アジアの街角から(7月1日版)応急処置ばかりの国(上)
坂の上の雲を ▽▼
☆ 応急処置ばかりの国(上) 紋起さん
ーーーこの Youtubeを見て頂きたい。
http://www.youtube.com/watch?v=sSKPldEBnpc&feature=related
チャンネル桜の番組で「派遣切りという弱者を生んだもの」がテーマだが、ゲストは上武大学大学院教授の池田信夫氏、コメンテーター:井尻千男氏 キャスター:前田有一氏で、最後は混乱で終わる結果になってしまっている。
時間があれば「派遣切りという弱者を生んだもの」のその1~3も見ていただければ、混乱の経緯が十分に理解できるであろう。----念のために申し上げますが、チャンネル桜とか出演者に対して意図的なものは何もない。偶々の議論のすれ違いの原因に関心があったので取り上げた。
議論が混乱している場面を、言葉通りの発言でなく、主旨で記してみる。
井尻千男
┌--------
池田さんは原理論的過ぎる。日本的な、企業を一種の共同体的に考えて、それぞれ我慢をしながら雇用維持してきたのを、どういま蘇らせながら雇用危機を乗り越えるかを人々は考えてる。池田さんもそういう提言をして欲しい。グローバルスタンダードは知っている。
└--------
池田信夫
┌--------
グローバルスタンダードとか、ひと言も言ってない。ごく普通の理屈で考えて派遣労働を禁止したら派遣労働者は職を失う。それを言っているだけでグローバルスタンダードとか市場原理主義なんかではない。
└--------
前田有一
┌--------
池田先生に聞きたいのは、正社員を少し首を切りやすくすれば、雇用が増えると言われたが、僕が経営者だったら、正社員を切りやすくなったら、これ幸いとばかりに、安い派遣社員をもっともっと増やすと思う。そうすれば総合的にコストが減る。
すると結局、ワーキングプアがどんどん増えて、中間層がどんどんなくなり、いま正社員でなんとか暮らしている人がどんどんワーキングプアになるばかりで、結局日本全体が沈んでいくことになる。
だから、どう考えたって一番最低限の派遣の部分をなんとかしなければならないわけで、その前に正社員を切りやすくしてしまったら、間違いなく下降以外ないと思う。
└--------
池田教授は、最後のまとめを司会者から求められて、次のように述べた。
┌--------
僕は、当たり前のことだから言っていないが、正社員の首を切りやすくすることは必要だと思うけれど、それは、首を切りやすくするだけでは駄目で、当たり前のことだが、
北欧諸国でやってるように、首になった人が新しい職を見つけられるように、再訓練のインフラだとか、或いは新しい労働市場の、どこにどういう職があるかというデータベースを整備するとか、
労働者が仕事を失なっても、すぐに新しい職を見つけられる仕組みを作ることが重要なんです。
└--------
池田教授は、派遣労働者を少なくする為には、正社員の解雇が、現在よりもやり易くなること、解雇された人が、一定の失業保険の支給を受けると共に、再訓練のインフラと再就職先を見つけ易くするインフラ整備が重要だと述べている。
議論が噛み合わなかった問題の焦点は、ーーー正社員の解雇が今よりやり易くなった時の、労働市場での需給状況、及び労働者の賃金等の、両者の予測に大きな差があることだろう。
池田教授の予想するような派遣労働者が少なくなるのか、井尻氏、前田氏らが予測するように、いま正社員の人まで含めて、派遣社員が増えるのか、どちらが正しいかということである。
今、会社が不振になった時に、企業がどのような対応をするか、今までの日本式のやり方=日本)池田教授の言う、スエーデンなどのやり方=北欧)をシュミュレートしてみよう。
――― 不況襲来時
日本:残業ゼロから、派遣社員を減らす、また請負作業会社の契約を切る。急を要する時は、違反料を払ってでも請け負い作業も切る。これで凌げない状況になったら、正社員の自宅待機、それでも駄目なら希望退職の募集、あるいは指名解雇。
北欧:操業短縮から、希望退職あるいは指名解雇。
――― 不況期間
日本:派遣社員は失業保険を貰うか生活保護の支給を受ける、同時に新しい就職先探し。正社員は失業保険を受けながら新しい就職先探し。
北欧:失業保険を受けながら職業訓練所に通う=職業訓練を受けないと失業保険は給付されない)新しい就職先の選定=先にどこで何の仕事をすると決めて職業訓練を受ける)
――― 好況時
日本:残留の正社員で操業、それ以上になると残業を行う。それで間に合わない時には、派遣社員の派遣要請、契約社員の採用で操業。フル操業が継続し、その状態が長期に続くと確信した時に、正社員採用。
北欧:操業度に合わせて社員(正社員、派遣社員、契約社員)を雇用する。
