石川都知事のアイデアだけど、世界にアピールしたらいいと思うよ。
五輪招致 東京の最後の切り札は「環境×鳩山」と石原知事
2009/09/28 10:59更新
【コペンハーゲン=石元悠生】鳩山由紀夫首相が2016年夏季五輪開催地を決める国際オリンピック委員会(IOC)総会への出席が決まったことを受けて、総会が開催されるコペンハーゲン(デンマーク)に滞在中の東京都の石原慎太郎知事は28日未明(日本時間同日午前)、「鳩山総理の出席は、環境を最重要視する東京大会を実現する上で大きな推進力になる」などのコメントを発表した。
ライバル都市は元首クラスが勢ぞろいする見通し。いずれも強敵ぞろいだけに、東京はセールスポイントの「環境」を軸に鳩山、石原のツートップで、各国のIOC委員に最後の売り込みをかける。10月2日に開催される総会には、マドリードはスペイン国王のフアン・カルロス1世、リオデジャネイロはブラジルのルラ大統領が出席を表明。シカゴもオバマ大統領に代わってミシェル夫人が訪れる予定だ。
首相の出席が決まったことで、東京の招致委では、最終プレゼンテーションの演説内で首相と石原知事の本格的なスピーチのすり合わせに入ったもよう。首相は大会で赤字が出た場合に損失を補填する「財政保証」を確約し、五輪招致に対する国の“本気度”を示すものとみられる。また、国連で温室効果ガス25%削減を表明したことを踏まえ、石原知事が環境に配慮した五輪の必要性や東京の具体的な環境対策への取り組み、地球規模の連携について訴えていくことになりそうだ。
招致では、過去には2014年冬季五輪で、劣勢とみられていたソチ(ロシア)が、プーチン大統領(当時)が英語とフランス語の演説を披露して招致を勝ち取った例があり、世界的に知名度のある人物の登場が招致成功への条件ともみられている。また、2012年夏季五輪を勝ち取ったロンドンは、投票日前日に当時のブレア首相がホテルで約50人の委員に猛アピールして下馬評の高かったパリを破った。このため、招致委では、すでにコペンハーゲン市内に押さえている高級ホテルの一室で、首相に委員を口説き落としてもらいたい考えだ。
石原知事はコメントの中で首相に対して「国として東京招致を全面的に支援する姿勢を、是非ともアピールしていただきたい」と期待を示し、今月末の定例会見では「国連であれだけのことをしたんだから、そういうメッセージを伝えてもらいたい」と総会出席を熱望していた。
また、東京招致委の河野一郎総長も「日本国民、世界中の人々に大きな夢と感動を与えられるよう、鳩山総理大臣とともに、全力で訴えて参ります」とコメントした。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/sports/other/306491/
鳩山首相のIOC総会出席決定 「『環境』を訴えるいい機会」官房長官
2016年の五輪は、東京とシカゴ、マドリード、リオデジャネイロの4都市が激しく争っており、首相は東京招致に向けて自らアピールする考えだ。
平野氏は会見で「今は政権発足時の慌ただしい時期だ。かなり判断を迷ったが、東京は(五輪開催によっておきる)環境負荷を減らすための独自の構想を提示している。地球環境の大切さを訴えるのにも良い機会になると判断した」と説明した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090928-00000526-san-pol