イスラエルからのニュース (長いです。) | 日本のお姉さん

イスラエルからのニュース (長いです。)

2009年7月15日(水)
************************************
レバノン南部で民家に隠されたヒズボラの武器が大爆発。

 民家には多数のカチューシャロケット砲や、マシンガンが

 隠されていたもよう。
イスラエル政府は、ヒズボラの停戦違反を非難した。(P,H,Y)

*リーバーマン外相に対する刑事捜査がほぼ最終段階に

 なり、外相を起 訴するかどうかについて、警察と検察が

 最終的な協議を進めている。
容疑は詐欺、背任、資金洗浄など。(P,Y)

*KKKのメンバーだった米国人をテルアビブで逮捕す

 る際、イスラエル人の女友達からの情報が重要な役目を

 果たしたことが判明。(P,Y)

*シャリート兵士の解放交渉のため、ネタニヤフ首相から

 担当者に指名されたハダス氏が、エジプトを訪問し担当

 者と初会談。進展があったかどうかはわからない。(P,Y)

*2隻の国防軍艦船がスエズ運河を通って紅海に移動。

 イランに対して圧力をかけるためとの見方も。(P,H)

*国防軍が兵士に無差別発泡を指示した等とする「沈黙を

 破る」のビデオに国防軍が反論。証言は大半が匿名で、

 具体的な時間や場所が特定されておらず、検証が

 できないという。(P,Y)

*イランの政情悪化で核開発の阻止交渉が困難になった

 と、オバマ大統領。しかし、交渉を続ける考えを表明した。(H)

*エルサレムに住む超正統派の女性が子供を虐待し、

 餓死寸前の状態にした疑いで逮捕されていたことが

 判明。(Y)

2009年7月16日(木)
******************************************
ヒズボラが大量の武器を民家に隠していたのは、停戦

 決議違反だと国連も非難。ヒズボラは爆発した民家以外

 にも、多くの民家に大量の武器を備蓄しているもよう

 (P,H)

*カチューシャやカッサムなどの短射程ロケット砲を迎撃

 するために開発されている「アイアンドーム」が、初の

 迎撃実験に成功。今後も実験を重ねて行く。実戦配備は

 来年になる見込み。(P,H,Y)

*超正統派の女性が子供の虐待で逮捕されたことに、

 超正統派が反発。 エルサレムのメアシャリムで暴動を

 起こした。騒乱は、ベイト・シェメシュ市にも飛び火して

 いる。(P,Y)

*2009年~2010年の2年分の予算が国会を通過。

 投票前に社会福祉の増額など修正が加えられた。(P,Y)

*米国のクリントン国務長官が、イスラエルとの和平に向け

 て治安の改善を目指すよう自治政府に要請。アラブ諸国

 にもイスラエルの存在を認めるよう呼びかけた。(P,H,Y)

イランがすでに核技術を

 習得し、6ヶ月以内に核爆弾

 を完成させるこ とができると、

 ドイツの雑誌が報道。(H)

*イスラエルの国内治安機関であるシンベトの長官を、

 1974年から1980年まで勤めたアヒトブ氏が死去。

 79歳だった。(Y)

*アッバス議長とイスラエルが共謀してアラファト議長を

 殺害したとの説を、アルジャジーラTVが報道。怒った

 自治政府は、同TV局の自治区内における活動を禁止

 した。(H,Y)

2009年7月17日(金)
***************************************
*幼児虐待容疑での女性の逮捕に反発した超正統派が、

 昨日もエルサレムで大規模な騒乱事件。負傷者も

 出た。警察の司令官は「こんな行為は、聖書のどの

 個所でも許されていない」と語った。(P,H,Y)

ガザから久しぶりにカッサム

 砲撃があったが、空地に着弾したため大
  きな被害は無し。前回の砲撃は6月中旬だった。(P)

*現代イスラエルの建国に反対するユダヤ教の一派

 「ネトゥレイ・カル タ」の代表団がエジプトからガザに入り

 ハマス幹部のハニエと会談。
同派は反イスラエル指導者を支持することで知られる。

 (H,Y)

*新任の駐米イスラエル大使となったオレン氏が、様々な

 親イスラエル団体、左派平和団体などとの関係を強化

 する方針を表明。従来、イスラエル大使館は左派系の

 平和団体との関係を避けていた。(P)

スイスの外相が、5月にハマスの代表団と会談していた

 ことを認め、 「ハマスはテロ組織ではない」との見解を

 表明。イスラエル外務省の広報官は懸念を表明した。(P)

*パレスチナ和平における譲歩と引き換えに、イスラエルが

 国際社会の容認を得てイランに対する軍事攻撃を行うと、

 英紙が報道。(P)

*「沈黙を破る」に対抗して作られたサイトで、イスラエル

 国防軍に従軍した多くの兵士が、国防軍の戦いが適切

 だったことを証言。実名や地位が紹介されている具体的

 なものが多い。(H)

*ユダヤ系米国人学者が、放射能による害を防ぐ薬

 発見。動物実験では、被ばくの前後に薬剤を注射する

 ことで、劇的な効果があった。核戦争や核テロに対する

 有効な対策になると期待されている。(Y)


2009年7月19日(日)
***************************************
*子供を虐待し、餓死寸前にしたとして逮捕された超正統

 派の女性が釈放されて自宅軟禁となり、超正統派の

 暴動は鎮静化。女性は他の子供も虐待していた可能性

 が高いと、警察は見ている。(H,P,Y)

*トルコのアンカラにパレスチナが「大使館」を設置。式典

 に出席したギュル大統領は、パレスチナ国家ができれ

 ば、トルコも「パレスチナの東エルサレム」に大使館を

 設置したいと語った。(P,Y)

*1963年から5年にわたり、イスラエルの諜報機関

 モサドの指導者を務めたアミット氏が88歳で死去。

 正確な情報で、1967年戦争の奇跡的な勝利をもたら

 した功労者として知られている。(H,P,Y)

レバノン南部でヒズボラが武器を備蓄している場所を、

 国連軍は以前から把握していたもよう。しかし有効な

 対策が取れなかった。(H)

*金曜夜、ヒズボラの旗を持った民間人15人がイスラ

 エルの領土に数分間侵入。非武装だったため国防軍は

 攻撃を避けた。(P)

*7年以内にホスピスの全国ネットワークを構築するよう、

 保健省が病院などに要請。現在ホスピスは、4ヶ所、

 計87床しかない。(H)

移民者や難民の強制送還に反対する1000人規模の

 デモがテルアビブで。この3週間で同種のデモは

 3度目になる。(H)

*遺跡でモザイクのタイルを拾い、米国に持ち帰った

 女性が、遺物の持ち帰りは違法だと知り郵便で返送。

 自然公園の担当者は「遺物が返送されて来たのは

 私の知る限り2度目」と語っている。(H)

2009年7月20日(月)
****************************************
*東エルサレムの病院跡地で予定されている住宅建設

 工事の中止を米政府がイスラエルに要請。問題の土地は

 1980年代に親イスラエルの米国人によってすでに買い

 取られている。(H,P,Y)

*日曜の閣議での情勢報告で、シンベトのディスキン

 長官が中東和平交 渉の再開などに言及。ネタニヤフ

 首相が「治安に関する情勢報告に限定して発言する

 ように」と止めた。(H,Y)

ルーマニアで大規模な卵子売買の疑惑が発覚し、イスラ

 エル人ら30人に事情聴取。ルーマニア人女性から

 数百ユーロで卵子を買取り、不妊治療を求める女性に

 売却していたと見られている。(H,P,Y)

独立記念日をナクバ(破局)として嘆く団体への公金の

 支出を財務省が差し止められるとする法案を閣議で

 承認。(P,Y)

*エジプトは、ハマスとファタハの和解交渉の新たな期限

 を8月25日に設定。ガザ復興に向けた権力分割の枠組

 みを模索する。両者の交渉 は何度も決裂しており

 「これが最後のチャンス」と担当者。(P,Y)

*昨年「イスラエルも我々の友人」と発言したイランの

 マシャイ副大統領が、新政権でも副大統領に就任。

 激しい批判を受け辞任したとの報道が流れたが、

 副大統領はウェブサイトで辞意を否定した。(H,P)

*国防軍が西岸地区の100ヶ所の検問所を撤去へ。

 治安の改善を受け、住民生活の改善に取り組む。(P)

メルボルン映画祭が、イスラエル政府の支援を受けた

 映画を外せとのケン・ローチ監督の要求を拒否。同監督

 は参加を取りやめた。(H)

*KKKのメンバーだとして国際手配され、テルアビブで

 逮捕された米国人を昨日米国に送還。本人は容疑を

 否認しているもよう。(H)

2009年7月21日(火)
**************************************
*オルマート元首相が産業相だった時代に、政治的な人事

 を行った疑い は濃厚で、起訴すべきだとの見解を警察が

 表明。元首相に対する刑事捜査は、すでに他にもいくつ

 かの件で進行している。(H,Y)

*リーバーマン外相が南米諸国を訪問へ。親イランのベネ

 ズエラなどを通じ、イランの影響力が南米で拡大するのを

 阻止するため。外相の外 遊中に、米国のミッチェル中東

 特使らがイスラエルを訪問する。(H,P)

ルーマニアのコンスタンタの市長がナチスの制服姿で

 ファッションシ ョーに登場。ユダヤ人団体などから激しい

 非難が出ている。(H,P)

*国防軍は23ヶ所の違法入植拠点を1日で撤去する

 計画を作成中。違 法拠点の撤去は、すでに決まって

 いるが実施が遅れている。(H)

トルコのエルドアン首相が明日、シリアを突然の訪問へ。

 イスラエルとシリアの和平交渉が重要議題だと見られ

 ている。(P)

*ネタニヤフ首相は「ユダヤ人も東エルサレムに住む権利

 がある」と語り、米政府の反対にもかかわらず建設を

 進める考えを表明。(H,Y)

*レバノン軍がイスラエルとの国境地帯のシャバ農園

 付近で警備を強化。 国防軍も警戒レベルを引き上げ、

 戦車などを配備している。(H)

*国防軍に違法入植拠点を撤去されたことへの「報復」と

 して、入植者らがナブラス付近のパレスチナ人の畑など

 に放火か。(P,Y)

*無宗教のカップルに結婚の道を開く世俗結婚法が国会の

 一次朗読を通過。しかし制約が多く、逆にユダヤ教の

 支配が強まる可能性も。(Y)


[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト 

http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」
http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp