ちょっと嬉しいニュース | 日本のお姉さん

ちょっと嬉しいニュース

世界初の成功 NASAも称賛

 18日早朝、国際宇宙ステーション(ISS)への無人物資補給機「HTV」がISSのロボットアームによって捕まえられると、宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターの管制室で息を詰めて見守っていた管制員らは拍手と歓声、ガッツポーズなどで喜びを爆発させた。

  [フォト] 国際宇宙ステーションに近づくHTV

 「ロボットアームを使っての結合は世界の宇宙開発に新しい道を切りひらく。(HTVは)7機を打ち上げるが、今回だけでも非常に多くのことを学んだ。この積み重ねは(独自の)有人飛行にもつながる」

 約9時間半にわたり、筑波で管制チームを率いたJAXAの山中浩二・フライトディレクター(41)は高揚した表情で成功の意義を強調した。

 ともに秒速約8キロで飛行するISSへのHTVの接近は、わずかなミスでも大事故につながる。ロボットアームによる宇宙船の捕獲は世界の宇宙開発史上初めてで、HTVの正確な接近が成功の鍵だった。

 米航空宇宙局(NASA)の関係者も「完璧(かんぺき)な成功だ。素晴らしい」と称賛し、ISSではドッキングを待たずに飛行士らが乾杯をした。

 成功の背景には、今月11日にJAXA種子島宇宙センター(鹿児島県)からHTVを軌道投入させた新大型ロケット「H2B」の存在も欠かせない。日本の宇宙技術の集大成で臨んだHTVは、関係者も驚くほど順調にスケジュールを消化している。
9月18日10時8分配信 産経新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090918-00000532-san-soci