「国民年金の花柳な生活」◎◎◎ おやおやの長崎 | 日本のお姉さん

「国民年金の花柳な生活」◎◎◎ おやおやの長崎

◎◎◎ 高志さんのコラム 「国民年金の花柳な生活」◎◎◎

■2009/08/09 (日) おやおやの長崎

『本日、私は、改めて日本が、今後も非核三原則を堅持し、核兵器の廃絶と恒久平和の実現に向け、国際社会の先頭に立っていくことを、改めてお誓い申し上げます。 (麻生太郎)』

おやおや、そうですか。そうすると、ついこの間、広島で《日本が米国の「核の傘」に守られている現実について「核で攻撃しようという国が隣にある。抑止力を持つ米国と同盟を結んでいる現実を踏まえないと。一方的に誰かがやめたら相手もやめてくれるという世界ではないと思う」などと述べた。(朝日)》のは一体何だったのか。

首相の「核の傘」が必要という認識に被爆者団体などは抗議していたが、現実に核兵器を持たない日本が核攻撃から身を守る方法は「核の傘」に入るしかないのだ。これは正論だが、当然「非核三原則」は反古になる。また、「核廃絶」は何処かの国が1発でも隠し持っていたら意味はなくなる。

特に大嘘つきの国が日本の近くにあるから「廃絶」は甘い夢である。「一方的に誰かが止めたら相手も止めてくれるという世界ではない」という首相の発言は高く評価していたが、またも、おやおや…である。「非核三原則」を守りながら「核の傘」に入る事は出来ない。

ところで、広島原爆の日に原爆ドーム近くのホテルで開かれた田母神俊雄元空幕長の講演会は如何だったろうか。田母神閣下は《オバマ米大統領を支持し共に核廃絶に取り組むとした秋葉忠利・広島市長の平和宣言を「夢物語」と批判。
持論の核武装論を展開した》という。

あの日、例によって講演会に反対する市民団体のデモがニュースに映っていたので一寸心配したが、結果は大盛会だったらしい。朝日新聞は【田母神氏が講演 核武装論を展開】という見出しの記事を載せているが、同社の記事としては珍しくまともである。

《田母神氏は約1300人(主催者発表)の聴衆を前に「日本が大国として生きていくなら核武装を追求すべきだと思う」などと話した。》

《公演を聴いた、妻が被爆者という広島県府中町の男性(80)は「米国など他国に頼らない平和を作るために、核武装の議論は大いにすべきで、共感した」。
60代の男性は「歴史観は賛成だが、核を持とうというのには違和感を覚えた」と話した。》

 時代は切迫している。もう、まやかしの平和論など通用しない。

http://www5.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=514369&log=20090809


■2009/08/08 (土) 放送倫理

目クソ鼻クソを笑うという言葉を地で行く様なニュースが昨夜あった。夜遅くNHKニュースを観ていたら「TBSに重大な放送倫理違反」というタイトルのニュースが流れたのである。

自分のところは年中違反しておりながら他所の事になると俄かに活気付くのはこの業界の風習だ。このニュースは、今日の朝刊にも出ている。
 
《問題になったのは昨年10月19日放送の情報バラエティー番組「サンデー・ジャポン」。道路建設のため大阪府内の保育園のイモ畑を強制収用した大阪府職員に対し、園児たちが畑に並んで抗議しているように見える映像を流した。だが、園児の映像は強制収用の前日に撮ったものだった。(朝日)》

思い出した。私もこの日記で取り上げている。イモを捨てるのは勿体ないと書いたら「捨てていません」とクレームがついたから一層忘れられない出来事である。

TBSテレビ広報部は『勧告の内容を真摯に受け止め、今後の番組作りに生かしていきたいと考えております。』と神妙に答えているが、その場限りの外交辞令である事は誰でも知っている。大体、勧告したBPO(放送倫理・番組向上機構)自体がNHKと民放でつくられた第三者機関だそうだから、勧告もナンダカナーという感じである。

《勧告は、「故意に事実をねじ曲げたとまではいえない」ものの、誤った印象
を与える結果になったと認定。番組制作にあたって映像を撮影した日付などを
示す「報道のイロハ」が欠けていたと批判した。》

今更言うなと言いたい位、この手の「倫理違反」はメディアの常套手段となっているではないか。次の記事も同類だ。

《民主党や鳩山代表をテーマにした「民主本」が大型書店の政治コーナーを埋めている。新刊の発行も相次ぎ、出版界では一足早い政権交代の様相。書店側も商機と見込むが、肝心の売れ行きはいま一つのようだ。‥‥もっとも麻生首相の書いた「自由と繁栄の弧」(幻冬舎文庫)は、政治コーナーにさえない。
‥‥紀伊国屋書店梅田本店では「鳩山さんへの関心は低いようです。政権交代がなければ月末に撤収します」と明快だ。(朝日)》

この記事の中でも朝日新聞は、さり気なく麻生首相を貶めている。麻生首相の著作の目玉は「自由と繁栄の弧」ではなく、「とてつもない日本」(新潮新書)だ。その「とてつもない日本」が売れに売れて出版社にも在庫がなくなり、増刷したのはついこの間の事である。ネットで火が点いた出来事だったが、鳩山代表にはこれ程の人気など有るはずもない。

しかし、その一方でメディアが軌道修正を始めたのではないかと思われる記事も見受けられる。
《衆院選の公示までまだ12日もある。「民主党圧勝、自民党惨敗」の報道があふれ、政権交代が確実の雲行きとなったが、果たしてそうか。よく目を凝らせば、追い込まれていたはずの自民党が息を吹き返し、押せ押せだったはずの民主党がここにきて精彩を欠いている。》

《街頭演説で麻生首相は元気を取り戻しているように見えるが、一方、鳩山代表はちょっと疲れ気味だ。これはどういうことか。選挙戦が長過ぎるために、自民党があれこれ策をめぐらした結果ではないのか。(ゲンダイネット)》

《読売新聞社が全国のインターネット利用者1000人を対象に実施している「衆院選ネットモニター」の第2回調査の結果が7日まとまった。18日の衆院選公示を前に、自民党の評価が若干持ち直した。》

《各党の評価を0~100度の「温度」で表現してもらう「政党温度計」(50度を超えればプラス評価)では、民主党52・7度、自民党40・3度で民主党が上回った。ただ、解散前の7月8~13日に実施した第1回調査からの上昇幅は、民主党0・8度、自民党2・2度と自民党の方が大きかった。》

公示まで10日もある。もう駄目だと諦めるのは未だ早い。

http://www5.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=514369&log=20090808

■2009/08/05 (水) 呆れた会見

もう1年以上も前になるが、胡錦涛主席の前に民主党の議員がずらりと並び、小沢代表(当時)が挨拶する様子をテレビのニュースで見た。見ている方が恥ずかしくなる様な国辱的な映像だった。それと同時に予感した日本の暗い前途が、今や現実のものとなりつつある。

「一度」「試しに」という様な軽いノリで民主党に政権を渡したら悔やんでも悔やみ切れない事態が待っている事は確実なのだ。そうなってからでは遅いのだが・・・。

一昨日、民主党の岡田克也幹事長がチャイナメディアの合同記者会見で表明した発言は、この党の体質を要約したものである。内容を聞いて、ただ、ただ、呆れ、絶望する思いだ。

《岡田幹事長は、「民主党は結党以来、一貫して日中関係を重視してきた。
鳩山由紀夫代表や小沢一郎代表代行を始めとする党幹部たちは各々の政治活動において常に日中関係重視の姿勢を示してきた」と述べ、政権交代が実現すれば日中関係はより一層発展すると強調した。》
 
《A級戦犯が祀られている靖国神社に日本の首相が公式参拝することに中国が強く反発している問題については、「A級戦犯は先の大戦の罪人だ。首相が公式参拝すべきではない」と述べ、チベット問題やウイグル問題については「中国国内の事情だ」とし、「中国への内政干渉は行うべきではない」との見解を示した。》

この発言の可笑しいところは、こちらは内政干渉をしないから、そちらも内政干渉するな、という条件が何処にも見当たらない点である。何かにつけて口を出すチャイナに対し一切の内政干渉を拒否する姿勢は第一に必要な条件だ。
靖国問題は日本の内政である。

次にA級戦犯は「罪人」という認識だ。この人は本当に東大を出ているのか。
何かの間違いではないか。この頭で日本の政治の舵取りをされたらたまらない。
チベットやウィグルをチャイナの国内事情だとする国際感覚の欠如は政治家としての資質に関わる問題である。

4年前には小泉政権の「郵政改革」という言葉に惑わされた国民が、今度は「政権交代」という言葉に惑わされている。「政権交代」の言葉には「郵政改革」と同じく上辺とは全く違う落とし穴があるのだ。

http://www5.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=514369&log=20090805


【「国民年金の花柳な生活」より  http://www5.diary.ne.jp/user/514369/

-------------------------------
■~自らの身は顧みず~
前空幕長 田母神俊雄退役空将[退役空軍大将] の講演会情報
⇒ 
http://www.tamogami.sc/lecture/
--------------------------
民主、非核三原則の法制化検討
8月9日(日) 19時52分配信
 民主党の鳩山由紀夫代表は9日、現在は国会決議にとどまっている「非核三原則」について、衆院選後の法制化を検討する考えを示した。長崎市で懇談した被爆団体関係者から法制化の要望を受け「しっかり検討する」と応じた。共産党の志位和夫委員長は「当然の方向だが、日米の核密約を破棄し、持ち込み拒否を明確にしないと法制化の意味がない」と指摘。社民党の福島瑞穂党首は「新政権で法制化したい」と歓迎した。
共同通信