イスラエルからのニュース | 日本のお姉さん

イスラエルからのニュース

2009年4月15日(水)
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*イスラエルを訪問する米国のミッチェル特使との会談の

 重要議題はイランと米国の交渉。イスラエルはイランが

 時間稼ぎ作戦に出ると見て、交渉に期限を設けるように

 求める構え。(P,Y)

*イランが全中東の支配を目指していると、ペレス大統領。

 ヒズボラがイランの手先となってエジプト国内にも混乱を

 起こしており、いずれアラブ世界内で戦争が起こると

 語った。(P,H)

*カルキリヤのモスクの地下で爆弾工房を摘発したと自治

 警察が発表。犯行組織は名指ししなかったが、ガザの

 ハマス広報官は、政治的な摘発だとして自治警察を

 非難した。(P,H)

*ロシアの軍事関係者が、S-300対空ミサイルは

 イランに出荷しないと語った。しかし、イランとロシアの

 軍事協力は地域の安定化に役立っているとの考えを

 示した。(P,Y)

*レバノンの軍幹部が10年以上にわたって情報をイスラ

 エルに流していた事を告白したと、レバノンのメディアが

 報道。(H,Y)

*ファタハとハマスが23日から和解交渉を再開へ。

 ハマスはイスラエ ルの存在を認める政権には参加しな

 いという立場に固執中。(H)

*米国がレバノン軍に無人偵察機を提供へ。レバノン

 正規軍がヒズボラ軍に対抗できる装備を持つため。(H)

*イエスが洗礼を受けたとされるヨルダン川岸に、様々な

 教派の7千人 のクリスチャンが集まり洗礼。現在は改修

 工事中で、年に数回しか使えないが、来年には1年を

 通じて使えるようにする。(Y)

2009年4月16日(木)
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*米国のミッチェル特使が昨夜イスラエルに到着。特使が

 イスエラエルを訪問するのは3回目だが、ネタニヤフ

 首相が就任後は初めて。首相が二国家共存を明言

 するかどうかが注目されている。(P)

昨日は2週間ぶりにガザ

 からスデロットにカッサム砲

 が着弾。ミッチェル特使のイスラエル訪問に

 合わせた動きとの見方も。(P,Y)

*ヒズボラがエジプト国内でテロを目指していると、エジ

 プト政府高官がヒズボラを非難。ヒズボラはエジプトの

 カイロとシナイ半島で建物を購入して活動拠点に使用

 しているもよう。(P,Y)

*国連の反人種差別会議の決議文は、改訂前よりも悪く

 なっていると、イスラエルの国連大使が懸念を表明。

 米国は当初、会議をボイコットする方針だったが、参加の

 可能性も出ている。(P,H)

*リーバーマン外相が過去にエジプトのムバラク大統領

 を侮辱した発言を取り消さない限り、歓迎はできないと

 エジプトのゲイト外相。しか し、ネタニヤフ政権との

 交渉は続けると強調した。(H,P,Y)

*サウジアラビアとエジプトが、ガザと西岸地区の連邦

 制を提案。しかし、ファタハ系の自治政府もハマスも

 この提案を拒否した。(P,H)

*イスラエルは国連のガザ被害調査には協力しない

 方針を確認。調査が偏向したものとなる可能性が高い

 ため。(H,P)

*昨日は過越の祭の終わりを記念するモロッコ系

 ユダヤ人の風習ミムナの日。ネタニヤフ首相とサラ夫人

 も祝典に出席した。(P)

2009年4月17日(金)
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*イスラエルがユダヤ人国家であることをパレスチナが

 認めるのが交渉の条件だと、ネタニヤフ首相がミッチェル

 特使に説明。(H,P,Y)

*国防軍は2週間ぶりの砲撃に対する措置として、ガザの

 建物を空爆。イスラエル攻撃に使うため爆発物が仕掛け

 られていた。(H,P,Y)

*エジプトで逮捕されたファタハのメンバーが、ヒズボラと

 協力してテルアビブで大規模なテロを計画していたと、

 エジプト紙が報道。過去にもファタハとヒズボラは協力の

 例がある。(H,P,Y)

*イスラエルを訪問中のロシアの副外相と、バラク国防相

 が会談。国防 相は、暗にS-300のイランへの売却

 中止を求めた。(H,Y)

*イランの核開発を阻止するため、イスラエルが近日中に

 軍事攻撃を行うとの見方が広がっているため、ペレス

 大統領が否定。(H,P)

*カルキリヤで自治警察が空き家に隠された武器を発見。

 ハマスのものと見られているが、ハマスは関与を否定

 した。(Y,P)

*エジプトがヒズボラ指導者のナスララを不在のまま起訴

 か。ナスララ は以前にもエジプト国民に反政府暴動を

 呼びかけ、今回は、エジプト国内での非合法活動に関与

 していることを認めているため。(Y)

*WJC(世界ユダヤ人会議)が、国連反人種

 差別会議懸念を表明。
アラブ諸国や中国など、

 人権面では最も遅れている

 諸国が会議を主導 しており、

 前回同様、反ユダヤ一色となる可能性が高い。(P)

*過越の祭の期間中は暖かい天候が続き、海水浴場に

 は2週間後の海開きを待たず多数の人々が殺到。

 しかし、監視員はまだ不在で危険な上に、トイレも

 使えないなど、様々な問題があった。(H)

