イスラエからのニュース | 日本のお姉さん

イスラエからのニュース

2009年5月20日(水)
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*スデロットの住宅地にガザから2ヶ月ぶり

 にカッサム・ ロケットの砲撃が

 あり、女性1人が軽傷。

 数時間後、国防軍は報復のためにガザの
兵器工場2箇所と4つの密輸トンネルを空爆。(P,H,Y)

*訪米中のネタニヤフ首相に、クリントン国務長官とケリー

 上院議員が入植地建設の凍結を要求。首相は約束を

 避けた。(P,H)

*シンベト長官ディスキン氏が、「ハマスがガザ地区を支配

 している限り和平の可能性はない」と国会で報告。(P,H,Y)

*自治政府のアッバス議長が、ハマスを排除した新政権を

 発足。首相にはファイヤド氏が再任。ハマスもファタハも

 新政権をボイコット。ファタハのボイコットは、事前の相談が

 なかったため。(P)

*ハマスの最高指導者マシャールが、ナンバー2のマル

 ズークと軍幹部1人を解任と、クウェート紙が報道。ファタハ

 との関係で独自路線を取ろうとしたことで、イラン、シリア

 から圧力か。(P,H)

*正統派の改宗機関だけを助成し、改革派と保守派を差別

 するのを止めるよう、最高裁が政府に裁定。これによって、

 国家と宗教の関係について、劇的な変化をもたらす可能性

 がある。(P,H)

*西岸地区のツルカームの警察権を自治政府に移管すると

 国防軍幹部が発表。米国オバマ大統領は自治警察の権限

 拡大を求めている。(P)

*救急医療でイスラエルとの連携に貢献してきたヨルダン

 赤新月社(赤十字社に相当)代表アルハディド博士に、

 ベングリオン大学が名誉学位を授与へ。ヨルダンでは

 「イスラエルの宣伝」と反発も。(P)

2009年5月21日(木)
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イランが水曜日に射程2000

 キロの長距離ミサイル

 「サルジ2」の発射実験に

 成功。専門家は、新しい脅威ではないと語ったが、

 国防軍 高官は、ヨーロッパとアメリカにとっても脅威だと

 指摘した。(P)

*アメリカは、イスラエルのミサイル防衛システム「アロー3」

 の開発と製造への援助を決定。米国で行なわれた、国防軍

 幹部と米国防省幹部との会談で明らかにされた。(P,H,Y)

*アメリカのクリントン国務長官が、「イランが核武装すれば、

 中東に軍拡競争の火をつけるだろう」と米国会で演説。(P,H,Y)

*西岸地区の不法入植地を力ずくでも撤去すると、バラク

 国防相が入植地のリーダーたちに言明。(P,H,Y)

*エジプトで、「イスラエル人と結婚したエジプト人は国籍

 剥奪」の法律が施行されないことは不当」と訴えた弁護士が

 勝訴。しかし、同法は長年施行されておらず、今回もいつ

 施行されるかは不明。(P,H,Y)

スペインの国会が、裁判所の管轄をスペインに直接関係する

 事件に限定する決議。これにより、今月初めにイスラエル軍

 関係者をガザ戦争の「戦争犯罪」で刑事捜査しようした動きは

 終息へ。(P,H,Y)

*ヒズボラが再武装しているとは考えられないと、国連が発表。

 しかし、再武装は進んでいると、イスラエルは見ている。(H,Y)

*ガザでの作戦中にパレスチナ人の家で窃盗をし、逮捕され

 たイスラエル人兵士が起訴された。本人は容疑を認めて

 いる。(Y)

*第二次大戦中、ドイツ占領下のフランス反ユダヤ政権に

 よって財産に損害を受けたユダヤ人と親類に対し、フランス

 政府が補償へ。(P)

2009年5月22日(金)エルサレム記念日
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*木曜夜のエルサレム記念日式典で、ネタニヤフ首相とペレス

 大統領が 「エルサレムはイスラエルのもの」と演説。(P,H,Y)

*東エルサレムの住民200人と人権活動家らが、エルサレム

 記念日に反対しデモ。イスラエルの左翼議員も参加。(Y)

イスラエル空軍が、アラブ諸国およびテロ集団との全面戦争

 を想定した大規模な軍事演習を4日間にわたって行なった。

 (P,H,Y)

*イランのアフマディネジャド大統領が、過去の政権が欧州

 諸国との交渉で核開発を凍結したことを「屈辱」と批判。

 「西洋に対抗することでイランの尊厳を回復する」と演説した。

 (P,H)

*「イランが核武装すれば大惨事になる、諸国が連帯してそれ

 を防がね ばならない」と米軍高官が米上院で演説。(P,H,Y)

*アメリカとイランの交渉が進まない場合、イランへの制裁に

 加わるべきだとするEU諸国が増加中だと、外交関係者が

 語った。(P,Y)

*イスラエル外務省が、トルクメニスタンに大使館を新設、

 ニュージー ランドに大使館、ブラジル・サンパウロに

 領事館を再開した。(P)

*レバノンが、国連に「イスラエルがレバノン国内にスパイ網を

 構築している」と苦情を訴えた。(P,H,Y)

ニューヨークで、シナゴグなどを狙ったテロ未遂事件でイス

 ラム教徒4人を逮捕。ユダヤ人に対する「聖戦」が目的

 だった。ユダヤ教とイスラム教の指導者はいずれも犯行を

 非難。(H,Y)


