総連本部の所有者 名義書き換え命令 ・ 整理回収機構が2審も敗訴 朝鮮総連「執行文」付与訴訟
総連本部の所有者 名義書き換え命令
配信元:
2009/03/27 00:23更新
整理回収機構(RCC)が、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の中央本部(東京都千代田区)の土地・建物を強制競売できるよう、登記上の所有者の「朝鮮中央会館管理会」などを相手に、総連代表者に名義を書き換えるよう求めた訴訟の判決が26日、東京地裁であった。浜秀樹裁判長は名義を徐萬述(ソ・マンスル)議長に書き換えるよう命じた。
浜裁判長は、土地・建物を当初から総連が使用しており、使用料の支払いもないことなどから、「実質的には総連のもの」と指摘。名義の書き換えで競売が可能になるとした。
RCCが総連に約627億円の返済を求めた訴訟の勝訴を受け、債権回収に向けて中央本部を競売にかけるための手続きの一環。RCCは同地裁に競売を申し立てたが、名義が管理会のため認められず、管理会名義のまま競売するため別の訴訟を起こしたが、昨年11月に棄却された。
RCCは「債権回収に最善を尽くす」とコメント。総連側は「不当な判決で控訴する」としている。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/trial/235989
整理回収機構が2審も敗訴 朝鮮総連「執行文」付与訴訟
配信元:
2009/04/15 19:16更新
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)に約627億円の返済を求めた訴訟で勝訴した整理回収機構(RCC)が、総連中央本部の土地建物を登記している「合資会社朝鮮中央会館管理会」は総連と一体だとして、強制執行(競売)手続きに必要な「執行文」の付与を求めた訴訟の判決が15日、東京高裁であった。柳田幸三裁判長は「執行文を付与しなくても別の方法で差押えは可能」と指摘、RCC側の請求を棄却した1審東京地裁判決を支持しRCC側の控訴を棄却した。
RCCは強制執行を進めるため、中央本部の土地・建物の所有権が総連にあることを確認し、土地・建物を総連の議長名義にするよう求めた訴訟も起こし、東京地裁は3月、名義を移転するよう命じている。