2009年4月19日(日)
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*米国のミッチェル特使がラマラを訪問。パレスチナ自治

 政府幹部は、イスラエルがユダヤ人国家であることを認め

 よとの、ネタニヤフ首相の要求を拒否し、無条件での交渉

 再開を求めた。(H,P,I,Y)

*イスラエル国防軍がイラン攻撃の訓練を進めており、

 命令があれば数時間で攻撃できると英紙が報道。

 ネタニヤフ首相は、米国とイランの交渉が失敗した

 場合、軍事攻撃も検討する構え。(H,P,I)

*東エルサレムの義人シモンの墓の所有権をめぐる紛争

 で、住民の強制退去を避けるよう、米国とトルコがイスラ

 エルに要請。所有権を証明する書類はオスマントルコ

 時代のもの。(H)

*モスクワで行なわれる中東和平会議を数ヶ月ほど延期

 するよう、リーバーマン外相がロシアに要請。イスラエル

 政府の中東和平に関する基本政策が、まだ固まってい

 ないため。(H,P)

*ハマス指導者のハニエとザハルが、金曜にガザの

 モスクで演説。ガザの戦争後、両者が公開の場に現れ

 るのは初めて。(P,Y)

*金曜日に防護壁反対デモでパレスチナ人が死亡した

 ため、国防軍とパレスチナ自治警察が合同で原因調査

 を開始。(P,H,Y)

イラン、シリア、カタール、

 ハマスは、エジプトでのクー

 デターを画策する

 「悪の枢軸」だと、エジプトの政府系紙が

 社説で非難。(P)

*もしホロコーストが無ければ、ユダヤ人の世界人口は

 3200万人に達していたと、ヘブライ大学の人口学者

 が推定。現在のユダヤ人の人口は1300万人と

 言われている。(H)

2009年4月20日(月)
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*イスラエルがユダヤ人国家であることを認めよとの、パレ

 スチナに対 する要求をネタニヤフ首相が撤回か。自治

 政府首脳も、米国のミッチェル特使も、ネタニヤフ首相の

 見解を支持していない。(H,P,I,Y)

*スイスで今日から開催される国連人種差別会議を、

 米国、ドイツ、カ ナダ、オランダがボイコット。今回も

 前回のダーバン会議と同様、イスラエル非難の

 大合唱になることは確実視されている。(H,P,I,Y)

*テルアビブでクラブのオーナーに対する暗殺未遂事件が

 発生。近年、ナイトクラブ等での暴力事件が増加してい

 る。(H,P,Y)

*ネタニヤフ首相が召集した和平政策の検討会議で、

 バラク国防相が、イスラエルも独自の和平案を出すべ

 きだと提言。首相は5月中旬の訪米の前に和平政策

 を固める考え。(P,Y)

*自治政府のファイヤド首相が、ガザ復興支援の早期

 送金を米国に要請。ハマス政権を経由せずに、ガザの戦

 争被災者に直接、支援金を送金す る手段を確立したと

 説明した。(H)

*西岸地区のハマス指導者を、自治警察幹部が銃撃。

 ハマスもまた、ガザでファタハメンバーの足を撃つなど

 している。(P)

*米国、オーストラリア、イスラエルの3国で大規模な

 ホロコースト生存者の調査。イスラエルに暮らす生存者

 は、戦乱とテロにもかかわらず、トラウマの悪影響が最も

 少ないことが判明した。(H)

*発達障害の夫婦に、本人らの理解も無いままに両親と

 ラビ法廷が離縁状を発行していたことが判明。不適切な

 手続きで離婚が進められたが、責任者のラビに対する

 処分は軽く、問題視されている。(H)

2009年4月21日(火)ホロコースト記念日
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国連人種差別会議は、予想

 通りに激烈な反イスラエルで

 開幕。イスラエルの殲滅を国是とするイランの

 アフマディネジャド大統領の演説に、EU諸国の代表は

 抗議の退席で応じた。(H,P,Y)

*「我々がホロコーストを記念する日に、ホロコーストを

 否定し、イスラエル抹殺を公然と宣言する勢力がある。

 我々はホロコーストの再現を許してはならない」と

 、ネタニヤフ首相が演説。(H,P,Y)

*ペレス大統領が「ヒットラー、スターリン、アフマディ

 ネジャドが理由無くユダヤ人を憎むのは、霊の力を

 恐れるから」と演説。(H)

*国防軍が至近距離からのカッサム砲攻撃に対応する

 迎撃システムを米国から購入へ。近距離からの攻撃に

 対応できないイスラエル製の「アイアンドーム」を補う

 ため国防軍基地などに配備される。(H)

*スイスの大統領がアフマディネジャド大統領と会談した

 ため、イスラエルがスイスの駐在大使を召還。(P,H,Y)

*ハマスがガザ戦争時に32人のガザ住民を殺害し、

 数十人の足を撃ったと、人権団体のヒューマン・ライツ・

 ウォッチが告発。(P,Y)

*カナダの首相が、イランとの交渉には期限を切るべき

 だとの考えを表明。交渉の間にも核開発は進められ

 ているため。(P)

*ADL(反中傷連盟)が米国で行なったユダヤ人の

 意識調査で、45%がイランと米国との交渉を支持。

 交渉で核開発を止められない場合、軍事攻撃に賛成

 する意見は55%、反対が27%だった。(H)

[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト 
http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。
[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
発行:「シオンとの架け橋」
http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp