イスラエルからのニュース(ご注意。長いです。)
2009年7月22日(水)
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*国防軍が違法入植拠点の一括撤去作戦を準備している
との報道が流れ、 入植者らも抵抗の準中。西岸地区を
管轄する警察では、入植者らの動きを取り締まる準備を
進めている。(H,P)
*ルーマニアで逮捕された不妊専門医の家族が現地へ。
医師らは容疑を否認している。しかし、問題の医師らは
卵子売買などで2千万ユーロの荒稼ぎをしていたと、
現地メディアは報じている。(H,P,Y)
*東エルサレムでの住宅建設中止の呼び掛けに、独、仏、
ロシアなどが参加。イスラエルに対する国際的な圧力が
高まっている。(H,Y)
*子供を虐待し、餓死寸前の状態にしたとして逮捕され、
自宅拘束されていた超正統派の女性は、精神鑑定を
拒否していたが、月曜深夜に鑑定を受けた。鑑定医は、
何度か面会を重ねる予定。(P,H,Y)
*ASEANの会議出席のためタイを訪問したクリントン米
国務長官は、イランが核武装すれば
米国も対抗して同盟国を守る
と警告。イランが核武装で安全を確保しようと
するのは間違いだと語った。(P,Y)
*「アッバス議長とイスラエルが和平に合意し、住民投票
で承認されたら、それに従う」と、ハマス指導者の
マシャールがロシア外交官に語ったことが判明。真意が
疑問視されている。(H)
*イスラエル我が家が、改宗を容易にする法案を国会に
提案へ。現在は最高ラビ法廷だけが独占する改宗の
判断を、地方ラビ法廷にも与える内容。しかし「正統派
独占が強まるだけ」との批判も。(H)
*ニューヨークで4000人の福音派クリスチャンが集まり
イスラエル支持集会を開催中。ユダヤ人の指導者らも
講演する。(P)
2009年7月23日(木)
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*主要閣僚が欠席したため、政府が重要法案の投票を
延期。連立政権が崩壊していると懸念の声も。首相は
労働党の閣僚を解任すると警告したため、バラク労働
党首は法案への支持を約束した。(H,Y)
*米国に着任したイスラエルのオレン大使が「イスラエル
と米国との関係に問題は無い。両国は高度な同盟関係
にある」と説明。入植地建設問題で両国の関係が悪化
しているとの見方を否定した。(H)
*ガザのファタハ指導者ダーランの甥の結婚式で爆発が
あり、61人が重軽傷。ハマスの犯行と報じられたが
ハマスは否定した。(P,Y,H)
*超正統派の女性に虐待された3歳の子供が治療を受け
ているエルサレムのハダサ病院を、超正統派が利用
拒否。裁判所は、子供を別の病院に移すことを許可する
と見られている。(H)
*子供を虐待したとして逮捕された超正統派の女性は、
子供などを虐待 してしまう特殊な精神病(代理ミュンヒ
ハウゼン症候群)などではなく、責任能力があり、
起訴される見込みだと関係者が語った。(P,Y)
*多数の違法入植拠点を1日で国防軍が撤去する作戦が
あるとの報道を、国防軍関係者が否定。多くの地点での
強制撤去は不可能だという。(P)
*ベトシャン付近で盛んに養殖されている鯉の一種に、
ウイルス病が広がり大きな損害。伝統料理
「ゲフィルテ」のため需要が高まる秋の祭りを前に、
ワクチン接種など、懸命の対策が行われている。(H)
*ヨッパの劇場で予定されていた、イエスを題材にした
政治劇の上演が、クリスチャン系住民の反対で中止に。
この劇は1972年に発表されたが、国の検閲で上演が
禁止され、大学内で上演された。(H)
2009年7月24日(金)
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*先週の南レバノンの爆発事故について、ヒズボラが
イスラエルとの停戦に違反して活発に兵器貯蔵を
行なっていると国連が非難。(P,H,Y)
*イスラエル製のミサイル迎撃システム「アロー2」が
米国でテスト。
迎撃ミサイル発射には失敗したが、他は正常に動作
した。(Y,H,P)
*国歌教育の要綱をアラブ系の学校や、イスラエル国家を
否定する超正統派の学校にも配布へ。アラブ系の教育
関係者は反発している。(Y)
*駐車料金の支払いを拒否して車を発進させ、エチオ
ピア系の女性を負傷させたイエシバ(ユダヤ神学校)
学生が「温情判決」で無罪になった事件で、上級
裁判所が執行猶予付きの有罪判決。(Y,H,P)
*数百人の右派活動家が来週30日のティシャ・ベアヴ
(神殿崩壊日)に神殿の丘に向けて行進すると宣言。
米国政府が東エルサレムでの住宅建設に干渉している
ことに抗議するため。(P)
*オサマ・ビンラディンの息子が、米の無人偵察機による
攻撃で今年初めに死亡していたとの報道。米の諜報
関係者が語った。(Y,P)
*米ニュージャージー州で、3人の市長と数人のラビなど
が、汚職、臓器売買、イスラエルへの資金洗浄の容疑で
逮捕された。(P,H,Y)
*英国で1~6月の反ユダヤ事件が、昨年同時期の
276件から609件へと倍増。1984年の調査開始
以来最大で、過去最大だった06年1年間の598件を
超過。今年のガザ戦争が増加に影響した。(H)
2009年7月26日(日)
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*イラン革命軍の司令官が
「イスラエルから攻撃を受け
れば、ミサイルでイスラエルの
核施設を破壊する」と宣言。(H,Y)
*イランの最高指導者ハメネイ師の命令を受け、アフマ
ディネジャド大統領がマシャイ副大統領の辞任を受理。
副大統領は「イスラエルは友人」などと発言した経歴
