◎世界の新聞「101紙」の視点 『日本の「結婚」は今のままでいいのか チェンジ!少子化』の社説
独断と偏見はご容赦!
【最近の社説の、ここに注目】
28日付「日経新聞」
『日本の「結婚」は今のままでいいのか チェンジ!少子化』の社説。
『法的に結婚していない両親から生まれる「婚外子」の割合が欧米諸国で増え続けている。』
『これに対し日本は(中略)格段に低い。なぜか。少子化対策を考える時、婚外子やその背景にある結婚の多様化の問題を避けては通れない。』
『日本に婚外子が少ない一因は「非嫡出子(婚外子)の相続分を嫡出子の2分の1とする」という民法の規定にある。』
『この規定はかねて「法の下の平等」を定めた憲法14条に違反すると批判されてきた。しかし、(中略)たなざらしになったままだ。政治の怠慢であり、異常なことである。』
『最高裁決定を読むと、非嫡出子を基本的に「既婚者が配偶者とは別の相手との間につくった子ども」ととらえている。』
『法改正に自民党が動かないのも、家族の外にできた子と家族内の子には相続で差があって当然との意見が根強いからだ。』
『しかし、大法廷の決定の時点ですでに15人の裁判官のうち5人が「違憲」だと厳しい意見を述べている。婚内子と婚外子で異なっていた戸籍や住民票への記載方法は改められ、記述上の区別はなくなった。』
『そもそも、結婚していない両親の子どもを指す「非嫡出子」にあたる言葉は、差別的な意味があるとして国際的には死語になりつつある。(中略)まず民法を改正する必要がある。』
『欧米で婚外子が増えているのは、法的な差別がなくなったから、だけではない。結婚とは別の形のカップルを法的に認める仕組みが生まれ、婚外子の概念そのものが変わったことが大きい。』
『例えばスウェーデンにはサンボ(同せいの意)、フランスにはPACS(連帯市民協約)という仕組みがある。』
『いずれも、結婚より緩やかな結びつきをカップルに認め、生まれた子どもには相続も含め婚内子とまったく同じ権利を与えている。』
『男性が父親になるためには認知が必要だが、法の枠組みにしたがった同居という意味では結婚に近い。』
『スウェーデンでも晩婚化が進んでいるにもかかわらず出生率が上昇しているのは、サンボの間に出産するケースが多いためだ。』
『フランスでは(中略)サルトルとボーボワールのように、かつて未婚のカップルは社会規範への異議、反抗ととらえられていた。もうそうした意識はない。』
『こうした仕組みには、互いに相性を判断する「試行結婚」の意味合いがある。法律婚に比べ解消が簡単だからだ。』
『婚外子の割合が増えたからといって、出生率が高まるとは必ずしも言えない。ただ、フランスの昨年の出生率は2.02、スウェーデンも1.91と先進国の中で高い。』
『日本では婚外子の相続差別撤廃とセットで法制審が答申した選択的夫婦別姓制度の導入も実現していない。』
『夫婦で別姓を名乗ると家族のきずなが弱まるという意見があるためだ。「家」を基本にした戦前の家族制度が今も影を落としている。』
『世論調査では、58%が婚外子を法律上不利に扱うことに反対しながら、民法の相続規定に対しては41%が「変えない方がよい」と答え、「相続額を同じにすべきだ」の25%を上回った。これも日本人の家族観、結婚観の表れである。』
『結婚の形は国の文化や伝統、国民の価値観にかかわる問題だ。しかし、(中略)日本人の価値観だけで結婚を考えることは、もう実情に合わない。』
『日本の結婚のあり方が少子化の一因となり出生率上昇の妨げになっているとすれば、障害を取り除く必要がある。それは、婚外子の相続差別をなくさねば始まらない。』
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全体的な考え方としては、個人的にあまり好きではない。
しかし、現実問題として、今後こうした価値観も取り入れてゆく必要があるのかもしれない。
正式な結婚ではない、いわゆる同棲などを、『互いに相性を判断する「試行結婚」の意味合いがある。法律婚に比べ解消が簡単だからだ』とする考え方は面白い。
しかし、『試行結婚』中に、子どもができたらどうするのだろう。
大人同士は、「やっぱりやめましょ」と『解消が簡単』かもしれないが、生まれてきた子ども自身の人生を考えると、決して『簡単』なことではないように思う。
やはり、同居し子どもをもうけるということには、ある程度の責任が必要なのではなかろうか。
批判は必至だろうが、いっそのこと「一夫多妻制」にしてしまってもいいんじゃないかなどと思ったりもする。
ならば、男女平等ということで、「一妻多夫制」があってもいいだろうという意見も出そうだが、こちらについては反対だ。
「一夫多妻」なら、生まれてくる子どもの両親が誰だかはっきりするが、「一妻多夫」では、DNA鑑定などしない限りわかりにくい。
