達成可能なのかどうかは疑問である。 | 日本のお姉さん

達成可能なのかどうかは疑問である。

独断と偏見はご容赦!
【最近の社説の、ここに注目】

1日付「アル・ハヤート」(アラビア語メディア)
『日本の政権交代について』の社説。


『日本で投票箱を通じて起きたことは《革命》なのか?
イエスでありノーである。』

『イエスの部分は、1955年以来、その与党支配が11カ月を超えて途切れた事のなかった《自由民主党》が総選挙で敗北したこと。』

『日本で《第二次大戦後》と呼ばれた長い時期、自民党がその象徴であった時期は終了した。そのかつての盟友イタリアで《キリスト教民主党》が去ったのと同様に。』

『しかしながら、勝利政党、民主党はそのイデオロギー的方向性において自民党と大差ない。』

『前者は後者から分岐した政党であり、首相を継ぐ予定の党首、鳩山由紀夫は、1993年に離党し、その代替政党としての《民主》設立の試みに参加するまでは自民党に所属していた。』

『鳩山の社会的出自としては、産業と政治で知られた一族の後裔であり、祖父の一人はブリジストンタイヤ会長、もう一人の祖父は元首相である。』

『ちなみに、現首相、自民党首の麻生太郎も鉱山所有者と首相を祖父にもち、彼の前任者たち、安倍晋三、福田康夫もまた、元首相を祖父にあるいは父にもつ。』

『とはいえ、(中略)世界第二の経済を有するとみなされる国で、象徴は顕著な力をもつ。』

『自民の星が沈んだというだけでも、日本の政治における因襲的、伝統的構造に揺れが生じたという点で大きな出来事と言える。』

『第二次大戦後の日本が経済大国として変容を遂げつつも、政治的には、伝統的、もしくは封建的とさえいえる規律を残していることはよく知られている。』

『都市部に支持を求めたそのライバル政党に比して、広範な農村部に支持基盤をもつ自民党が台頭したことも、この観点から理解できる。』

『2005年以来一度の選挙も行わず3人の首相を交代させ国政を運営したという点にも《封建的やり方》が見られる。』

『また、自民党候補者の三分の一は、元々国会に議席を有した家系の出身者である。民主党の方では、その率は10%に落ちる。』

『加えて自民党は、民族主義的ショービニズムの傾向が強く、事を進めるに大物の年長者の合意が必須である性質で知られる。』

『その性質が、党の動きを鈍らせ、若年層を停滞させている。このあたりの事情は、麻生太郎が、女性を皇位につけることを禁じる法改正に熱心であった際に見られた。』

『しかしとにかく、多くの問題に囲まれつつも、この選挙により招かれた変化はあったといえる。』

『鳩山は、大企業を支持する経済政策を消費者と労働者支援へと変えると言う。
また、硬直した官僚制度を改革し、同時に福祉国家としての枠を広げると誓約している。』

『これらは、日本がかなりの負債をおっていること、医療保障予算を費やすべき高齢者が増加していることなどをみると、達成可能なのかどうかは疑問である。』

『鳩山は、外交政策においては合衆国との信頼関係を保持しつつ、そこからの独立の余地を広げる新外交を公約している。』

『そこでは、米軍基地に関する協定が見直され、近隣アジア諸国と東京との関係を改善し、ロシアとの国境の島々に関する対立を終わらせることが目指される。』

『これは、北朝鮮問題へとつながり、将来的に米ロ関係に影響を与えるものである。』

『最後に言えることとしては、まず我々の時代の革命は革命とは言えない。
そして、日本は、もし最悪の場合でも、イタリアのキリスト教民主党がベルルスコーニに場を明け渡した際のようなことにはならないだろう。』

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一昨日は韓国、そして昨日はインドの新聞社説から、日本の政権交代を見てみた。

今日は、アラビア語メディアからの視点だ。

韓国・インド・アラビア語圏と、それぞれの視点の違いが興味深い。

ちなみに「アル・ハヤート」紙は、ロンドンで発行されている、全世界のアラビア語読者を対象とする汎アラブ紙のひとつということだ。
(ウィキペディアより)


『日本で《第二次大戦後》と呼ばれた長い時期、自民党がその象徴であった時期は終了した。そのかつての盟友イタリアで《キリスト教民主党》が去ったのと同様に』
との一節。

「え、そうだったの? で、それにどんな意味があるの?」
そう思ったのは私だけだろうか。

日本のメディア及び国民は、米中韓など特定の国の政変にしかあまり関心を示さないが、諸外国のメディアはもっと、日本をはじめとした各国の政治について取り上げているように思われる。

同紙には、日本や、これまでの自民党政治を評して、
『日本の政治における因襲的、伝統的構造』
『政治的には、伝統的、もしくは封建的とさえいえる規律を残している』
『自民党は、民族主義的ショービニズムの傾向が強く、事を進めるに大物の年長者の合意が必須である』
というように書かれた一節がある。

このあたり、日本のメディア及び国民の諸外国に対する関心の向け方と、同根であるような気もする。
(桐鳳)


以前にも書きましたが、社会民主党の機関紙である「週刊 社会新報」の主張
が、サイト上では3月を最後に更新されなくなっております。

しばらく様子を見ておりましたが、今後もサイト上では新着記事の更新はなさ
そうですので、とりあえず、【国内政党機関紙の主張】コーナーから外させて
いただくこととしました。

ご了承下さい。
(桐鳳)

◎世界の新聞「101紙」の視点
のバックナンバーはこちら
http://archive.mag2.com/0000174275/index.html


日本のお姉さんの意見。↓

民主党の影のボスも

もと自民党だし、、、

官僚制度を改革するどころか

いっそう官僚がすべてを支配してしまうような

しくみにワザと変えてしまうかもしれないし

どうなるか分からない。

日本人は、選挙結果に責任を持て!

民主党が変なことをしないように、

監視して、ちょっとでも変なことを

しだしたら大騒ぎしないとね~。
昔のお金の出どころが分からないような

どろどろの自民党の体質に戻るだけなら

革命どころか退化でしょう。