黒い鳩のメンタリティ (博士の独り言)
黒い鳩のメンタリティ
2009/09/17(木) 09:58:40 [民主党
日本の“過去”は厳しく問い
自らの「過去」は問わないメンタリティ
鳩山首相記者会見要旨
(抜粋)【質問】-この内閣には、拉致事件の実行犯、辛光洙元死刑囚の釈放嘆願書に署名した菅直人国家戦略担当相と千葉景子法相がいる。
【新首相】過去の経緯は事実としてあろう。一番大事なことは拉致問題を現実的に解決に向けて進めていくことだ。過去のことに対して、私は2人の大臣に問うことを考えていない。時事通信(Web)9月16日付記事より参照のため抜粋引用/写真は「鳩山内閣の全閣僚」と記す日本経済新聞記事(切り抜き)9月16日夕刊(1面)より参照のため引用
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「嘆願書に署名した菅直人国家戦略担当相と千葉景子法相」
この16日に発足した「鳩山(・一郎)」内閣。閣僚の芳名を拝見し、懸念された新政権の方向性をあらためて確認できる思いがするのは筆者1人ではないだろう。小稿では、表題の会見要旨(抜粋)に集約して指摘させていただきたい。
組閣後の会見で、「この内閣には、拉致事件の実行犯、辛光洙元死刑囚の釈放嘆願書に署名した菅直人国家戦略担当相と千葉景子法相がいる」との記者質問に対し、鳩山由紀夫新首相は、「過去の経緯は事実としてあろう。一番大事なことは拉致問題を現実的に解決に向けて進めていくことだ。過去のことに対して、私は2人の大臣に問うことを考えていない」と答えておられる。もう過去のことだから、私は問わない、との仰(おお)せに映る。国家の中枢を担うべき閣僚に起用した人物が、日本の政治家として、その「過去」に区切りをつけ、国民に対して説明、清算し、現在はその「過去」とは異なる信条、状況にあれば、この鳩山首相の回答は「正」とも受け取れよう。
だが、残念ながら、この両氏はその域にはない。むしろ、その「過去」からの続きの上で現在を務めている、と認識すれば判りやすい人々ではないか。日本の国務を担う閣僚として、果たして、妥当なのだろうか?
時事通信(Web)9月16日付記事
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そもそも、この両氏はじめ、嘆願書に多数芳名を連ねられた旧社会党系の民主党議員は、北朝鮮による拉致犯罪解決に向けては何ら協力せず、むしろ、阻害して来た立場にあると指摘して差し支えない。嘆願書で拉致実行犯を助けた「過去」を問わない、とすれば、これから両名が、これから同事件の解決に協力しなくても「問うな」、との仰せに等しいかに映る次第である。
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自らの「過去」も問わず
こう答えた鳩山新首相の「略奪婚」の「過去」について、多くのみなさまには、すでにご存じのことと思う。今週発売(16日)の新潮、文春の両誌面は、こぞってその「過去」を報じ、「妻」を鳩山由紀夫氏に略奪された側の元夫の談話を詳しく紹介しているので、紙面で報じない内容だけに、何らのご参考としていただけるのかもしれない。
週刊新潮誌面(切り抜き)9月24日号(P28-29)
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両誌面に共通している「略奪婚」の概要はこうだ。鳩山由紀夫氏がスタンフォード大学(サンフランシスコ)留学中に、現在の幸夫人と前夫を世話人として紹介された。夫妻が経営する日本料理屋へ食事に足しげく通うようになった。そうしているうちに、由紀生氏は、前夫の目をごまかして幸夫人と男女の仲になった。前夫は気づかなかったという。そして、幸夫人は、唐突なまでに、前夫に絶縁状書き残して家出し、由紀生氏との同棲生活に入る。家出後は前夫に対する連絡もなく、由紀生氏からの連絡も謝罪もなかった。
結果的に、家出から2年後に、前夫との正式な離婚が成立するが、「その手続きも、幸夫人の母親が突然、田浦さん(前夫)のもとに現れ、一言“協議離婚したい”と言ったのみ。慰謝料はもちろんのこと。謝罪の言葉すらまったくなかったという」(上記誌面)とある。謝罪の一言も、世話になった人々へのお礼の一言も、現在の鳩山夫妻からは無いという。事実とすれば、由紀夫氏の行動も幸夫人の行動も、まったく常軌を逸している。「恥を知る」。この日本人のメンタリティがまったく感じられない。
この日本で、国務の中心に在るべく首相が、果たして、どのような人物か。国民がそれを知る上で、「過去」の、すなわち「経歴」や「実績」、人となりを知ろうとするのはごく当然のことであろう。上記の鳩山新首相の回答は、同時に、自らの人間性を疑われるかの、この未精算の「過去」を問うな、と仰せのようにも聞こえる。ひいては、多額の虚偽献金についても、臨時国会で追及されるようなことがあれば、あれは「過去」のことだから、もう問うな、と仰せになるのだろうか。それでいて、特定国に対して日本の“過去”を問い、謝罪し、あらぬ賠償を差し出す、とあれば、自語相違も甚だしくないか。国政に失敗しても、御母堂が後始末をつけてくれる、とでもお考えなのだろうか。
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【筆者記】
拙き筆者も海外でさまざまな人々の世話に浴した経験がある。一介の凡人に過ぎない、瑣末な筆者であっても、日本人として恥ずかしいことをしてはならない。日本の恥になるようなことがあってはならない、と。常に、その気概があった。食事や宿泊にあずかることがあっても、武士の礼とたしなみ、感謝を尽くさせていただいた。断りなしに、食器や家具にさえ触れたこともない。まして、女性方とは握手をする以外、触れたこともない。以って、さまざまな交流が今も続いている一家は多く、さればこそ、これらの人々にとって日本人は信頼に値する存在になっている。鳩山由紀生氏の不行に、この人は、本当に日本人なのだろうか、との疑問さえ湧いてくる。本当に日本人なのか?以上、記事を参照し、短稿ながら小考を報告する。
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