表になってないので読み辛いかもしれないが、両者を比較してみて分かるのは日本は、なかなか正社員を解雇しないし、新規採用しない。ーーーその理由は正社員を一旦採用すると、解雇ができないからである。
新卒の生涯賃金は、2~3億円といわれているが、解雇できない場合の正社員の採用は、2~3億円の設備の導入と同程度の決断をしなくてはならない。
会社で2~3億円の設備の導入には、数多くの採算計算等を付けて決済を受けねば承認されない。だから、解雇しても問題のない契約社員や、派遣社員で間に合わせようとするのである。
この傾向は、バブルが弾けて、長期の不況で苦しんだ後で一層顕著となった。
ーーー人件費の固定化で各企業が苦しんだからである。
日本でも確かに、正社員を、業績不振などの理由で解雇することができるが、それには厳しい条件が課せられている。<整理解雇の4要件>と言われるもので、他国にはない。
1.人員整理の必要性:余剰人員の整理解雇を行うには、削減をしなければ経営を維持できないという、程度の必要性が認められなければならない。
2.解雇回避努力義務の履行:期間の定めのない雇用契約においては、人員整理(解雇)は最終選択手段であることを要求される。----例えば、役員報酬の削減、新規採用の抑制、希望退職者の募集、配置転換、出向等により、整理解雇を回避するための経営努力がなされ、人員整理(解雇)がやむを得ないと判断される必要がある。
3.被解雇者選定の合理性:解雇するための人選基準が合理的で、具体的人選も合理的かつ公平でなければならない。
4.手続の妥当性:整理解雇については、手続の妥当性が非常に重視されている。例えば、説明・協議、納得を得るための手順を踏まない整理解雇は、他の要件を満たしても無効とされるケースも多い。
ご覧のようになかなか厳しい条件であり、OECDがこの厳しさが非正規雇用増大の条件なので、緩和するように勧告しているが、政府は動かない。正社員の解雇を緩和した時に、世論がどう動くかを懸念してのことだろうが、野党はOECDの勧告等無視して、更に派遣社員の製造業への派遣を禁止する法案の
提出を進めている。
もし、契約社員とか派遣社員を禁止したら、どうなるだろうか。
企業は解雇ができないに等しい正社員だけでやるように、政治的に強要されるのだから、ひとつは、正社員に残業等の超過勤務を課してできるだけの少人数でやるようにするか、下請け、孫請け、ひ孫請けに下していくか、ーーー日本での事業展開を断念して、事業所を海外に移すだろう。
こういう、海外に事業所を移転する決定を会社経営者が行うことは、井尻氏の言う「日本的な、企業を一種の共同体的に考えて、それぞれ我慢をしながら雇用維持してきた」やり方を放棄して、道義的に堕落したことになるのだろうが
ーーーそれは、昔とは経済環境が根本的に異なるからである。
昔は日本国内だけの競争であったが、今は、中国を始めとする新興国から入ってくる商品との競合に勝たねば会社の存続さえ難しい。したがって、1970年代のような、日本の賃金が安い時代に、中国等の新興国との競合がなかった時代に成立したシステムが、そのまま継続できるはずがない。
今は、それらの国から輸入される商品のコスト競争で同程度にならなければ、競争の土俵にも上がれないのである。
だから、今までのやり方でやるように法律で企業に押し付けたら、会社は海外勢に負けて倒産し、日本に会社がなくなる方向、すなわち、もっと失業者を増やす方向に向かっていることになる。
また前田氏の言うように、正社員を解雇しやすくすれば、正社員を派遣社員にどんどん置き換えるであろうか。ーーー経営者は、儲けばかり考えてコストダウンのみを志向するから、そうなると思うのだろう。
しかし、企業は単純労働だけで利益が出せるほど簡単なものではない。利益の源泉の仕事を、派遣社員だとか契約社員でやれるとは思わない。その種の仕事はスキルも大事だし、発想や判断のためにその企業独特の価値観を持っていないと顧客を失うことになる。
ーーーだから、闇雲に契約社員や派遣社員を増やすことはできない。
実は、北欧型のフレクスキュリティ=フレキシビリティとセキュリティとを合体させた造語)システムの前提には、もう1つの条件がある。
それは同一労働同一賃金であり、正社員であろうが契約社員であろうが、同じ仕事をする人には同じ賃金が支払われる。またこの原則から年功序列賃金にはならないので、会社を移動した労働者が不利益にならないようになっている。
だから、北欧スタイルでは、採用するのに正社員とか派遣社員だとかで、コストも解雇条件も変わらないのだから、会社もこだわらない。
仕事がなくなれば解雇するし、解雇された労働者は、自分の価値を上げるいい機会だとばかり、失業保険のもらえる間に政府の職業訓練所に行って、知識と技能を身に付けて、新しい職場を探して給料アップの職を見つけるのである。
