【ワシントン時事】米紙ワシントン・ポストは1日付の社説で、民主党の鳩山由紀夫代表を「経験不足の政治家」とした上で、「日本政府が米国との決裂を模索するのは危険だ」と警告した。ただ、衆院選での民主党圧勝については、民主主義には政治的競争が必要だとして歓迎した。
社説は「自民党は緊密な日米関係を支持してきたが、鳩山代表はアジアにより軸足を置いた外交政策を目指し、米国の市場原理主義を批判している」と指摘した。
さらに、鳩山代表が米軍基地再編見直しを主張していることを念頭に、オバマ政権とこの問題で交渉する余地はあるが、北朝鮮の核の脅威が存在する中、日米両国が関係を悪化させるのは危険だと論評している。 (2009/09/02-00:56)http://www.jiji.com/jc/c?g=pol&k=2009090200014