イスラエルからのニュース(ちょっと長いです。) | 日本のお姉さん

イスラエルからのニュース(ちょっと長いです。)

2009年4月26日(日)
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*イランに対する交渉と制裁が失敗しても、イスラエルが
 軍事攻撃をする考えはないとリーバーマン外相が発言。
 イランの核は世界の問題であり、特に米国が対処すべ
 きだとの考えを示した。(H,Y)

*EU議長国を務めるチェコのトポラーネク首相がイスラ
 エルとパレスチナを訪問。イスラエルとの関係凍結を
 求めるEU内の動きを強く批判した。しかし、イスラエル
 の入植活動の拡大も批判。(H,P,Y)

シリアはテロ組織が本部を置いている国であり、和平は
 不可能だとの、リーバーマン外相の発言を、オーストリア
 紙が報じた。(P)

*イスラエルは地域と共存か孤立かを早く決断すべきだ
 と、訪米中のヨルダンのアブドラ国王が発言。
 パレスチナとの2国家共存を早く実現しないと破滅的な
 結果を招くと警告した。(H,P,Y)

国連の人種差別会議をボイコットしたイタリアの外相
 「このような会議をボイコットするのは義務」とボイコット
 の理由を説明。(P)

*金曜日に西岸地区で約1000人が防護壁建設反対の
 デモ。治安部隊との衝突で29人が負傷した。負傷者
 中13人は国防軍兵士。(H,Y)

*5月11日から4日間の予定となっているローマ教皇の
 イスラエル訪問で、イスラム過激派がテロを計画か。
 教皇専用車のテロ防護対策や、集会の場所などの
 準備が不十分だとの懸念も。(H,Y)

*自治警察が西岸地区でハマスのテロ組織に対する
 取締りを強化していると、治安関係者が分析。ハマスと
 ファタハの和解が困難なことが判明したため、宥和
 政策から取締りに転じたと見られている。(H)

2009年4月27日(月)
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*兵役忌避の様々な方法をインターネットで公開していた
 として7人の容疑者が逮捕。「彼らには理屈があるの
 だろうが、兵役忌避を人々に勧奨するのは明らかな
 犯罪」と警察は語っている。(H,P,Y)

*メキシコから帰国した26歳のイスラエル人が風邪に
 似た症状。豚インフルエンザの可能性もあるため、
 検査が行われている。(H,P,Y)

*ソマリア沖を航行中のイタリア客船に海賊の襲撃。
 しかし、イスラエル人の警備員が銃撃戦の上、撃退した。
 兵役を終えたイスラエル人は、戦闘能力が高く、警備員
 として高く評価されている。(H,Y)

*4月2日に斧で13歳の少年を殺害したテロ犯人を逮捕
 していたとシ ンベトが発表。「殉教者になるため」に
 テロを行ったという。(Y,P)

*今夕から始まる戦没者記念式典に向け、準備が進行中。
 建国以来、テロと戦争での死者は2万4293人。昨年
 1年間の死者は133人だった。式典はエルサレムの弾薬
 の丘で午後から行われる。(H,P)

*ローマ教皇が、イスラエル訪問中にベツレヘムの難民
 キャンプへも立ち寄りへ。難民帰還権を支持する意味が
 あるという。(Y)

ガザ行の武器を積載したイラン船が、スーダン沖で
 攻撃を受け沈没し たと、エジプトの週刊誌が報道。
 事実かどうかは不明。(Y)

*ネゲブの町が、プールの運用中止について住民の意見を
 求めたところ、大多数の住民が中止に賛成。厳しい
 水不足で農業用水も不足する中、遊ぶ水は我慢するとの
 意見が多かった。(H)

*テルアビブで今夏に行われる同性愛者のパレードで、
 男性同性愛者の結婚式と、女性同性愛者の結婚式を
 同時に挙行へ。同性愛者のカップルにも、一般の夫婦と
 同じ特権を要求するため。(H)

2009年4月28日(火)戦没者記念日
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*昨夜の戦没者記念日の式典では、ぺレス大統領が
 「我々は戦争は望まないが、戦えば必ず勝つだろう」と
 演説。(P,Y)

