民主党の進路は独立色が良い (佐藤ライザ )
日本の進路★0665★090901★民主党の進路は独立色が良い
「日本の進路」 日本戦略の研究会 No.06652009/09/01
★ 表題: 鳩山民主党は、社民党及び国民新党との連立を
避けて、当面独立色で進み党内の結束を優先すべき
佐藤ライザ qx1x@104.net
2009年8月30日に実施された衆院選は、民主党の大勝利・
自民党の大敗北に終
わりました。
(注1) 衆院選の結果議席数
09年8月・・解散時
自民:119・・303(▼184)、派閥領袖・大臣経験者・
小泉チルドレンの落選
民主:308・・112(+196)、新人及び小沢チルドレンが多数当選
公明: 21・・ 31(▼ 10)、太田代表及び北側幹事長が落選
共産: 9・・ 9(同数)
社民: 7・・ 7(同数)
国民: 3・・ 5(▼2)、綿貫代表及び亀井久興幹事長が落選
みんな:5・・ - 、渡辺喜美氏らが奮起、向かう方向は?
改革: 0・・ 1(▼1)
日本: 1・・ 0(+1)、田中康夫氏(兵庫8区)は民主色
大地: 1・・ 1(同数)、
幸福: 0・・ 0
諸派: 0・・ 0
無所属:6・・ 9(▼3)、
合計:480・・478(欠員2)
(注2) 鳩山政権が、衆院の3分の2(320議席)に達するか
否かの判定のため、無所属当選者が、どの政党に近いかを予測。
小泉龍司氏(埼玉11区・官僚)は民主色?、川村秀三郎氏
(宮崎1区)は民主色、平沼赳夫氏(岡山3区)は元自民、
城内実氏(静岡7区)は元自民、川口博氏(秋田2区・町長)は
不明、中村喜四郎氏(茨城7区)は元自民。
(注3) 衆院の3分の2の多数は計算上は320議席だが、
民主党が議長を出すので、321議席必要?。
民主党308+社民党7+国民新党3+田中康夫・小泉龍司・
川村秀三郎の三氏=321。
民主党は、社民党及び国民新党と連立を念頭に置いて
います。しかしながら、民主党(の大部分)と社民党
(民主党内の左翼集団を含む)とは、次の(注4)如く
政治哲学及び、具体的な重要戦略が非常に大きく異なります。
(注4) 民主・社民の差異
0、民主主義に軸足、対、共産主義類似の社会主義指向
1、インド洋上の海上自衛隊による給油、容認と反対
2、ソマリア沖の海賊対策、海上自衛隊の活動有無
3、日米自由貿易協定(FTA)、推進と反対
4、高速道路の無料化、推進と慎重(反対的)
5、衆院議員の比例定数80削減、賛成と反対
6、子ども手当の額(2.6万円対1万円の差異)
鳩山由紀夫政権が、社民党の主張を全面的に取り込めば、
日本の防衛の根幹を揺るがし
(米国の核の傘が名実共に消滅)、
日米軍事同盟が事実上破綻に向かう、エネルギー入手難
(石油シーレーンの安全保障の消滅)が現実のものとなって
行きます。
鳩山民主党は、上記の「衆院3分の2の同意」に固執する
必要性は、現状では殆どありません。国民の投票は
「民主党」を選んだのです、社民党や国民新党に託したの
ではありません。
従って、民主党は、当面独立色で進み、党内の結束を
優先すべきと申せます。
国民新党及び社民党は閣内に入れず、付かず離れず
程度を保つ事が、対外的にも、日本の国益につながります
(国家国民の利益となります)。
(注5) 国民新党の問題は、大型補正を続けて、
田中角栄氏の流れ(旧来型の土建国家)を指向して
いる点にある。
(日本の進路、No.0665、鳩山民主党は、社民党及び
国民新党との連立を避けて、当面独立色で進み
党内の結束を優先すべき、完)
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