北朝鮮と米国の親密度が急進展 by エドモン・ラマン
北朝鮮と米国の親密度が急進展
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エドモン・ラマン
米国のクリントン元大統領は2009年8月4日、North Korea を訪問して金正日総書記と直接会談し、North Korea 側に拘束されていた米国人女性記者2人を直ちに解放させ(総書記命令の特赦)、8月5日には帰米するクリントン氏の航空機に同乗させ、三沢米軍基地(青森県)経由でロサンゼルスへ連れて帰りました。
(注) 米国人女性記者(China 系のローラ・リン、South Korea 系のユナ・リー両氏)拘束事件の概要 2009年3月17日、中朝国境付近で取材中の米女性記者2人がNorth Korea 軍に拘束される
2009年4月24日、North Korea 側が同2人を起訴
2009年6月8日、中央裁判所(最高裁に相当)が「朝鮮民族敵対と不法入
国」の罪で労働強化刑12年の判決
2009年7月10日、米国務長官(クリントン女史)がNorth Korea に恩赦による解放を求める発言
私は今回の事件を、米国(その背後の闇の勢力)とNorth Korea とが、お互いの距離を画期的に接近させるため、予め仕組まれた劇(シナリオ)と読んでおります。その根拠は以下の通りであります。
A、米国は、North Korea を米国側の一員に組み入れたく、金正日政権側の横暴的な言動に腹を立てずに、あらゆる忍耐強い(我慢強い)努力(工夫=米要人の訪朝等)を続けて来ました。
1994年6月、カーター元大統領が訪朝し金日成主席と会談
1996年11月、リチャードソン米下院議員(民主党)が訪朝しスパイ容疑の米国人男性の返還交渉
2000年10月、オルブライト国務長官が訪朝し金正日総書記と会談
2007年6月、バンコ・デル・アジアにあったNorth Korea の資金凍結を解放
B、金正日政権(North Korea )としては、従来からの実質的なChina(北京共産党政権)支配から脱却を模索しており、そのための最強・最良の手段として、米国寄り(米国側の一員入り)を心底では切望していました。
米国は、自国の屋敷内(核の傘)に日本と言う「奴隷妻」を保有し続けていますが、これに加えて、屋敷外に住んでいる「通い妻」(2号さん)として、金正日政権(North Korea )を、概ね獲得したと言えます。
パソコンで言えば、米国はOSの入ったCドライブ、日本は同一ケース(核の傘)内の2枚目のハードディスク(Dドライブ)です。NorthKorea は外付け機器のEドライブであり、China が支配するパソコンから、米国が支配するパソコンへほぼ乗り換えた、と比喩的に述べる事が出来ます。
米国(その背後の闇の勢力)は、China(北京共産党政権)を米国債引受のため、本当に有り難いパートナーとしている一方、China が余りにも強力となり過ぎる事を、警戒し阻止する必要性を痛感しております。
米国は当初、小泉純一郎氏の如く何でも言いなりになる「奴隷妻」(日本)を、逞しく豪腕な「極道の妻」(核武装と軍事力強化)に育成しようとしました。しかしながら、日本は、「不戦奴隷憲法」等を盾(屁理屈)にして、全くはかばかしくありません。
そこで米国は、対China 牽制要員(部下)として、North Korea を迎え入れる決意を固め、実行に移していると言わざるを得ません。
金正日政権も、米国の陰の(裏からの)支援があれば、事実上、核開発を進展させる事が出来、日本・China ・露国・South Korea に対して、頭を下げて応援してもらう必要性が激減し、好都合であります。
かかるアジア状勢の下で、日本は米国から、次第に疎外されて行く可能性が高いです。日米軍事同盟の有効性も、今後の日本の政治如何ですが、民主党政権で左翼勢力(嫌米色)が強くなれば、弱体化必至と言わざるを得ません。
(日本の進路、No.0648、金正日・クリントン会談によって、NorthKorea と米国の親密度が画期的に前進した、完)
mailto:n21cq@yahoo.co.jp 21世紀研究会
mailto:npslq9@yahoo.co.jp 日本戦略の研究会
(日本の進路★0648★090805★北朝鮮と米国の親密度が急進展、完)
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エドモン・ラマン
米国のクリントン元大統領は2009年8月4日、North Korea を訪問して金正日総書記と直接会談し、North Korea 側に拘束されていた米国人女性記者2人を直ちに解放させ(総書記命令の特赦)、8月5日には帰米するクリントン氏の航空機に同乗させ、三沢米軍基地(青森県)経由でロサンゼルスへ連れて帰りました。
(注) 米国人女性記者(China 系のローラ・リン、South Korea 系のユナ・リー両氏)拘束事件の概要 2009年3月17日、中朝国境付近で取材中の米女性記者2人がNorth Korea 軍に拘束される
2009年4月24日、North Korea 側が同2人を起訴
2009年6月8日、中央裁判所(最高裁に相当)が「朝鮮民族敵対と不法入
国」の罪で労働強化刑12年の判決
2009年7月10日、米国務長官(クリントン女史)がNorth Korea に恩赦による解放を求める発言
私は今回の事件を、米国(その背後の闇の勢力)とNorth Korea とが、お互いの距離を画期的に接近させるため、予め仕組まれた劇(シナリオ)と読んでおります。その根拠は以下の通りであります。
A、米国は、North Korea を米国側の一員に組み入れたく、金正日政権側の横暴的な言動に腹を立てずに、あらゆる忍耐強い(我慢強い)努力(工夫=米要人の訪朝等)を続けて来ました。
1994年6月、カーター元大統領が訪朝し金日成主席と会談
1996年11月、リチャードソン米下院議員(民主党)が訪朝しスパイ容疑の米国人男性の返還交渉
2000年10月、オルブライト国務長官が訪朝し金正日総書記と会談
2007年6月、バンコ・デル・アジアにあったNorth Korea の資金凍結を解放
B、金正日政権(North Korea )としては、従来からの実質的なChina(北京共産党政権)支配から脱却を模索しており、そのための最強・最良の手段として、米国寄り(米国側の一員入り)を心底では切望していました。
米国は、自国の屋敷内(核の傘)に日本と言う「奴隷妻」を保有し続けていますが、これに加えて、屋敷外に住んでいる「通い妻」(2号さん)として、金正日政権(North Korea )を、概ね獲得したと言えます。
パソコンで言えば、米国はOSの入ったCドライブ、日本は同一ケース(核の傘)内の2枚目のハードディスク(Dドライブ)です。NorthKorea は外付け機器のEドライブであり、China が支配するパソコンから、米国が支配するパソコンへほぼ乗り換えた、と比喩的に述べる事が出来ます。
米国(その背後の闇の勢力)は、China(北京共産党政権)を米国債引受のため、本当に有り難いパートナーとしている一方、China が余りにも強力となり過ぎる事を、警戒し阻止する必要性を痛感しております。
米国は当初、小泉純一郎氏の如く何でも言いなりになる「奴隷妻」(日本)を、逞しく豪腕な「極道の妻」(核武装と軍事力強化)に育成しようとしました。しかしながら、日本は、「不戦奴隷憲法」等を盾(屁理屈)にして、全くはかばかしくありません。
そこで米国は、対China 牽制要員(部下)として、North Korea を迎え入れる決意を固め、実行に移していると言わざるを得ません。
金正日政権も、米国の陰の(裏からの)支援があれば、事実上、核開発を進展させる事が出来、日本・China ・露国・South Korea に対して、頭を下げて応援してもらう必要性が激減し、好都合であります。
かかるアジア状勢の下で、日本は米国から、次第に疎外されて行く可能性が高いです。日米軍事同盟の有効性も、今後の日本の政治如何ですが、民主党政権で左翼勢力(嫌米色)が強くなれば、弱体化必至と言わざるを得ません。
(日本の進路、No.0648、金正日・クリントン会談によって、NorthKorea と米国の親密度が画期的に前進した、完)
mailto:n21cq@yahoo.co.jp 21世紀研究会
mailto:npslq9@yahoo.co.jp 日本戦略の研究会
(日本の進路★0648★090805★北朝鮮と米国の親密度が急進展、完)