だから、解雇されても驚かないし会社に対して恨み言も言わないし、サバサバしたものである。
経済学的にこれを言えば、時代の要請に応えられない、利益の上げられない企業から、時代の流れに乗る、伸びる分野の企業に資本や労働を移動させ、資源の最適配分を行うことにより、全要素生産性を向上させて、国民を豊にさせていることになる。
普通に考えれば、井尻氏や前田氏の反応が「情けある対応」に見えて、多くの人が同意するだろうし、池田氏の痛みを増す方法は拒否するだろうと思う。
しかし、実はそのような対処方法が、更なる不幸を増やすことになるという、今までの考えでは解決できない時代になった事を私達は認識しなくてはならない。すなわち、
人情深いつもりの施策が、失業という不幸を増加させる、いわば腫瘍のできた人に痛み止めを施す治療法しかしてこなかった社会が、外科手術というメスで切開される、痛烈な痛みを伴う根本治療を採用しなくては解決できない場面に立たされているのと同じような時代認識を持たねばならないと思う。
井尻氏は、従来の日本のやり方で上手くやってきた時代があるものだから、そこに戻れば現在のワーキングプアーはなくなると考えておられるのだろう。
しかし、古き時代に戻っても、環境は最早それで上手くいくようなことを許さない変化をしている。------終身雇用は、戦後の一時期から続いているだけの雇用慣行で、日本の伝統でもなんでもないのだ。
池田教授の提案のように、従来の日本的考え方からすれば、伝統を壊すのかというようなシステム転換が求められる、グローバリゼーションの世界である。
痛みを緩和するだけの応急処置だけでやれてきた国も、もやは、それだけでは通用しないことを悟らねばなるまい――――。
= この稿つづく =
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「応急処置ばかりの国(上)」
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締切:2009年07月04日18時00分
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│●│「ポッポの本質(下)」読後アンケート結果。
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◇ この説に賛成 ---------------------------------------- 76人 (67%)
◇ どちらかといえば賛成 -------------------------------- 15人 (13%)
◇ どちらともいえない ---------------------------------- 9人 ( 8%)
◇ どちらかといえば反対 -------------------------------- 3人 ( 3%)
◇ この説に反対 ---------------------------------------- 11人 (10%)
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│●│ お寄せいただきましたご意見や感想。
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┌──────────「AWさん」
完全に同意できます。ほんとうにおかしな事が起きている。
┌--------
自分たちを地獄に突き落とす粛清魔のスターリンに、歓呼の声を上げるロシア民衆の姿を思い出させる
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今の世論を的確に表現していると思います。
ーーー私は真っ先に粛清される側の人間です。(苦笑
└──────────
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┌──────────「紋起さんから」
私も粛清される側の人間です。いつも逆らいますので。でも、歓呼の声を上げている人達が一番激しく虐殺されるのですよね。それは、ーーー仲間だと思う者で、分かっていない奴が一番憎悪の対象になるのが常です。
お互い、そういう社会になる前に何とかしましょう――――。
気をつけないといけないのは、幸福実現党ですね。右寄りのことを言ってますが、本質はファシズムだと指摘する人もいます。閉塞感から、そちらに走る人が多くなるのを危惧しております。
└──────────
┌──────────「lenyさん」
今回の郵政の動きは「社会主義礼賛者」の復古運動みたいなもんだと思っています。左側の社会主義だけでなく、右側の「国家社会主義=官僚主導政治」を含めた。
