小さい問題ではないと思う。 | 日本のお姉さん

小さい問題ではないと思う。

ミツバチ 1000万匹不足 青果受粉用、農家ピンチ
4月22日12時57分配信 毎日新聞


 イチゴやスイカなど果物や野菜の受粉に使われる「セイヨウミツバチ」が不足しているため、生産コストが上昇し農家が苦慮している。農林水産省は21日、特に茨城、鳥取など7県で不足が深刻で最大約1000万匹が足りないと発表した。このまま不足が続けば、果物などの価格高騰につながりかねない状況になっている。


 茨城、鳥取両県以外でミツバチが不足しているのは▽青森▽山形▽神奈川▽滋賀▽熊本--の各県。

 受粉でセイヨウミツバチを使う作物は、イチゴのほか、メロン▽ナシ▽ナス▽カボチャ▽サクランボ--などで、農家は養蜂業者などから購入したり借り入れている。

 農水省によると、ミツバチ不足は昨年秋ごろから言われ始め、購入代やレンタル代が約5割も上昇した地域もある。ミツバチがいなければ受粉作業を手作業でやることになり、10アールあたりの生産コストが約2000~1万円も上昇。すでに20都道県で経営や栽培に悪影響が出ているという。

 不足の原因としては(1)豪州からの女王バチの輸入停止措置(2)農薬(3)ダニ--の三つの影響が指摘されている。(1)は07年11月からで、現地でミツバチに寄生虫が付く「ノゼマ病」が広がったため。(2)は田畑を荒らすカメムシやアブラムシなどの害虫対策のための農薬がミツバチにも作用したとされている。(3)は駆除剤の耐性を持ったヘギイタダニがハチに寄生して成長が阻害されたとみられる。しかし、いずれも「原因として断定するまでに至っていない」(農水省生産流通振興課)という。

 農水省は女王バチをアルゼンチンから輸入するため交渉を進めているが、輸入されたとしても早くて来年1月から。同課は「不足が続き出荷量が減れば作物の価格にはね返ることもあり得る」と心配している。【奥山智己】

日本のお姉さんの意見。↓(タダの意見です。)
黄砂が原因ではないかな。

最近、アメリカにも黄砂は飛んで行っているし、

日本にもここ数年、大量に飛んできている。

花粉症で苦しんでいる人も実は

花粉のせいよりも、黄砂のせいかも。

ぜんそくがひどくなって、眼がかゆい喉がイガイガする

など、アレルギーに苦しんでいる人が最近増えている

らしいが実は黄砂のせいかもしれないよ。

黄砂はチュウゴクの公害の毒を巻き込んで

飛んできているからね。

ミツバチが大量に死ぬのは、問題だと思うよ。

虫が生きていけない世界は人間にだってよくない

世界ではないかな。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090422-00000009-maip-soci
余録:ミツバチの足りない春
 平安貴族も人さまざま、太政大臣までつとめた藤原宗輔の場合はこうだ。「意外にも蜂という人を刺す虫を好んで飼っていた。蜜(みつ)を塗った紙をささげ歩けば、何匹も飛んで来るが刺されない」(今鏡)。蜂飼(はちかいの)大臣(おとど)である▲なにせ貴族社会のことだけに「無益の事」と笑われた。だがある時鳥羽殿でハチの巣が落ちて大騒ぎになる。その場で宗輔はあわてずビワの実にミツバチを群がらせて騒ぎを収め、人々を感心させた。こちらは説話集「十訓抄(じっきんしょう)」にある話だ▲いずれも渡辺孝さんの「ミツバチの文学誌」(筑摩書房)で知った逸話だが、宗輔の手柄話の前段にはクモの巣にかかったハチを助けた武将が、ハチの大群の加勢により大敵を破る報恩譚(たん)もある。「蜂は小さいが、仁智(じんち)の心があるといわれている」。「十訓抄」はそう記している▲これからの季節、メロンやスイカなどの受粉に必要なミツバチだ。ところが昨夏の働きバチ大量死などにより各地でミツバチが不足し、果物価格にも影響が出そうだという。ちょうど豪州でミツバチの病気が広がり、同地からの女王バチの輸入が止まったのも不足を深刻化させた▲ミツバチといえば、数年前に米国で謎の大量失跡が伝えられた。日本での大量死は農薬やダニのためといわれるが、原因ははっきりしない。当面のハチ不足に農林水産省は需給調整を進め、アルゼンチンの女王バチ輸入交渉も急ぐという▲無類の働き者で律義な友のありがたさを改めて思い知らされたこの春だ。大量死や失跡といったミツバチのピンチの真相はしっかり突き止め、手をさしのべたい。ここは人間にも仁智の心があるところを見せねばならない。
http://mainichi.jp/select/opinion/yoroku/news/20090415k0000m070150000c.html?inb=yt

ミツバチ:大量死で激減、価格は倍以上に値上がり
2009年4月8日
ハウス栽培用に飼育されているミツバチ=和歌山県田辺市で、大西岳彦撮影
 花粉交配用のミツバチが激減。従来約2000匹で2000~3000円だった取引価格は、2倍以上にはね上がっている。養蜂業が盛んな和歌山県の養蜂協会によると、農薬が原因とみられ大量死する「蜂群崩壊症候群」やダニの寄生の影響という。ハチミツやハウス栽培の果物などの価格上昇も懸念される。
 県内に10カ所の養蜂場を構える「山本養蜂園」は、1箱当たり約1万2000匹、計500箱でミツバチを飼育。うち約70箱を花粉交配用として全国の農家に出荷した。同園の山本承弘(つぐひろ)さん(61)は「とても貴重になってきている」と話す。【大西岳彦】

http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090408mog00m040019000c.html
ミツバチ:不足、農家「困った」 原因不明の大量消失/果物など受粉に影響
 日本国内のミツバチが足りない。ミツバチは「はちみつをつくる昆虫」とのイメージがあるが、イチゴ、スイカ、メロンなどの花粉交配に欠かせない。ミツバチが不足すれば、果物や野菜の実りに影響し、品不足の心配も出てきた。日本の食卓を脅かしかねないミツバチの現状はどうなっているのか。【小島正美】
 「ミツバチがこれほど品薄になるとは思ってもみなかった」
 交配用ミツバチを農家に供給する間室治・間室養蜂場社長(埼玉県吉見町)はミツバチの巣箱を前に嘆いた。
 例年なら、これから春にかけて、県内外の養蜂業者からミツバチを仕入れ、交配用ミツバチとして出荷する作業が忙しくなる。ところが、昨年からミツバチの仕入れが難しくなり、今年は例年の半分も出荷できない。
 「このままだと事業が成り立たない」
 ミツバチはイチゴ、スイカ、メロン、ナス、ナシ、サクランボ、ブルーベリーなどの花粉交配に欠かせない。このため果樹農家は交配ミツバチの供給業者や養蜂家からミツバチを買い、畑やハウスに放つ。
 ミツバチが不足する背景には、養蜂業者が飼っているミツバチの激減がある。全国の農協などにミツバチを供給する最大手の丸東(まるとう)東海商事(愛知県豊橋市)は「業界が消滅するほどだ」と危機感を募らせる。
 実は、ミツバチが大量に不足する事態は米国で3年前から起きている。特に06年秋~07年春、全米の3割前後のミツバチが短期間に消失(逃去)し、蜂群崩壊症候群(CCD)として注目された。昨年も東部の州で大量の消失が見られた。
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 日本国内でも、ここ数年、岩手や北海道などでミツバチが大量に死んだり、消えたりする現象が起きている。
 日本養蜂はちみつ協会(約2500業者加盟)に加盟する養蜂家へのアンケート結果(回収率約36%)がある。農研機構畜産草地研究所(茨城県つくば市)みつばちグループの木村澄・主任研究員や門脇辰彦・名古屋大准教授ら3人が昨年8~12月に実施した。
 それによると、4人に1人が「大量のミツバチが知らぬ間にいなくなった経験がある」と答えた。消失の規模は大小さまざまだが、木村さんは「予想より多くの(養蜂)業者が大量逃去を経験していると感じた」と話す。
 木村さんは昨年12月、米国の現状も視察している。「小規模な消失は昔からあったが、米国のような大量崩壊は異常だ。日本でも状況を調べていく必要がある」
 日本のミツバチは小規模飼育が多い。長距離を移動する頻度も少なく、米国と比べ、ミツバチの生死にかかわるストレス度は少ないとされる。はちみつ協会によると、はちみつは輸入がほとんどで国内自給率は6%前後だが、いまのところ「国産はちみつの生産に支障が出るほどの状況ではない」という。
 ところが交配用はそうはいかない。「今後、ナス、メロン、スイカなどの交配でミツバチ確保が困難になることも考えられる」(農林水産省)。4月からスイカの交配時期を迎えるいんば農協(千葉県佐倉市)は「必死にミツバチを集めている」と言う。
 手作業の受粉すら考えなければならない状況だ。栃木県のイチゴ、メロン、ナシなどの産地でも不安の声が上がっている。
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 ◇蜂群崩壊症候群(CCD)
 セイヨウミツバチの群れが1週間~1カ月など短期間で大量にいなくなる現象。米国での大規模な消失が典型例だが、西欧でも起きている。原因としてミツバチの神経系に障害が出る農薬の使用、長距離移動によるストレスなどが指摘されている。米カリフォルニア州ではアーモンドなど単一花粉をえさにするミツバチに栄養の偏りがあり、ウイルス、異常気象の影響など、単独の要因ではなさそうだ。米国はCCD研究に多額の予算を投じている。
http://mainichi.jp/life/food/news/20090226ddm013100140000c.html