*オバマ政権が、パレスチナ自治政府への支援条件の
 緩和を議会に要請。
現在は、政権がイスラエルとの平和共存など3条件を
 認めることが条件だが、閣僚が個人的に認めれば
 良いことに変更へ。(H,P,Y)

*29日に祝われる61回目の建国記念日を前に、イスラ
 エルの人口は741万人。うち75.5%はユダヤ人と
 されている。(H,P,Y)

*小人症の研究で知られるラロン博士にイスラエル賞。
 博士は最近、小児糖尿病の研究に力を入れている。(H)

*メキシコから帰国した47歳の男性にも風邪に似た
 症状。豚インフルエンザの可能性がある患者は2人目
 となった。(H,P,Y)

*アウシュビッツ収容所に近い建物の地下室から、
 1944年9月9日付の7人の囚人の名前を記した瓶詰の
 メモが発見された。年齢は18~20歳で、うち2人は
 戦後まで生き延びたもよう。(H)

*昨日からエジプトで再開されているハマスとファタハの
 和解交渉は難航中。ガザ再建に大きな障害となる。(P,Y)

ホロコースト中にカトリックに匿われて育てられた数千人
 のユダヤ人の子供に出自を伝えよと、反宣教団体の
 ヤッド・レアヒムがローマ教皇に要求へ。
 自分がユダヤ人だったと知らない人が多いため。(P)
2009年4月29日(水)独立記念日
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*昨夜、ヘルツェルの丘で行われた独立記念日で、
 ネタニヤフ首相は「困難を乗り越え民族の悲願を達成
 した」と演説。リブリン国会議長は 「神の恵みと、
 血と汗で、ここまで来た」と語った。(P,H,Y)

*メキシコで新型インフルエンザ(「豚インフルエンザ」)に
 感染したと見られていた男性が同症と確定。患者は
 順調に回復中。(P,H,Y)

*「豚インフルエンザ」はユダヤ人とイスラム教徒の偏見を
 招くとして 「メキシコ風邪」という呼称をリツマン副保健相
 が提案。しかし、メ キシコへの偏見を招くとして、同国
 大使が外務省に抗議した。(P)

*5月中旬のネタニヤフ首相の訪米に先立ち、ペレス
 大統領が月曜日に米国でオバマ大統領と会談へ。
 中東和平が話題となる。(P,H,Y)

*米国とシリアが近日中に国交を完全回復すると、カーター
 米元大統領が語った。米国は2005年にシリア駐在大使
 を召還している。カーター氏は、6月にシリアでアサド
 大統領と会談する。(H,Y)

*シリアのアサド大統領が、シリアの援助によってヒズボラ
 やハマスがイスラエルを攻撃することはないと発言。イス
 ラエルとの和平は、ハマスやヒズボラとは無関係だとの
 考えを示した。(Y)

*ガザ戦争の間、宗教的家庭に預けられた17歳の少女が、
 宗教的生活が良いと主張して帰宅を拒否。少女は洗脳
 されたとして、家族が少女を無理に連れ帰ったため、
 誘拐の疑いで警察が捜査している。(Y)

*ギリシャで軽飛行機が墜落する事故があり、イスラエル
 人2人が死亡。事故の直前に機器の不調があった
 もよう。(P,H,Y)

2009年4月30日(木)
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*メキシコから帰国後、インフルエンザの症状が出ていた
 もう1人の男性も新型インフルエンザと確定し、発病者
 は2人に。(H,Y)

*リーバーマン外相が「イスラエルは建国以来61年間、
 近隣諸国との平和を求めて来た」と演説。外相は来週、
 初の訪問先としてローマ、パリ、ベルリンを訪問する。(H)

国連人種差別会議に出席したパレスチナの代表が、
 アフマディネジャド大統領の反イスラエル演説を批判。
 「パレスチナの利益を考えず、自国内での人気取りの
 ための演説だった」と語った。(P)

*自治政府が、ユダヤ人に土地を売却した男性に絞首刑
 を宣告。ユダヤ人への土地売却を防止するのが狙いと
 見られている。(P)