また「一夫多妻」なら一度に多数の子どもをもうけることができるが、「一妻多夫」だとどうがんばっても一度に一人ということになり、少子化対策ということでは「一夫一婦制」と変わりなくなってしまう。
(双子などのケースを除く)
以上、女好きな男の妄想と捉えていただいても結構なのだが。
(桐鳳)
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結婚を軽んじてはいけないとは聖書のことばです。
結婚の制度があるから、子供が健全に育つのだと思う。
結婚しなくてもいいなら、今、日本で流行っているできちゃった結婚、別の言い方をすれば授かり婚の男女は、なかなか結婚しないと思う。未婚の女性が子供を産んで育てるという環境にないから、男性は仕方なく責任をとって結婚するのだと思う。
それに、少子化の理由は、愛人、2号さん、メカケの子の相続が実子の半分だからなんかじゃない。
実際に、日本では女性の給料が安すぎて、とうてい一人では子供を育てられないからです。
それに、父親のいない子を産んだら社会的に抹殺される。
道徳というものが、日本にはあるのです。
普通の会社にいて、未婚で子を産んだら、会社としては、社員の意気が下がるということで、クビになるのが普通。他の会社の手前もある。未婚の女子会社員を雇うなんてできないのだ。
結婚していても、子供ができたら、育児休暇をとろうとすると、会社としては損失のように感じ、辞めてほしいということをそれとなく、しかし、しっかりと相手に認識させて、会社におれなくさせる。
本当は子供ができたら結婚していなくても産みたい人がいたとしても、無理なのだ。
女性の給料では、子供を養っていくのは、大変なことだ。だから、付きあっている男女や同棲している男女に子供ができたら、結婚という形をとって男性が女性と子供を養うようになるのだ。
妊娠中は、女性は精神が不安定で体もトイレが近く腰が痛いし、下が見えなくて転びやすいなど、男性よりも数倍不利な状態になっている。ストレスがかかると、流産してしまう。
流産したときの体と心の傷は相当深いものがあると聞く。おりものは常に出てくるし、吐き気もするし、妊娠中毒になった人は立っていられないぐらい大変なのだそうだ。
そんな女子がお腹が大きくても会社や工場で働くというのは、よほど元気な女性でないかぎり難しいでしょう。子どもが生まれたら、ひっきりなしに母乳かミルクを飲ませないといけないし、保母さんがいないかぎり、生まれたばかりの赤ちゃんを連れて働くのは無理だ。一人で子供を産むには、女優さんのように、お金をたっぷり貯めて仕事を長期に休める人しかいないでしょう。または、どこかの養護施設にかけこんで、保護してもらって子供と一緒に養ってもらうか、親の家に駆け込むしかないでしょう。
子ずれで離婚したばあいも、日本の男は慰謝料を払ってくれないから女性は大変な目にあう。生活保護で、国からお金をもらっても、たいていの場合は足りなくて、親は給食費や修学旅行費や、運動着などを買うお金に苦労する。貧乏な母子家庭の子は、大抵大学に行くのをあきらめて働くから、たぶん、大会社には入れない。
もっと、女性を大事にする社会になることが先に考えることなのでは?
日本が、不倫相手の子供も大事にして遺産を普通に与えて優遇するなら正妻には何のいいことがあるのか?
家で年寄りの世話をして子育てをして、家計のやりくりをして、男性が外で子供を作ったら、日本政府が養うなら
結婚しない方が女性としては楽ではないか。
結婚している女性にとれば、外で子供を作られるのは家庭不和の元。不幸な女性を増やしたいのか。
そんな不安定な関係になることが結婚なら、だれもしないですよ。
フランスやスウェーデンでは結婚しなくても、ステディな関係でずっと仲良く過ごしている。結婚と同じことをしているのではないか。日本の場合、結婚しても妻が保護されずに、愛人たちの方が保護されるようになったら、みんな愛人になっちゃって、結婚できない男性が増えるはず。女性に自分の遺伝子を受け継がせることができるのは、お金持ちのおじちゃんか、マンガの主人公のようにカッコイイ美男子だけでしょう。
それとも、日本は、すべての会社に、女性が未婚で子を産んでもクビにせずにそのまま会社において、給料は男性並みに上げてやれという法律を作れるのか!?
無理でしょう。結婚していても、子どもができたら厄介者扱いされて、会社を辞めるようにもっていかれているのに。「一夫多妻制」も、「一妻多夫」も、不幸な人が増えるだけで、いいことなんかないと思う。
アフリカのケニアやその辺の国では、金持ちの男性が4人の妻を迎えて子供を産ませているが、ちゃんと公平に扱って子を育てあげている。日本の場合、男性は若い時の妻と子よりも、金持ちになってから手に入れた妻と子の方が可愛いと思って贔屓(ひいき)するはずだ。
ただでさえ離婚しても、元の妻には子供の養育費をあげない人が多いんだもの。
おかしな法律を作ったら、在日の外国人にいいように利用されるだけだと思うよ。