2009年5月24日(日)
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シリアのアサド大統領が、ダマスカスで行なわれたイスラム

 諸国会議機構の会合で、「イスラエルが平和の大きな障害」

 と演説。(P,H,Y,)

*ロシアのラブロフ外相が、ハマスの最高指導者マシャールと

 ダマスカスで会談し、ハマスとの関係継続を表明。カルテット

 のうちロシアを除く、国連、EU、米は、ハマスを交渉から

 排除している。(Y)

*フランス外務省が、エルサレム記念日でのネタニヤフ首相の

 「エルサレムは永遠にイスラエルの不分割の首都」との演説

 を批判。「エルサレムは2国家の首都であるべき」との考え方

 を示した。(Y)

*ネタニヤフ首相訪米時にアメリカが全ての入植活動の凍結を

 要求した件で、ヤロン戦略相が「新たな入植地建設は認め

 ないが、既存入植地内での建設は止めない」とイスラエルの

 テレビ番組で発言。(Y)

2005年に起きたレバノンのハリリ元首相暗殺事件に、ヒズ

 ボラが 関与していた証拠を国連がつかんだと、ドイツ紙が

 報道。(P,H,Y)

*イランが、6月の大統領選終了まで、人気インターネット・

 サイト「フェイスブック」へのアクセスをブロック。アフマディ

 ネジャド大統領の対抗候補が同サイトを使い支持者を増や

 しているためか。(H,Y)

*次期エジプト大使として、ネタニヤフ首相が、野党となった

 カディマのドルーズ人議員の任命を検討中か。(H)

*カイロで今年2月に起きたテロの容疑で、ガザで訓練された

 アルカイダ系テロ組織メンバー7人をエジプトが逮捕。(P,Y)

*レバノンが、「イスラエルのスパイ」容疑者を新たに3人逮捕。(P,H)


2009年5月25日(月)
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*マシャールと会談したロシアのラブロフ外相が、「ガザ戦争後、

 ハマスは以前より現実路線になった」とロシア国営テレビで

 発言。(P,Y,H)

*ネタニヤフ首相のエルサレム記念日での演説に対し、アメリ

 カ外務省は、「エルサレムの将来の地位は、和平交渉を通じ

 て決定すべき」との考え方を示した。(P,H)

*ネタニヤフ首相が、西岸地区の不法入植地は撤去するが、

 エルサレム市内と、自然増に対応する既存入植地内の

 住宅建設は凍結しない旨を先週の訪米でアメリカに表明

 したと、閣議で語った。(P,H)

*イスラエルの独立を「ナクバ」(破局)と呼んで抗議行動を

 することを禁止する法案が、国会の委員会で承認。

 労働党やアラブ人の議員らが、言論の自由を損なうもの

 として反対を表明。(P,H,Y)

*正統派だけでなく保守派と改革派の改宗機関にも政府は

 助成すべきとの最高裁の先週の裁定に対し、セファラディの

 正統派チーフラビ、アマル師が「ユダヤ人国家に亀裂をもた

 らすもの」と警告。(P)

*アラブ諸国6ヶ国で、米オバマ政権に関する世論調査。

 45%が「期待できる」または「とても期待できる」、28%が

 「どちらともいえない」、14%が「失望」または

 「とても失望」と回答。(P,Y)

*WHOが世界各国の平均寿命を発表。イスラエルは女性

 82歳、男性79歳。世界一は日本女性86歳、

 サンマリノ男性81歳。(H)

西岸地区の2ヶ所のパレス

 チナ人クリスチャンの墓地で、

 約70基の墓石が何者かに

 荒らされた。(H)

*テクニオン大学で、博士課程修了式での国歌「ハティクバ」

 演奏中に博士課程の左派学生1人が起立せず、「社会

 規範に反する」と譴責処分。次いで行なわれる修士課程

 修了式への出席を禁じられた。(H,Y)

2009年5月26日(火)
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南米のベネズエラとボリビア

 がイランにウランを提供している

 との政府秘密報告書をイスラエル紙が入手。

 政府はノーコメント。(P,H,Y)

*ネタニヤフ首相が、リクードの会合で、米国の要求通り

 不法入植地を早急に撤去し、イランの脅威の問題に集中

 すべきだと演説。(P,H,Y)

*パレスチナ自治政府のアッバス議長が、今週訪米し、

 オバマ大統領と会談の予定。議長は、イスラエルによる

 西岸地区の入植地拡大とエルサレム地区の建設を主な

 議題とするもよう。(P,H,Y)

*レバノン元首相暗殺事件に関する独紙の報道はレバノンに

 内紛を齎すためのイスラエルの策略と、ヒズボラのナスララ

 が発言。(P,H,Y)

*北朝鮮の核実験を受け、他の国々にもメッセージが伝わる

 ように国際社会の強い対応を望むと、外務省が声明。(P,H,Y)

*リクード所属の3人の閣僚も「ナクバ」禁止法案に反対を

 表明。イスラエルの民主主義の原則に反するとの理由で。(Y)

*首相がシャリート兵士解放担当にメリドール情報相を任命。

 (P,H)

*ポーランドで、ドイツの版元に無断でヒトラーの『我が闘争』

 を出版した人物に、禁固3ヶ月執行猶予2年の有罪判決。

 (P,H)

*オランダで、同国在住アラブ人対象の作詩コンクールの

 受賞作が、ユ ダヤ人女性の作であったことが判明。

 アラブ名の偽名で出品。(H)


[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト  http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」 http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp

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