ロシアでは過去数年間に同様のケースが6件って、、、。
ロシア・東シベリア地方のチタで、イヌやネコ、野生動物のように行動する5歳の少女が保護された。親の育児放棄でペットのイヌやネコに育てられた様子だという。
『RT(ロシア・トゥデイ)』が30日、伝えたところによると、少女の名前はナターシャ。古くて汚いアパートに、殺人の前科がある父親と祖父母の4人で暮らしていたが、人間らしい家庭教育やしつけは一切、受けていなかった。
ペットのイヌやネコと一緒に過ごすうちに、吠えたり、食べ物や飲み水を舌でペロペロ舐めるなど、動物の行動を身に付けてしまったようだという。
ナターシャは家の外に出たことがなく、言葉も話せない。動物のように吠えることでコミュニケーションを取っていた。
児童保護局の職員が保護した時は、汚れた服を着て髪もバサバサ、体中が汚れていて、子犬のように体をすり寄せてきた。人といるより、同居しているイヌやネコと一緒のほうがリラックスする様子だという。
父親のビクトール・ミハイロフは警察の事情聴取に対して、近隣住民との接触を避けるためナターシャを誰にも会わせたことはなく、イヌの散歩以外に家族が外出することもなかったと述べた。
ナターシャは現在、児童保護局で医療と精神の両面からリハビリを受けている。健康状態は良好だがコミュニケーション能力が未発達で、2~3歳にみえる。職員が部屋を出ると、ドアに向かって飛び跳ねたり吠えたりしているという。
言動が普通の子供の水準になるためには5年ほどかかるとみられている。ただ、ロシアでは過去数年間に同様のケースが6件あり、機能回復と社会教育のプログラムは整っているという。
育児放棄した父親には罰金刑が、別居中の母親には警告がそれぞれ言い渡された。
http://pets.yahoo.co.jp/news/n2009053001.html
ナターシャの写真もついています。↑