イスラエルからのニュース | 日本のお姉さん

イスラエルからのニュース

2009年7月5日(日)
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*サウジアラビアが、イラン攻撃のためのイスラエル

 空軍機の通過を認める約束をしたと、英紙サンデー

 タイムズが報道。(H,P,Y)

*アラブ諸国の対応によって、入植地建設凍結の規模や

 期間を考えるとの考えを、米国のミッチェル中東特使に

 バラク国防相が伝えていたことが判明。両者は明日、

 ロンドンで再び会談する。(H,Y)

*シャバ農園の領有権について譲歩するよう、米国が

 シリアに要請。同農園は権利関係が複雑なため紛争の

 火種になっている。(H,Y)

国際原子力機関の次期事務総長に決まった天野氏

 が「イランが核兵器開発を目指している証拠は無い」

 と発言。(P,Y)

*F1界の指導者エクレストン氏が「強力な指導者が

 必要」と、サダム ・フセインやヒトラーを称賛する発言。

 批判を受けている。(H,P)

*左翼団体イェシュ・グヴルの3人が、兵役忌避を推進

 した疑いで警察の事情聴取。同団体の広報担当者は

 容疑を否定した。(P)

*ベンエリエゼル産業相が、米国の北朝鮮に対する弱腰

 に懸念を表明。イランに対する融和政策も批判した。(P,Y)

*ガザとエジプト間の密輸トンネルは、地下60mに

 達するものも現れ、従来技術による破壊は極めて

 困難になっているもよう。(P)

*バーレーンの政府代表者がイスラエルを史上初めて

 訪問。先週にだ捕された左翼の船に乗っていて拘束

 されたバーレーン籍の人物を連れ帰るため。

 「他に目的は無い」と外務省広報官は語った。(Y)

2009年7月6日(月)
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*昨日の閣議で「二国家共存は幅広く国民の合意を

 得た」とネタニヤフ首相。強力な報復措置を取る政策に

 より南部に平穏が戻ったとした。
新政権の設立以来、多くの成果を達成したと自賛。

 (H,P,Y)

*サウジアラビアがイランを攻撃するイスラエル機の

 領空通過を認める との報道を、イスラエル政府が

 公式に否定。(H,P,Y)

イランの核開発を交渉で阻止

 できる可能性は、イランの

 政情不安によ り消えたと、

 情報機関が分析。イランへの新たな

 強い制裁を検討する よう、政府は米国、EU、日本

 などに呼びかけている。(H)

*米国やイスラエルから攻撃を受ければ「断固たる措置」

 で応じると、イランの国防委員会議長が東京で

 語った。(H)

*シナイ半島でエジプトがアルカイダの下部組織を摘発。

 スエズ運河を通る船や、パイプラインを攻撃する計画を

 立てていた。(H)

*将来のパレスチナ国家に住むユダヤ人が、パレスチナ

 人と同様の権利を保証されるべきだと、自治政府の

 ファイヤド首相が語った。(P)

*自治政府が西岸地区のハマスの拠点を摘発し、

 850万ドルの資金を 没収した。ハマスは西岸地区の

 組織再生を目指している。(P,Y)

*イスラエル我が家のミハエリ議員が出産。現職議員の

 出産はイスラエル史上初。秋にはもう一人の議員の出産

 も予定されている。(P,Y)

*ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教の指導者が

 10人の無神論者を前に教え、改宗数を競う番組が

 トルコで放映へ。しかしユダヤ法 では伝道は禁止の

 はずだと、ユダヤ教内からは批判の声も。(P)

2009年7月7日(火)
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*ドイツのスタインマイヤー外相がイスラエルを訪問中。

 外相と会談したペレス大統領は「シリアがヒズボラや

 イランとの協力関係を続けている間は、ゴラン高原を

 引き渡すことはない」と語った。(H,P,Y)

*バラク国防相が、ロンドンで米国のミッチェル中東特使と

 会談。バラク国防相は、違法入植拠点を早期に撤去

 する考えを示した。(P,Y)

*米国のバイデン副大統領が「イスラエルは自らイラン

 攻撃を決断でき る」と語ったため、リーバーマン外相が

 歓迎。しかし米国務省は「イスラエルの攻撃に賛成する

 わけではない」と釈明した。(H)

*イスラエルの入植政策でパレスチナ経済が麻痺し、

 そのツケがEUに 回っているとの声明を欧州委員会が

 出したため、イスラエル外務省はEUの在イスラエル大使

 を呼び説明を要求。(H,P,Y)

国連の委員会で、シャリート

 兵士の父が証言。ガザでの

 「戦争犯罪」を追求する前に、

 息子の解放に向け努力する

 よう求めた。(H,P,Y)

*ファタハの活動家がガザでスパイ活動を行ったと、

 ハマス指導者のハニエがファタハを批判。自治政府の

 アッバス議長もまた、西岸地区でのハマスの活動を

 非難。両者の関係はますます悪化している。(Y)

*東エルサレムの子供に2週間で13ドルの格安

 サマーキャンプが人気。しかし、スポンサーはハマスで、

 強力な反イスラエル思想教育が行われるため、

 エルサレム市は対策に頭を痛めている。(Y)

*シナイ半島からイスラエル南部に侵入するアフリカ

 難民の増加で、エイラート市では犯罪が増えるなど

 問題が多発中。警察によると、昨年 だけで

 7703人の違法移民者がイスラエルに入った。(P)