だから根は深いと思いますよ。日本人のメンタリティには、明治以降の「社会主義=官僚依存型」の精神構造が大きく残っていますからね。
ーーーここが日本のターニングポイントになる気がしています。
└──────────
▼
┌──────────「紋起さんから」
鋭いご指摘ありがとうございます。私も同意でございます。
官僚主導政治が嫌だから自民から離れているのに、結局ポッポについていくのは、官僚政治なのですよね。それが見えてないのでしょう。ポッポについていくと脱官僚政治=官民癒着構造の修復)のつもりなのでしょうが、全くの逆なんです。
これが分かると、絶望してファシズムに走りかねません。時あたかも民主党が政権を取りそうですが、やらしてみたら出鱈目であることがすぐ分かるでしょうし、ここでも絶望しますから、危ういのです。
ターニングポイントだとのご指摘も同意でございます。
└──────────
┌──────────「hideおじさん」
ポッポの本質(上・中・下)、非常に面白く拝読させて頂きました。特に、日本郵政の問題については、良く判るように説明していただいており、勉強になりました。
この問題に限らず、マスコミや有識者といわれる人たち、一般の人も含めて、本当に「どうしちゃったんだろう?」という気がしてなりません。
政府を貶[けな]したり、揚げ足を取ったり、ミスに付け込んでことさら不安を煽ったり、悪口三昧で、言うだけ言っておきながら、ではどうすれば良いのかという話はさっぱり聞こえてこない。
批判することがマスコミの役割とか、正義だと思っているのでしょうかね。
~~~ため息しか出ません――――。
└──────────
▼
┌──────────「紋起さんから」
本当に、どうしたんだろうと思うことが多くあります。特に今回の騒動は、
自分の、仕事で得た知識からすると不祥事とはとても思えません。確かに完全に透明のプロセスでなかったような印象は受けますが、金銭的にそんなに大きな利益がオリックスに転がり込むようには思えない案件です。
ーーーマスコミの評論もどうしてしまったのか、理解に苦しみます。
└──────────
┌──────────「緑の保守派の尊野ジョーイさん」
┌--------
「友愛」ねえ~~~、それってなに。
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君がいて、僕がいる。→ YOU&I
な~んちゃって~~~
└──────────
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┌──────────「紋起さんから」
自分の都合の良いような使い方になるのは当然でしょうが、とても YOU & I とも思えません。ーーーポッポの騒動の火を煽っていたことで、自分に戻って火傷をしているア〇ウ総理も、気の毒とは思いますが、
ポッポの行動は、I、MY & ME、全て自己本位に見えます。
└──────────
┌──────────「緑の保守派の尊野ジョーイさん」
┌--------
ーーーそれが世論調査のポッポ支持に繋がってますね。完全にマスコミにミスリードされた世論です。ビジネスやってない人には区別つかないですものね。
└--------
不動産鑑定と事業継承、この2つの言葉の意味、読めば判りませんか??
私は、主に研究畑を歩いてきて、ビジネスには縁がありませんが、普通の国語力で理解できる思うのですが(ー”ー)
不動産を鑑定することと、事業を継承することですよ、ちょっと想像力を働かせれば判りそうなものですけどねぇ。
ーーーやっぱり、意図的に隠しているんじゃないですか。
└──────────
▼
┌──────────「紋起さんから」
マスコミは、意図的であることは確実です。ポッポは、減損会計も知らないようなので、経理は見てないのでしょう。だから、自分が正しいと思って行動している確信犯ではないでしょうか。
それでないと、あんな恥ずかしいことを、間違っていることを、平気で堂々と繰り返し怒鳴れないと思います。
└──────────
┌──────────「yakushi31さん」
┌--------
自ら、報道の生命線を断ち切った記事を書き、国民はそれに左右された判断をしている。ーーー第2次大戦前に、対米開戦を煽って、それに煽られて熱狂して開戦に突き進んだ時代とまったく同じではないか。
└--------
全く同感です。
└──────────
▼
┌──────────「紋起さんから」
ポッポと会って話をしたナ〇ツネは、喧嘩両成敗だといったという噂が流れています。このやり方で、西川社長を引き摺り下ろすつもりだったようです。
なんでこの老害は、西川社長を交代さそうとしたのでしょうか。再編成の時に国民新党の勢力も参加しやすくするための、手土産とでも思っているのかな?