*神殿の丘で昨日、パレスチナ人が「ナクバ」の集会。
 パレスチナ人は、イスラエル独立をナクバ(破局)と
 表現する。(P,H,Y)

*イスラエル建国を否定するユダヤ教の一派、
 ネトゥレイ・カルタが、今年も国旗を燃やして建国に
 抗議。(Y)

*命をかけてユダヤ人を救った異邦人として、ヤッド・
 バシェムから顕彰された人が、改宗したユダヤ人を
 救った異邦人は対象外だと知り「差別的だ」として賞の
 返上を検討中。(H)

*教皇の訪問が予定されているナザレでは訪問に対して
 賛否両論。イスラム教徒に押されて少数派に転落して
 いるキリスト教徒は歓迎ムードだが、イスラム教徒は
 反発が強い。(P)

2009年5月1日(金)
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*メキシコから帰国した2人が、新たに新型インフル
 エンザと疑われる症状を発症したため、政府が検疫の
 強化や抗ウイルス薬の確保などの対策を開始。
 患者のいた学校では、授業が休止された。(P,H,Y)

*リーバーマン外相に対して、外相就任後4回目の警察
 による事情聴取。
8時間にわたる事情聴取では、国土建設相だった時代
 に莫大な賄賂を受け取っていた疑惑が追求された
 もよう。(P,H,Y)

*イスラエルのシャレヴ国連大使が、先週の国連人種
 差別会議を批判。
偏向した国連の会合は、引き続きボイコットすると
 語った。(P)

*タイム誌が選んだ「世界に影響を与えた人物100選」に、
 リーバーマン外相。「オバマ大統領との衝突は確実」との
 コメントも。(H)

*イスラエルがパレスチナの水を奪っているとの世界銀行
 の報告に政府が反論。イスラエルは合意通り水を
 供給していると説明した。(P)

トルコがガザ戦争に関してイスラエルを訴える訴訟を
 中止に。トルコ の法律では、外国での人道犯罪を起訴
 する場合には、法務省の許可が必要だが、法務省が
 許可しなかったもよう。(P,Y)

*18日に米国で予定されているオバマ大統領とネタニ
 ヤフ首相の会談 に向け、事前交渉が本格化。オバマ
 大統領が何か具体的な要求を出すのではないかと見て
 政府関係者は警戒している。(H)

イスラエルの独立宣言に立ち会った人々の最後の
 生存者は94歳。今も多くの人々が証言を聞きに来る。
 (H)

*ガザ住民の65%が失業し、80%が貧困レベルの
 生活をしていると、ガザのハマス政権が発表。(Y)

2009年5月3日(日)
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*最近、メキシコから帰国した43歳の男性が新型インフ
 ルエンザと確定診断。これで国内の患者数は3人と
 なった。(P,H,Y)

*米国のユダヤロビーAIPAC幹部がイスラエルのために
 スパイ行為をした事件で、米国の司法当局が起訴を
 取り下げる方針。この事件では2005年に2人が起訴
 され、裁判が続いていた。(P,Y)

*レバノンとイスラエルにまたがるガジャル村の北部から
 国防軍が撤退 へ。村民はイスラエルの市民権を持ち、
 撤退反対訴訟を起こす可能性が高い。この村は、密輸
 など多くの問題の原因となっている。(H)

ガザから2週間ぶりに
 カッサム砲撃があったため、
 国防軍がガザ南部の武器密輸トンネルを報復攻撃で
 破壊。2人が死亡した。(H,Y)

*自治政府のファイヤド首相の後任に元ハマス幹部のハ
 バシ氏か。ハバシ氏は最近、激しくハマスを批判して
 いる。宗教派のハバシ氏の起用 は、ハマスやイスラム
 聖戦の支持獲得には有利だとの見方も。(P)

テヘランを訪問した日本の中曽根外相が、核開発に
 懸念を表明。イラ ンがこの問題に関して「前向きの」
 対応をするよう求めた。(Y)

*聖地訪問を前に、ローマ教皇が「主が生まれ、死に、
 復活された地が、60年にわたって暴力に蝕まれて
 いる」と嘆き、「平和の巡礼」として聖地を訪問すると
 語った。(H,Y)

*エジプト政府が豚インフルエンザ対策として国内の
 豚を全て殺処分すると発表したため、豚農家だけ
 でなく政府内からも批判。(Y)

2009年5月4日(月)
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*昨日夕方、テルアビブでバスに乗った兵士が
 首を刺され重傷。テロと見て警察が犯人の行方を
 追っている。兵士の容体は安定。(P,H,Y)

*エジプトでネタニヤフ首相とムバラク大統領が来週に
 会談へ。過激派の脅威の中で中東地域を安定させる
 方策について協議する。(P)

*リーバーマン外相が日曜、初のEU諸国歴訪に出発。
 それとは別にEU諸国を回るアヤロン副大臣は出発に
 先立ち、パレスチナとの包括和平合意ができれば、
 二国家共存は可能だとの考えを示した。(P,Y)

*次期駐米大使に内定したミカエル・オレン氏が、
 イランに核武装は許さないとの決意を表明。
 イスラエルの抹殺を公言
 する国家にその手段は与えられないと語った
 (P,H,Y)

*野党指導者となったリブニ氏が米国のユダヤロビー
 AIPACの招き で訪米。クリントン国務長官らとも会談
 する。リブニ氏は「ネタニヤフ政権は米国に示せる
 和平案が無い」と批判した。(P,Y)

*日曜の閣議で140億シケルの大幅な予算削減を
 承認。福祉や教育予算が大幅に削られるとして、
 労働党とシャスは反対した。(H)

*新型インフルエンザの4人目の患者。昨日は、イ
 スラエル、ヨルダン、パレスチナ自治政府の保健担当者
 が対策を協議した。(H,Y)

*バルイラン大学がイスラエルで行った世論調査で、イラン
 に対する軍事攻撃に賛成意見が66%。反対意見は
 わずか15%だった。(H)

*インターネット上の百科事典「ウィキペディア」のイスラ
 エル支部が会議。反イスラエル記事の修正が困難だ
 との苦情が続出した。(H)

昨年に大量の麻薬を日本に持ち込み逮捕された3人の
 イスラエル人のうち、当時未成年者だったYに懲役8年と
 4万ドルの罰金。Yはイスラエルでの服役を求めている。
 他の2人の裁判はこれから。(Y)

2009年5月5日(火)
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*衛星を通じて米国のAIPACで演説したネタニヤフ
 首相は、パレスチナがユダヤ人
 国家の存在を認めることが
 平和の条だと強調。ペレス大統領は、
 アラブ和平案を交渉の基礎として評価した。(P,H,Y)

*イタリアで同国のフラッティーニ外相と会談したリーバー
 マン外相が 「ネタニヤフ政権はアラブ諸国と平和を
 構築可能」と語った。(Y)

*ペレス大統領が、受胎告知教会などキリスト教の
 重要な土地の所有権をカトリックに提供することを
 支持。(P,H)

スペインの裁判官が、14人の民間人死者を出した
 2002年のガザ空爆について、当時のイスラエルの
 指導者に対する刑事捜査を進める考えを表明。
 スペインの検察当局などは反対している。(H,Y,P)

*ヘルツォグ福祉相が、エチオピアに暮らすファラシュ・
 ムラの移民を推進する考えを表明。彼らは1世紀前に
 キリスト教に改宗しており、帰還移民を推進すべきか
 どうか意見が分かれている。(P)

*イスラエルのスペイン駐在大使に対して「ユダヤの
 犬め」等の暴言。
スペインでは最近、反ユダヤ的感情が強まっている。(H,P)

*キリスト教とユダヤ教の宗教対話活動を行うデービッド・
 ローゼン師が、来週の教皇訪問は両宗教の関係改善に
 役立つと評価。(P)

*サハラ砂漠からの時速80キロに及ぶ季節的な熱風で、
 各地で火災が続発。家屋の他に、送電線が切れる
 などの被害が出た。(P)

[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト 
http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」
http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp