イスラエルからのニュース | 日本のお姉さん

イスラエルからのニュース

2009年6月10日(水)
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*イスラエル政府は、訪問中の米国ミッチェル中東特使に、

 人口の自然増による入植地建設は凍結しないと表明

 した。特使は、政策が異なるとしても、イスラエルとの

 同盟関係は変わらないと述べた。(P,H,Y)

*米オバマ大統領が、パレスチナ人国家設立を土台と

 する和平合意を2年以内に実現する計画をエジプトと

 イスラエルに提出し、ネタニヤフ首相に6ヶ月以内の応答

 を求めたと、英国のアラブ紙が報道。(H,Y)

過去数ヶ月米国がレバノンに武器を提供していること

 につき、武器が ヒズボラに渡る可能性があると、バラク

 国防相が懸念を表明。(H,Y)

*リーバーマン外相が、国会の国防と外交の委員会で、

 イスラエルの第一の問題は国際社会の中でのイメージ

 が悪いことで、それを改善しなければ外交政策の継続的

 成功はないと述べた。(P,H,Y)

*ヨーロッパ最大のユダヤ人団体が、先日行われた欧州

 議会選挙の結果、極右勢力が躍進したのを受け、人種

 差別と異文化不寛容の問題にもっと取り組むよう、EUに

 呼びかけた。(P,H)

*女性職員たちに対する強姦、セクハラの罪に問われて

 いるカツァブ前大統領の裁判は、性被害者のプライバ

 シーを守るため非公開で行うことをテルアビブ地裁が

 決定。イスラエルの裁判は通常は公開。(P,Y)

*安息日に救急ボランティアの当番にあたる超正統派

 ユダヤ教徒は、歯でくわえた小さな棒で携帯電話を

 操作しても良いとのラビの裁定が出された。超正統派

 では携帯操作は安息日の禁止行為に当たる。(Y)

西岸地区のパレスチナ人の村で、入植者のユダヤ人

 母子の乗った車が横転する事故があったが、村人たち

 は母子を即座に救助した。(Y)

2009年6月11日(木)
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*米国ワシントンDCのホロコースト博物館で、ホロコー

 スト否定論者で白人至上主義者の男が発砲し、警備員

 1人が死亡。犯人は他の警備員に撃たれ重体。

 オバマ大統領はショックと悲しみを表明。(P,H,Y)

*アメリカのミッチェル中東特使が自治政府のアッバス

 議長と会談し、 「パレスチナ人国家の設立という正当な

 願いに対して、米国は背を向けない」と記者会見で

 語った。(P,H,Y)

*最高裁のベイニシュ長官が、政府は不法入植拠点の

 撤去命令をなぜ実行しないのか、政府の回答はいつも

 あいまいだと批判した。(P,H,Y)

*レバノンを訪問した、レバノン国籍を持つアラブ系イスラ

 エル市民の60代の2人姉妹が、出国時にベイルート

 空港で拘束された。同国内の「イスラエルのスパイ網

 疑惑」の余波によると考えられる。(P,H,Y)

*宗教政党シャスの党首で内務相のイシャイ氏が、今週

 金曜日にテルアビブで予定の同性愛者パレードを中止さ

 せるよう、ネタニヤフ首相と 同市長に要望書を提出した。

 同市のラビや宗教議員らも署名。(H,Y)

*カディマが提出した、宗教法によらない結婚を認める

 世俗結婚法案が、国会本会議で否決された。(Y)

*老母が100万ドルの貯金を隠していた古いマットレスを、

 娘がそうとは知らずに廃棄。ゴミの埋立場のスタッフが

 捜索に協力しているが、毎日2500トンのゴミが到着する

 ため発見は困難という。(H)

2009年6月12日(金)
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*日曜日に予定されているネタニヤフ首相の外交方針

 演説で、パレスチナがユダヤ人国家を承認し、パレス

 チナ人国家が非武装となることを条件に、将来の二国家

 共存を認める見通しと、関係筋が語った。(H)

国連の潘基文事務総長が、ガザ戦争での国連施設の

 破壊についてイスラエルに1100万ドルの賠償請求

 検討中と、記者会見で語った。
イスラエルの全入植活動の凍結が決定的に重要だとも

 発言。(Y)

イスラエルの治安当局に協力したとの理由で、15歳の

 少年を、家族 が拷問のうえ殺害した。同種の理由に

 よるパレスチナ人の殺害事件は過去に多数起きている

 が、今回の事件は異例。 (P,Y)

*超正統派の抗議暴動があったエルサレム市営駐車場

 の安息日開放の問題で、市長が警察の要請を受け、

 一時的に開放中止を検討中。(P,H,Y)

自治政府が、ハマス協力者の大学教授や学生ら36人

 を西岸地区で逮捕した。パレスチナ人国家設立の条件

 とされる治安向上を、国際社会とイスラエルにアピール

 する目的と考えられる。(P,H)

*レバノンで拘束されたアラブ系市民の姉妹2人が解放

 された。政治的 目的の入国でないことが明らかになった

 ためと思われる。(H,Y)

*イシャイ内務相らからの同性愛者パレード中止の要望

 に対し、テルアビブのフルダイ市長は、市の伝統の年中

 行事であるパレードはいかなる部外者にも止めさせ

 ない、これは異文化寛容の模範と語った。(Y)

*米国オバマ大統領の元牧師であるライト師が、オバマ

 大統領が国連人種差別会議に米国代表を派遣しないと

 いう間違いも、自分が彼と話ができないのもユダヤ人

 たちのせいだと、米紙に語った。(Y)

[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト 
http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」
http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp