『小学校英語 質の高い外国人指導助手を』の社説。◎世界の新聞「101紙」の視点
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◎世界の新聞「101紙」の視点
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29日付「読売新聞」
『小学校英語 質の高い外国人指導助手を』の社説。
『小学校から英語を学ばせるなら、生きた英語に触れさせたい。そこで役に立つのは質の高い外国人指導助手の存在だ。』
『小学校での英語は、(中略)2011年度から5、6年生で必修となる。
(中略)今年度中に両学年で実施を予定しているのは小学校の98%に上る。
授業時間も大幅に増え、事実上始まった形だ。』
『小学校英語は、積極的に話そうとする態度を育み、発音や基本的な表現に慣れさせるのが目標だ。指導要領では、担任教師を中心にしつつ、外国人助手らの活用に努めるよう求めている。』
『外国人助手については、各自治体が直接雇用したり、語学スクールなど民間業者と契約を結んだりして、学校に派遣している。』
『雇用する場合は、国が仲介する「JETプログラム」(語学指導等を行う外国青年招致事業)を利用するか、独自に探す。』
『JETプログラムは20年以上の実績があり、助手の質や研修も評価を得ている。だが、業者に比べて助手への報酬が割高で、住居など生活面の支援も必要になる。』
『このため、最近では、業者と労働者派遣契約や業務委託契約を結ぶケースも増えているようだ。』
『業務委託だと、派遣先である学校は、雇用主である業者を通さなければ助手に指示できない仕組みになっている。労働者派遣法に抵触するからだ。』
『だが、教師が学校現場で助手を直接指導できなくては、教育は成り立たない。
こうした混乱が生じないよう、文科省は厚生労働省と十分協議する必要があろう。』
『また、研修を受けておらず、日本語が全く話せずに教師との意思疎通を欠く外国人助手や、発音に癖があって初めて英語を学ぶ児童の指導に不適格な助手もいる。』
『各教委や学校が、どのような助手をどう活用しているのか。文科省はまず実態を把握すべきだ。』
『助手の質を担保するには、研修が必須となる。教委に義務づけることも検討すべきではないか。』
『助手の力量を見極め、使いこなすには、教師の質向上が欠かせない。その研修の充実も大切だ。』
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『外国人助手については、各自治体が直接雇用したり、(中略)民間業者と契約を結んだりして、学校に派遣している』
『雇用する場合は、国が仲介する「JETプログラム」(中略)を利用するか、独自に探す』
『JETプログラムは(中略)質や研修も評価を得ている。だが、業者に比べて助手への報酬が割高で、住居など生活面の支援も必要になる』
『このため、最近では、業者と労働者派遣契約や業務委託契約を結ぶケースも増えている』
このあたりの事情については、知らなかった。
しかし、『労働者派遣法に抵触する』ため、『業務委託だと、派遣先である学校は、雇用主である業者を通さなければ助手に指示できない』とのこと。
これについては、社説で指摘しているように、
『教師が学校現場で助手を直接指導できなくては、教育は成り立たない。こうした混乱が生じないよう、文科省は厚生労働省と十分協議する必要が』あるものと思う。
小学生への英語教育の是非については、様々な意見があろう。
しかし、『小学校での英語は、(中略)2011年度から5、6年生で必修となる』ことが決定した今となっては、より良い授業となることを願うものである。
(桐鳳)
【編集後記】
「少なくとも今現在は」英語が苦手な私。
どのように英語教育を行うのが適切なのか、よくわかりません。
小さいうちから学習することで英語をマスターできるようになるならば、それはもちろん、とても良いことだと思います。
しかしそのために、肝心の母国語がおろそかになってしまうことがあってはならないものと考えます。
また、英語については、英会話が重視されるようです。
確かに、「何年も学校で英語を勉強するのに会話ができない」との批判が、よく聞かれます。
しかし、インターネットが普及した昨今。
「英文読解」という能力も、これまでとは違った意味でより重要になってくるのではないでしょうか。
個人的には、
「日本語>英文読解>英会話」
という優先順位がいいと思うのですが、いかがでしょうか。
(桐鳳)
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日本のお姉さんの意見。↓
その業者が、外国人指導助手に給料を払わなかったり、ボーナスをカットしたりするので、外国人指導助手が気を悪くして、仕事を辞めるらしい。1年に3人も外国人指導助手が変わった小学校もあるのだとか。
外国人指導助手も、病気だからと言って半日で帰ったり、自分の都合でプイッと国に帰ったりするらしい。
病気なのは仕方がないとしても、よくわからない理由で仕事を投げて帰るのは外国人ならよくあることだとわたしは思う。
野球の選手やサッカーの選手だって、せっかく高い金で日本の球団に雇われても、家族が病気だからとか、国においてきた妻が寂しがっているからなどという理由で突然帰国したりするではないか。
彼らは、仕事よりも家族が大事だという考え方なのだ。その考え方の方が正しいかもしれないとわたしは思っている。家族は仕事よりも大切にするべき時があるのだと思う。
ただ、仕事が無いと家族を養えないのだ。
仕事がいくらでも選べる人は家族優先で仕事を辞めても構わないと思う。日本では、いったん、仕事をなくすとなかなか就職できないので、外国人のように簡単には仕事は辞められない。外国人の場合は、クビになるのも早そうだが、次の仕事も早く見つかりそう。
自分に自信がある人は、どんどんいい給料をくれる会社に移っていくらしい。
日本の場合、仕事を辞めると、まず、確実に前の会社でもらっていたよりも給料は減る。
年功序列だから、再就職した者は、いくら経験を積んでいても、そんなに重宝がられない。長く会社にいる人が能力があってもなくても給料を多くもらえるようになっているのだ。
女性ならなおさらだ。いくら経験があっても、オバサンは、雇いたくないだろう。その辺が独身女性が日本に生きるのが辛いところだ。何が何でも同じ会社にしがみついていないといけないのだ。
外国人の場合は、日本に来るような人は、ちょっと自由を愛する流れ者的な人が多いだろうから、よけいちょっとした問題で自分の国に帰ってしまうのだと思う。自分の国で就職する前に、ちょっと日本でバイトする気分で来てみた若者もいるかも。
わたしが知っているケースでは、イギリスから雇われたある外国人指導助手は、障害者の施設の英語教師として、住みこみで3ヵ月契約で雇われたのだが、半月で授業に出てこなくなって部屋に閉じこもりになり、3か月後にプイッと出て行ってしまって、まだ日本にいるのやら、イギリスに帰ったのやら施設側も分からないとのことで、受け入れ側も外国人指導助手も、なんだか不幸なことになっていた。
日本に対する印象も悪かっただろうな。国に帰ったら日本の悪口を言っているだろうな。