また、保守合同にしても、早期にあり得るとの確証はない。新政権が自壊した時に起こり得ることとしても、即時に、そのまた「新たな政権」に即応できる態勢を敷けるのかと問えば、現実的にこちらも歳月を要しかねない。
それゆえに、賛否は別として、最大公約数の上で、先ずは、自由民主党が、何時でも「政権再交代」に備え得る態勢と信頼感とを国民に示す。これが最も現実的な選択肢ではないか、と。こう拝察する次第である。
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「自民党は学会票依存症を治療せよ」
表題に参照する矢野氏のコラムには、神奈川、静岡の2県で行われる参議院補欠選挙の事例を挙げ、新体制をスタートしたはずの自由民主党が、こともあろうに、8月の総選挙で縁が切れたはずの公明党への協力要請を示唆したことについて触れている。云く、「ところが公明党は、この両選挙で自民党候補を支援することはない」と。さらに、「創価学会は組織防衛のために民主党を敵に回したくない。そういう公明、学会に選挙協力を頼むなど、自民党は全くピントが外れている」と指摘している。この、積年の間に患って来た「学会票依存症」から脱皮しなければ、保守政党としての、本当の意味での再出発はあり得ないのではないか、との指摘である。
これについては、筆者も同感である。自由民主党が保守政党の原点さながらに脱皮するには、野党との連立はあり得ず(要旨)、と表明し、せっかく同党と距離を置き始めた公明党へ、未練たらしくラブコールを送る必要などさらさら無い。また、この依存症を脱しなければ、原点への回帰などはあり得ないのである。矢野氏はこう指摘している。
云く、「1955年の自民党立党宣言を読み返したらよい。立派な保守の理念が謳(うた)われている」と。また、「自民党は民主党に対し、新しい時代の「保守の理念」という明確な対抗軸を構築し、その旗の下で結束しなければならない」と重ねて指摘。そして、コラムをこう結んでおられる。云く、「自民党はたとえ今は苦しとも、麻薬のような学会票依存症を治療し、毅然として単独で戦う決意が必要だ。「いずれ国民は手を貸してくれる」という確信を持ってほしい」と。これを先ず成し得て、保守政党の原点回帰への第一歩とできるはずだ。
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【筆者記】
これまでの矢野氏の同コラムの中では、至言ともいえる指摘ではないか。創価学会から先年脱会を果たされたようだが、おそらく、積年の創価学会信者として、また、かつての公明党首脳として策謀と工作活動の最中におられた矢野絢也氏からしても、スライムのように姿を変転する創価学会(公明党)は、とてもじゃないが、信義、信頼を手向ける相手ではない、と。その実感を読み取れる今回のコラムに映る。自由民主党にはしっかりしていただきたい。それがどうしても適(かな)わなければ、上記2つに始まる別の選択肢を、心ある有権者は視野に入れざるを得ないだろうが。
中川昭一氏がご自身の逝去を境として、国思う政治家として遺されたものは何か。同氏の強い遺志こそが、保守、すなわち、国を思い、日本国民を思い、そのために「日本を守り保つ」。この原点ではなかったのか。この原点こそが、大多数の国民が共有し得る「出発点」であることを、誠に僭越ながら、小稿に指摘させていただきたい。以上、記事を参照し、小考を報告する。
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読者のみなさまにはお忙しい中、ご訪問をいただき感謝します。ここに、新たに記事をアップさせていただけたことを有り難く思います。「国思う人は国士であり、若き国士は国の未来の財(たから)である」。少年時代に、国思う議員殿からいただいたこの言葉を、特に、この夏、日の丸を掲げ、日本を守るために毅然と立ち上がった若いみなさまと共有させていただきたい。一日一日を大切に、みなさまと共に考え、真実を共有できればと願っています。事実を指摘する批判は「悪口」ではなく、真実を掘り出し、その共有のために不可 欠です。また、真実の共有はすべての第一歩です。正論は真実から生まれ、良識の声は必ず力になる。辛抱強く支えてくださるみなさまに心より感謝します。
http://specialnotes.blog77.fc2.com/ (博士の独り言)