ーーーと、勝手な推測をしております。
こんな堕落した報道をしていると、手ひどい反撃をマスコミ全体が受けることになり、ファシズムになるのでは、と、余計な心配をしております。
└──────────
┌──────────「Halさん」
紋起さん、全面的に賛成です。まさに、論を立てるのはこうでなくっちゃ。
ところで、いつまでもしつこくて済みません。今度は長崎から琉球まで追いかけたようでいささか忸怩たるものがあるんですが、
今回のことで、当方がお隣の国やそのお隣の国から、1千万人ものお人を移入する事に反対している理由をお解り頂けたでしょうか。
今の日本人は、多くがこのレベルなんですよ。そこに強烈なあの国この国から無防備に来て頂くことの善し悪しをお考えください。ーーーここまで低下した日本人の資質の立て直しが先決でしょう。
生産性の低下は、年齢制限なしに働けるとか創意工夫で何とかなるでしょう。
ーーー前途は遥遠ですが、戦後
・私は、隣国から1千万人を受け入れるなんて全く考えていない
受け入れるなら、もっと穏やかな国民性の国から来て貰ったほうが良いと思っています。
└──────────
┌──────────「さぶろうさん」
私にはまだ情報が足りないので、「どちらともいえない」に投票しましたが、心情的には「賛成」です。
政治というのは、バランスをとることなので、「正義」対「悪」という捉え方よりは、「誰にとって、どういう得があるのか、損があるのか」という捉え方のほうが重要であると考えています。
その点で、紋起さんの視点は貴重です。頑張ってください。
└──────────
▼
┌──────────「紋起さんから」
仰る通りなんですね。ーーー政治で「正義」という言葉を使い始めたら、その人間は要注意です。正義と言い始めると妥協点などありません。
一方、政治は妥協点をどこに求めるかが仕事です。だから、始めに正義を持ち出しては収めどころが見つからないのです。そのつもりで騒いだのでしょう。
だからこの人の言動はおかしいのです。それを誰も咎めないのですから更におかしいのです。政治家がすべきは、正義を求めるなら司法に委ねることです。
その面からしても、彼は、オリックスや、日本郵政を検察に告発できる材料がありませんでした。その時点で方向転換すべきを、バックに頼って荒芸をやり過ぎたように思います。
一部にある、選挙の時に有利になるように、選挙区向けという話も、あり得るなと思ってます。
└──────────
┌──────────「奈良人さん」
ぽっぽは両方とも阿呆なのに、曲者で困る。
└──────────
▼
┌──────────「紋起さんから」
ーーーごもっともです。少し別のお話をいたします。
なぜ、ポッポは金持なのかについて、Web に書かれていました。
ポッポの祖父の時代、米国CIAからわんさと資金供給がなされていたことがNYタイムスで20年以上CIAの取材をやってきた記者の本で記述されています。
名前が出ているのは岸信介と児玉誉士夫ですが、保守の政治家に金が渡っていたのは確実なことでしょう。----対抗してソ連からは、左の陣営にこれもまた凄い金が流れていたのは確実です。
そういう中でポッポ一族も金持になったと言う人もいます。ポッポの祖父は、疑獄事件で糾弾を受けたこともあるようですが、逃げおおせたようですね。
明治の曾爺さんの時代は、しがない弁護士から出発して、政治家をやりながらあれだけの大金持ですから、代々曲者ですよ、確かに‥‥‥。
└──────────
└―――――――――――――――――――――――――――――――――┘
「坂の上の雲を」▼ 過去記事はこちら!
http://chinachips.fc2web.com/argue3/monki.html
教育の再建なしには、日本の存立そのものがなんとも危なっかしくて、外国からの移入なんか、考えの埒外でしょう。
└──────────
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┌──────────「紋起さんから」
ポッポの本質に関してご理解いただき、ありがとうございます。
移民の話に関しましては、ご返事だけでは書ききれませんので1度まとめて投稿させて頂きます。ただ、Hal さんが誤解しておられるのではないかと思いますのは、私の意見とHal さんの想像との食い違いは、
・今の若者の資質を、教育で変えられると思っておられる点、