ならばなぜ、ロシアは決議採択に賛成しなかったのだろう。
【世界の新聞「101紙」の視点】
~2009年4月19日(日)の紙面より~
独断と偏見はご容赦!
【最近の社説の、ここに注目】
15日付「モスクワ・タイムズ」(ロシア紙)『北の挑発で日本の核武装に懸念』の社説。
『世界中の指導者は、北朝鮮が2003年に核拡散防止条約から離脱したあと、核計画を一層推進し、既に実質的な核兵器を備えている可能性がある、という正当な理由で今回の行動に抗議した。』
『北朝鮮の核軍事計画に対する懸念は、平壌の政権が向こう見ずで、非合理的な行動を取る傾向があり、ロシア領にミサイルを間違って、発射しかねないためだけではない。』
『もう1つの危険は、世界の残りの部分が北朝鮮の核の挑発にいかに対応するか、である。』
『米国が広島と長崎に原爆を落とし、20万人以上の民間人が死んだにもかかわらず、日本が米国の巨大な核の兵器庫を恐れていないのは興味深いことである。』
『しかし北朝鮮が核の兵器庫を築くため、わずかな成果を挙げただけでも、日本にパニックを引き起こした。』
『北朝鮮が核計画を拡大したら、日本もその非核の立場を破棄する恐れがある。その場合、日本は科学、技術、製造に関して持つノウハウをすべて動員して、全面的な核保有国に早急に到達できるかもしれない。』
『これに呼応して、中国はおそらく自らの核の兵器庫の規模を大幅に拡大するだろう。そうなると、これはドミノ効果を引き起こし、アジアの他の諸国も独自の核能力開発を急ぐことになるだろう。』
『極東におけるこのような拡散の危険とは別に、人口過密のインドとパキスタンは既にひそかに核クラブに加わっている。両国は長年、戦争の一歩手前にあり、全面戦争が起きたら、核兵器に訴えそうだ。』
『さらに、パキスタンとアフガニスタンにはテロリストが大勢いて、たとえ「汚い爆弾」であっても、核兵器に手を伸ばそうと躍起になっている。』
『中東でも面倒な動きが起きている。イランは原子力計画を拡大しており、それが核兵器の開発に使われる、という真剣な懸念がある。』
『核兵器を既に所有していると見られるイスラエルを、イランが破壊する意思を見せていることを考えると、これは特に危険である。』
『このような危険は、米国の1極的な覇権から地域的な大国に、世界の力のバランスが移ったことによって、激しさを増している。』
『しかもこういった地域大国の若い世代は、20世紀に調印された核拡散防止や軍縮の諸条約をほとんど理解していない。ホワイトハウスとクレムリンは、両国の核兵器の一層の削減を交渉の最優先事項とすべきである。』
『そして、行動の予想が付かず向こう見ずな北朝鮮の指導者金正日を含め、誰にも世界の安定と安全保障にとって極めて重要な核拡散防止に関する国際的な取り決めを危うくさせないことが絶対に重要である。』
先の国連安保理におけるロシアの姿勢は、ご承知のことと思う。
以前、日経社説に、
『中国、ロシアは安保理が強い措置をとるのに抵抗感があるとされる。両国とも自国の安全が北朝鮮のミサイルで脅かされる結果につながるとは考えないのだろうか』と、あった。
また弊誌でも、2006年7月の北朝鮮ミサイル発射の際、『ところでミサイル着弾点は、ロシア沖でもあるわけですよね。
ロシアは北朝鮮に抗議しないのでしょうか?
「危ねぇじゃねーか!!」という感じで...。
それとも事前にその旨、知らされていたのでしょうか?』
と、書いたことがある。
この点について、今回紹介した『15日付モスクワ・タイムズ』では、『北朝鮮の核軍事計画に対する懸念は、平壌の政権が向こう見ずで、非合理的な行動を取る傾向があり、ロシア領にミサイルを間違って、発射しかねないためだけではない』
『もう1つの危険は、世界の残りの部分が北朝鮮の核の挑発にいかに対応するか、である』と、している。
ならばなぜ、決議採択に賛成しなかったのだろう。
ロシアでも、政府と、マスコミ・世論などの間に、価値観の差があるのだろうか。
『北朝鮮が核計画を拡大したら、日本もその非核の立場を破棄する恐れがある。その場合、日本は科学、技術、製造に関して持つノウハウをすべて動員して、全面的な核保有国に早急に到達できるかもしれない』との、一節。
以前弊誌で、「朝鮮日報」の社説として、『韓国と日本が北朝鮮のミサイルによる脅威にさらされ、自国の安全保障のために核やミサイルの能力を持とうとすれば、中国とロシアはどうするつもりなのか』との記事を紹介したが、周辺諸国は、日本の核武装化の可能性というものを、あり得るものとして捉えているのだろうか。
『米国が広島と長崎に原爆を落とし、20万人以上の民間人が死んだにもかかわらず、日本が米国の巨大な核の兵器庫を恐れていないのは興味深いことである』の一節は、私も興味深い。
(桐鳳)
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日本のお姉さんの意見。↓
ロシアは、北朝鮮と事前に話し合いができていて
自分のところには、ロケットは落ちないと分かっている
ものだから、日本が北朝鮮が核と核を飛ばす能力を
持ったことに怯えても、なんとも思っていない。
所詮、どこの国も日本を助ける気など無いのだ。
あるとしたら、アメリカだが、オバマ氏は、バランス感覚が
いいから、日本のことは相手にしないだろうし、
共和党でもやはり、アメリカが大事だから
北朝鮮がハワイを攻撃しないかぎり、北朝鮮には
手を出さないだろう。だから、日本は自分の国を
自分の国の軍隊によって守らねばならないのだ。
どこの国が日本を守ってくれるというのか。
チュウゴクは、日本が核を持たなくてもすでに
200発以上も核を持っているし、それを海中から
発射できる能力を身につけている。
日本が核武装をしたからといって、チュウゴクが
いっそう核武装に励むなんていうのはウソだ。
チュウゴクは、すでに、励んでいるし衛星もとばして
いるし、潜水艦だけでなく戦艦も用意してアジアの
海を半分管理するとアメリカに提案しているのだ。
もう、励み終わっているのだ。10年後には、アメリカに
つぐ軍事大国になる予定らしい。
日本人が、おっとりしすぎているだけです。
自分で自分を守れない美しい国は、外国に
乗っ取られる可能性が高い。または、自己中心な
外国の独裁者のねたみを買って、美しい国の首都を
攻撃されてしまう可能性も高いのだ。
日本人はいい人が多すぎて、外国人がそんなことを
するわけがないと、勝手に信じて信頼しているだよね。
日本は、そんなに信頼できる国々に
囲まれているのですか?