17歳のA猫ちゃんと、飛蚊症 | 日本のお姉さん

17歳のA猫ちゃんと、飛蚊症

17歳のA猫ちゃんは、今年の1月ぐらいからのどの調子が

悪くて全然声が出ない。動物病院でもらった抗生物質を

ずっと飲ませているが効いていない。

5月になってからは、抗生物質を飲ませ続けたせいか、

おなかの調子も悪くなって、食欲が落ちてかんずめを開けても

半分しか食べないし、食べた物を吐いたりしていた。

抗生物質を飲ませるのを少し休憩したり、他の種類の抗生物質

に変えたりしてみた。でも、なんだか、元気がない。

体重も落ちてきた。それに、時々、喉をコクンコクンと

言わせている。唾でも飲みこんでいるような感じだ。

5月16日は、背中から見ると、おなかの形が片方が三角に

出っ張っていて、片方は丸く出っ張ってひし形に変わって

きたような気がして、どこか内臓がおかしいのではと思って

病院に連れていった。

お医者さんは、おなかを触ったり、熱を測ったりしてくれたけど、

熱は無いしおなかもなんともないということで

点滴だけしてもらって家に帰ってきた。

3月ごろだったか、公園を歩いていて、フト空を見ると、

小さいピカピカした光が虫のようにくるくるまわって見えたので、

びっくりして眼科医に見てもらったら、目が悪いということが

分かった。3種類ぐらいの病名を言われた。

「ビタミンCとかブルーベリーを飲んだらどうでしょうか?」と

眼科医に聞いてみると、「それは気休めになりますが、

関係ないです。要は、そういう目だということです。」と

言われた。5月20日は、A猫ちゃんは、好きなチーズ入りの

カンズメをおいしそうに食べた後、全部食べた物を吐いた。

具合が悪そうだったのだが、新しい抗生物質が合わないの

かなと思っていた。23日に会社から家に帰るとイスの上から

降りてこないし、どうみても具合が悪そうなので、

動物病院に連れていくと

いつもの先生がいなくて院長がいた。

「あれ。院長かあ。いつもの先生じゃないんだ。」と不満だったが

院長はA猫ちゃんを見るなり、「空気吸い込んでるやん!!」と

言った。「この子、危険や。いきができないからゴクンゴクン

空気を吸い込んでるからお腹がパンパンなんや。何か

飲み込んでいるんじゃなくて、空気がお腹にいっぱいだから

ゲップしていたんです。このまま危険な状態です。

すぐレントゲンを撮りましょう。」と言って、A猫ちゃんを

レントゲン室に連れていった。血液検査もしたら、

熱は無いのに、白血球の数がすごく多くなっていた。

肺炎になっていていたのだ。空気が吸えないから、苦しくて

空気を飲み込んでいたのだった。

A猫ちゃんのレントゲン写真を見てみたら、食道から胃、腸、

大腸まで空気がパンパンに入っていた。ごはんも全く食べて

いなくて、ウンチの影が少し見えたが、ほとんどお腹の中は

空気だけになっていた。

本当は、16日には、すでにお腹はふくらんでいたのだけど、

レントゲンを撮らなかったから、空気でふくらんでいるとは

気がつかなかった。熱も無いからどこかが炎症しているとも

分からなかった。年寄り猫には、よくそういうことがあるそうだ。

熱がなくても肺炎になっていたり、するのだそうだ。

A猫ちゃんは、即、入院することになった。

わたしは、わたしで、車を運転中に急に眼の前に

ふた筋の黒い墨汁のような影が現われて、ぐにゃぐにゃ

動いているので怖くなって月曜日にさっそくこの前とは

別の眼科にいって調べてもらった。

結果は、前回の医者の見立てと同じだったが、一部

見えてない部分があるということが分かり、緑内障を

疑われて精密検査をすることになった。精密検査の日は

会社を休んで、A猫ちゃんを一時退院させて一緒に家で

過ごした。精密検査では、やっぱり見えてないところが

一部あったが、眼圧は、正常だし、緑内障だとなったら

一生、薬を使ってコントロールしないといけなくなるので

眼科医は3か月後にもう一度、今度は人間を使って

きちんと調べる検査をするという。眼の中のもやもやした

黒い物は名前を付けると飛蚊症。

今のところ、網膜はく離にはなっていないし、

特に入院したり手術したりする必要はないが、時々

検査をして様子を見ればいいそうだ。

ようするに、目の老化が原因なのだそうだ。

網膜はく離になって手術をした人がまわりに3人もいるので

電話でいろいろ聞いてみたら、剥離した時は、キラキラと

光る星が見えるらしい。急に眼の中にいっぱい黒いものや

光る物が見えてきたら網膜が剥離しかけているらしい。

網膜はく離の手術は、

レーザーで剥離している部分をそれ以上剥離しないよう

焼いて止めるだけなので、2週間ぐらいで退院できる

らしい。剥離していないのに、予防的処置でレーザーを

使った手術をすると保険が効かずに高額な手術費用を

出さないといけないそうで、剥離していない人には

お勧めできないと最初の眼科医は言っていた。

わたしの場合は、常に目の見え方にゆがみがきていないか

チェックしていないといけないらしい。

「最近、あんまりブログに記事をアップしていないね。」と

友人に言われたが、実はちょっと目を大事にしないといけ

ないと思ってアップを少なめにしているのだ。

大事なニュースはチェックしているし、目立たないニュースも

気になったら覚えておくようにしている。パソコンを使ったら

30分おきに、窓から遠くの景色を見て目を休ませるように

している。たぶん、ぶっつづけに眼を使い過ぎているのだ。

最近の若い子は、ゲームをやり過ぎているからか、若いのに

緑内障になる子が増えているらしい。3か月後に緑内障か

他の病気なのか診断されるので、目を大事にしておこうと

思っている。友人たちは、もっと大きな眼科専門の病院にも

行って、セカンドオピニオンを聞いて来いと勧めてくれている。

A猫ちゃんは、5月28日に元気になって、モリモリ食べだした

ので退院できたが、昨日病院に連れていったら、院長では

ない別の医者が、A猫ちゃんのおなかをはじいて、

「ポーンと音がしますね。空気を飲み込んでいますね。」と

言っていた。A猫ちゃんは、3日間、抗生物質を飲んで

再度レントゲンを撮ってみるそうだ。

「年のせいですかね?」と聞いたら、「なんでも年のせいにして

しまってもね~。」と言われた。

院長のおかげで病気が発見できてよかった。

A猫ちゃんとは、まだお別れしたくない。まだまだ一緒に

暮らしたいのだ。「その割には普段、休みの日は遊び歩いて

いて、ちっとも猫を大事にしていないやんか。」と、

B子に言われた。

A猫と自分の眼を大事にしようと心に誓った。黒いもやもやは

いつのまにか消えているが、空を見ると黒い小さな点々が

たくさんみえるし、左端に小さな黒い四角い物が見えて

眼玉を動かすと動く。網膜はく離をやった友達は、

「動くのは飛蚊症で、動かないのは網膜はく離やで。」と

言っていた。眼も老化すると、老眼になったり、白内障に

なったり、黄斑変性になったり、緑内障になったり

眼底が出血したり、いろんな症状が出てくる。でも、

年だから仕方がないで済まさないで、自分の目を大事に

しないといけないなと思う。まだ老人でもないのに目が悪く

なっていてショックだった。B子のお母さんに

「わたしでも飛蚊症なんかになってないのに、どうすんの!」

と言われた。B子のお母さんは老眼になったのも55歳ぐらい

になってからだそうだ。それまでメガネ無しで普通に本が

読めたそうだ。普通は39歳ぐらいからヤバくなって

44歳ぐらいでは、ほとんどみんな老眼になっているはず

なのに、すごすぎる。そんな眼なんや。うらやましい。