2009年7月8日(水)
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*ペレス大統領がエジプトを訪問し、ムバラク大統領と

 会談。ムバラク大統領は、ガザで誘拐されたシャリート

 兵士の健康状態は良好だと語り、同兵士の早期解放に

 期待感を表明した。(P,H,Y)

*シャリート兵士の解放交渉は、オルマート政権末期に

 デケル氏が行っ ていた段階から再開か。着任以来

 1ヶ月になる新任のハダス氏は、こ れから解放交渉を

 本格化させる見込み。(H)

*イランでアフマディネジャド大統領の新政権が発足。選

 挙は公正だっ たと宣言したが、野党指導者は納得して

 いない。(H,P,Y)

*米国がイスラエルのイラン攻撃を「承認した」との報道を、

 オバマ大 統領が強く否定。しかし、安全保障について

 の米国の見解を他国に押 しつけることはできないとの

 考えを示した。(H,Y)

国連によるガザ戦争調査は最終段階だと、リチャード・

 ゴールドスタ イン調査団長。反イスラエル的な結果に

 なることは確実か。(P,Y)

*ハイファ沖で発見された天然ガス田の埋蔵量は1800

 億立米に達す る見込み。売上は300~350億ドルと

 予想されている。(P)

*一方が宗教法上非ユダヤ人とされ、結婚できない

 カップルの増加に、 ラビが奇抜な提案。どの地区の

 ラビからでも結婚証明をもらえるよう にして、ラビ同士の

 競争原理で結婚の条件緩和を目指す。(H)

*警官が車を盗まれたところ、すぐに犯人が逮捕され、車

 が奪還された 例が3例あることが判明。警官の車が

 盗まれると、一般市民の車の盗 難よりも真剣に操作し

 ているとの疑惑を、警察は否定した。(H)

2009年7月9日(木)
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*第二次レバノン戦争開始から3年の記念式典で、バラク

 国防相が「上 官の間違いを勇気ある兵士らが救った」と

 遺族に語った。しかし遺族 らからは「国防軍幹部は

 無責任」と不満が絶えない。(H,P,Y)

イタリアで開催されたG8首脳会議では、イランの核

 開発を外交交渉 を通じて阻止することで合意。しかし、

 イランが従わないなら9月の 会議でさらに強い制裁を

 決議すると警告した。(P,Y)

*ヨルダンに通じるアレンビー橋の通行時間を24時間に。

 経済を通じ て平和を推進するネタニヤフ首相の方針の

 一環。シャロム副首相は、 停滞中の様々な経済プ

 ロジェクトの再開を目指している。(H,P,Y)

*英国では治安当局がテロを恐れてネオナチへの

 取締りを強化。しかし、 アルカイダは引き続き最大の

 脅威だという。(H,P)

*コシャー(ユダヤ食事律法)認定のため、ビデオ監視

 カメラを使うこ とを、ベエルシバのラビが提案。現場で

 の監視作業を補う形でカメラ を使えば、監視員の

 人件費が節約できるという。(H)

ムバラク大統領がシャリート兵士の健康状態を知って

 いるかのような 発言をしたことに「兵士の運命を知る

 のは我々だけ」とハマスが反発。 ハマスが公然と

 エジプト政府首脳を非難するのは珍しい。(P)

*レバノンでイスラエルのためにスパイ行為を行ったと

 して追われてい る軍関係者は、すでにイスラエルに

 逃亡したとの報道。(Y,P)

*世俗派が多いエルサレムのキリヤト・ヨベル地区に、

 超正統派が進出 中。このほど売り出された64戸の

 アパートも超正統派が落札する可 能性が高く、

 世俗派住民は懸念を強めている。(H)


2009年7月10日(金)
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*G8首脳会議が、シャリート兵士の解放と、ガザ周辺の

 検問所の開放 を呼びかけ。中東和平は国際社会に

 とって重要だとして、二国家共存 による和平を支持

 することを確認した。(H,P,Y)

*フランスのサルコジ大統領が、イスラエルがイランの

 核開発を阻止す るために軍事攻撃を行えば「破局」

 が起こると警告。(H,P,Y)

*イランの首都テヘランで、数千人規模の反政府デモ。

 激しい弾圧で一 時は鎮静化していたが、11日ぶりに

 再燃した。(H,P,Y)

*5月のタクシー運転手殺害事件は、イスラエルに殺さ

 れたテロリスト の家族が行った報復テロと判明。

 犯人2人が逮捕された。(P,Y)

*カディマのモファズ議員がリクードへの移籍を考えて

 いるとの情報が 流れ「ネタニヤフ首相はカディマを

 倒そうとしている」とリブニ党首。
リブニ党首は最近、首相非難の舌鋒を強めている。(H,Y)

*予想されるヒズボラの越境攻撃に対抗するため、国防

 軍が北部住民へ の戦闘訓練と、武器の配備を推進中。

 攻撃があった場合、軍が現場に 到着するまでの間、

 応戦できる戦力を蓄える。(P)

*国防軍は、自治政府に特殊部隊の設置を認めることを

 検討中。テロ組 織に対抗するため、高度な訓練を

 積んだ部隊が必要なため。(P)

*新型インフルエンザの流行を受け、ユダヤ教敬虔派の

 指導者が、使い 捨てカップによりワインを分け合うよう

 信者に指示。ラビの杯からワ インを分け合う時は、

 会衆が杯を回して飲むのが伝統だった。(H)


[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト  http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二

naoji@zion-jpn.or.jp