があり、強硬派が反発していた。(P,Y)
*米国のクリントン国務長官が、パレスチナ自治政府に
2億ドルの財政支援を送金したと発表。(P,Y)
*シリアのモアレム外相が英国のミリバンド外相と会談。
モアレム外相は、イランと西側諸国の仲介に意欲を
表明した。(P,Y)
*米国では、正統派ラビなどによる大規模な資金洗浄
ネットワークの摘発で、有名人のラビなどが逮捕され、
ユダヤ人社会に大きな衝撃が走っている。疑惑は
イスラエルに及ぶ可能性も。(P,H)
*33歳の父親が、3歳の娘を絞殺した後、自らも自殺
未遂。離婚交渉が進行中で、別居中の妻が娘の
遺体を確認した。(H,Y)
*週末に各地の海水浴場で水の事故が相次ぎ、合計
3人が溺死。(P,Y)
*メシアニック・ジューが兵役に向けた信徒の研修
キャンプを実施中。彼らは、国を守るための戦いは
信仰実践だと考えている。(P)
*アラブ人地区で深夜まで続く結婚式の騒音に困った
ユダヤ人住民が、ベートーベンの「第九」やモーツアルト
の「レクイエム」を大音響で流し報復。
「話し合いに応じてもらうため」
だという。(Y)
2009年7月27日(月)
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*米政府のミッチェル特使が昨日イスラエルに到着。
新しい中東和平の枠組みに関して、ネタニヤフ首相らと
会談する。入植地凍結の合意が成立するかどうかに
注目が集まっている。(H,P,Y)
*イスラエル国内でイランに対する強硬論が強まる中、
米国のクリントン国務長官は「外交交渉の方が、
軍事攻撃よりも良い」として、イスラエルに忍耐を
呼びかけ。(P,Y)
*右派活動家が、ベドウィン人地区でデモ。「アラブ人の
違法建築に抗議する」ため。アラブ系の住民は靴などを
投げて抗議したが、約千人の警官が警備したため、
大きな混乱も無くデモは終了した。(P,H,Y)
*西岸地区の住民は6月末現在で30万人余りとの統計
結果を、国防軍が発表。年初から2.4%の増加となった。
(H)
*イスラエルの攻撃に備え、ハマスが国連施設の地下に
トンネルを掘削中。トンネルが崩落し、国連の学校の
建物が損傷する事件も。(P)
*国連が近日中にガザでの戦争に関する調査結果を
発表すると見られているため、国防軍では反論を
検討中。(H,P)
*来週に予定されているファタハの第6回総会を前に、
ガザのファタハ幹部をハマスが足止め。自治政府が
拘束中のハマスのメンバーを釈放しない限り、ファタハ
幹部の西岸地区行きは認めない構え。(P)
*ガザの裁判所が、女性弁護士にスカーフの着用を
強制へ。ハマスは「イスラム法を実施するつもりはない」
としているが、女性の服装規制が強まっており、
生徒にスカーフを着用させる動きも。(P,H,Y)
*エイラートで重度の喫煙者だった34歳の男性が病死。
新型インフルエンザによる初の死者と見て専門家が
検査を行っている。(H,Y)
2009年7月28日(火)
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*イスラエルの国連大使が安保理でイランの脅威に警鐘。
2週間前のレバノン南部での爆発はイランの活動の
証拠だと指摘した。レバノン政府は、イスラエル軍の武器が
爆発したと主張している。(P,H,Y)
*国会議員の離党を容易にする法案が国会で審議中。
カディマのモファズ氏をリクードに取り込むのが狙いだと
して「モファズ法」とも呼ばれるこの法案に、モファズ氏は
反発している。(P,H,Y)
*米国のゲーツ国防長官がイスラエルを訪問し、ネタニヤフ
首相、バラク国防相と会談。イランの核が議題の中心と
なった。(H,Y)
*米国のミッチェル特使の中東諸国歴訪は、近日中に
オバマ大統領が包括的な中東和平案を提案する準備
か。特使は昨日、アラブ諸国も和平に向けた具体的な
行動を取るべきだとの考えを示した。(P)
*国防軍のガザでの戦争の作戦行動の是非を問う
会議を、人権派のラビらがエルサレムで開催。しかし、
国防軍は参加しない構え。(P)
*ガザの密輸トンネルで燃料の爆発があり、7人が死亡
したもよう。密輸トンネルの事故としては過去最悪の
惨事となった。(H)
*パレスチナ人の学生のグループがエルサレムの虐殺
記念館(ヤッド・ バシェム)を訪問。パレスチナ人学生
団体の訪問は史上初。(H)
*今年3月に死去したホロコースト生存者の家族が、
慰問活動を行っていたメシアニック・ジューのグループが
伝道をしたと非難。家族がいない時に讃美歌を歌うなど
して、イエスを信じさせたという。(P)
[情報源略号表]
P=エルサレム・ポスト http://www.jpost.co.il/
H=ハアレツ http://www.haaretz.com/
7=アルツ7 http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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国連は、ハマスがパレスチナから
イスラエルにカッサム砲で攻撃していても、
何も言わないし何も動かないけど、
イスラエルが我慢の限界にきて、
ハマスに攻撃すると、パレスチナに
調査団を派遣して、イスラエルを批判する。
国連なんか、何の仕事もしていない
くだらない組織になり果てているのではないか。
アラブ人に乗っ取られているから、
イスラエル批判ばかりしている。
日本は、国連を信用していてはいけないと思います。
日本は、自国の国益を追求していたらよろしい。
他国にやられない程度にね。
もともと日本は評判がいい国だから、もう少し自己主張
するぐらいでいいと思います!